おはようございます

【金融・為替】
NY株式市場は3市場揃って3日続伸して引け、ダウ平均は4万7112ドル(+664)に、ナスダック総合指数は2万3025(+153)に、S&P500市場も6765(+60)に続伸して引けています。先週末のNY連銀ウィリアムス総裁(副議長兼任)の発言をきっかけにして利下げ機運が高まり、足元のフェドウォッチの確率は85%に上昇していること、来年6月の任期切れ後の新たなFRB議長の最有力候補としてハセット国家経済会議(NEC)委員長が浮上し、報道されたことから米国債の利回りが急低下し更なる利下げ期待の高まりも株価上昇の要因となっています。この日のVIX(恐怖)指数は2週間ぶりに投資家心理の分岐点にあたる20を割り込み18.5に急低下しています。

為替市場ではドル売り優勢の展開からドル円は155円95銭前後に、ユーロも1.156ドルに上昇し、ドル指数は前日の100.1から99.8ポイントに反落し5営業日ぶりの水準まで低下、米10年債利回りは同4.03%から4.00%に10月末以来の水準まで低下しました。ハセット氏がFRB議長に就任すればトランプ大統領が信頼を寄せる腹心を独立機関であるFRBに送り込むことに成功し、利下げ(金融緩和)志向の強い政策をもたらす人物とみられています。ベッセント財務長官は、トランプ大統領がクリスマス前に指名を発表する可能性があるとの見通しを改めて示しました。

【石油市況】
原油は57.95ドル(−0.89)に、ブレント相場も62.48ドル(−0.89)に反落して引けています。この日はABCニュースが米当局者の話として、ウクライナが和平案の条件に合意したと報じたことをきっかけに売りが出た模様です。 これに対してウクライナのゼレンスキー大統領は、合意について否定し和平案に関する協議が米国との間で継続していると述べています。事情に詳しい関係者によれば、米国とウクライナの間では依然として重要な争点(領土割譲、安全保障関連)が残っており、最も難しい課題についても合意に至っていないと伝えられています。米ロの和平案とウクライナと欧州の考え方の隔たりをなくすことが肝要で、米ロの押し付け和平案が簡単に合意の運びとなることは考えにくい状況に思われます。

【貴金属市況】
金は長期金利の低下や次期FRB議長人事を巡る思惑を好感して3日続伸し4177ドル(+46.5・中心限月は2026年2月限に移行)で引けています。一方で、ウクライナとロシアの和平案に関する報道が上値を重いものにしています。本日の円換算は2万1060円前後になります。