おはようございます

【金融・為替】
週明けのNY株式市場は3市場揃って続伸して引け、ダウ平均は4万6706ドル(+515)に、ナスダック総合指数は2万2990(+310)に、S&P500市場も6735(+71)に続伸して引けています。S&P500株価指数の構成企業のうち、これまでに決算を発表した企業の約85%が市場予想を上回る利益を発表したこと、米中両国が再び交渉のテーブルに着く見通しとなったことで、貿易戦争が緩和に向かうとの見方も投資家心理を支えたようです。一方で振幅が激しくボラティリティの高い相場展開が続き、買われすぎを警鐘するアナリストもいますが、リスクオン相場が継続する展開に投資家は「聞く耳持たない」といった印象です。

為替相場はドル円は150円70銭前後で推移、自民・維新の連立政権が誕生し高市トレードから昨日の日経平均は1600円の急騰、利上げに慎重なスタンスの高市氏ですが、昨日の日銀高田審議委員が「機は熟した」と今月の会合での利上げを主張したことで、債券安・長期金利上昇そして円安抑制となった模様です。ユーロは1.164ドル前後に小幅下落、ドル指数は週末の98.5ポイントからほぼ横ばい推移、米10年債利回りは同4.01%から3.98%に低下しています。来週木曜日のFOMCでの利下げはほぼ100%織り込む市場環境が長期債利回り4%割れに寄与しているものと推測されます。

【石油市況】
原油は小反落してWTIは57.02ドル(−0.13)に、ブレント相場も61.01ドル(−0.28)で引けています。トランプ米大統領は米中貿易協議が合意に達する可能性について楽観的な見方を示したことは原油市況には強材料ですが、実際の今後の協議に対する懐疑的な見方が残ること、また、タンカーの積載原油量が再び過去最高水準に達したと伝わり、供給過剰感が改めて意識された格好、OPECプラスが増産を進める中、原油先物相場は夏の高値から20%余り下落。主要な予測機関も、来年にかけて供給過剰が続くとの見通しを示していることが上値を重いものにしています。

【貴金属市況】
週末は4営業日で300ドル駆け上がり週末には100ドル近い反落に見舞われ荒れた展開の金相場ですが、週明けのアジア時間には続落し一時4229.7ドルまで下落しました。その後売り物が一巡すると今度は上昇に転じて欧州時間は大きく切り返す展開となり、NY時間はさらに上値を伸ばして4359.4ドル(+146.1)と終えてみれば最高値を更新して引けています。特段の目新しい材料はありませんが、週末の下落が新たな需要の呼び水となったことや、相場に乗り遅れることへの恐怖が買い物を呼び込み、欧米主導の上昇相場だと指摘する専門家の指摘が見られます。本日の円換算は2万1550円前後になります。