おはようございます

【金融・為替】
NY株式市場は揃って軟化に転じて引けています。ダウ平均は4万4765ドル(−258)に、ナスダック指数は1万9700(−34)に、S&P500市場も6075(−11)に反落して引けています。連日の高値更新に高値警戒は続くものの、リスクオン相場が継続する状況です。本日は雇用統計が発表予定で、就業者数は前回のハリーケーンや港湾ストライキの不透明感が今回は払拭され就業者数は22万人、失業率4.1%と予想されています。再来週のFOMCを控えて来週からはブラックアウト(要人発言なし)となります。

為替市場ではフランスの首相辞任での混乱から、このところのユーロ売り要因となっていましたが、国民連合(RN)の党首ルペン氏は数週間以内に予算は成立できると発言し、ユーロはこの発言を受けて1.058ドルに上昇、ドル指数は前日の106.3から105.7ポイントに急反落しています。ドル円は150円丁度付近で推移しています。米10年債利回り4.18%とほぼ前日並みの水準です。

【石油市況】
原油は68.30ドル(−0.24)に続落して引け、OPECプラスは協調減産を3か月先送りすることを決定しましたが、原油相場の浮上にはつながらず先行きの供給過剰を予想され冴えない展開となっています。

【貴金属市況】
2日間の反発となった金ですが、本日は対ユーロでのドル安もフォローとはならず2648.4ドル(−27.8)に反落してほぼこの日の安値圏で引けています。引け後は5ドル前後時間外で反発も、引き続き底値探りの展開が続いています。取組の減少傾向は徐々に終息に向かう傾向も見られますが、投機筋のロングポジションを集めるには至らない状況、本日の円換算は12770円前後になります。