おはようございます

【金融・為替】
NY株式市場はダウ平均は4万3229ドル(−0.5)に、ナスダック指数は1万9269(+285)に、S&P500市場5973(+44)と史上最高値圏でのリスオン相場が続いています。FOMCでは政策金利を予想通りに0.25%引き下げ4.50%から4.75%としました。(今回はドット・チャート発表無し)パウエル議長はインフレが持続的に2.0%に向かっているとし、当局の目標に向かっていると自信を深めています。一方で、過去の因縁かトランプ次期大統領に辞任を求められても、応じることはないと発言し今後のホワイトハウスとFRBの攻防も予想されます。

為替市場では前日のドル買い一辺倒から修正、ドル円は東京時間に一時154円70銭台まで円安進行も、一夜明けて152円90銭前後に、ユーロも同1.071ドルから1.080ドルに反発し、ドル指数は同105.26から104.34ポイントに急反落し、米10年債利回りも同4.43%から4.32%に低下しています。株式市場のトランプ・トレードは続くも、為替と債券市場では巻き戻す動きが出始めています。


【石油市況】
原油は72.36ドル(+0.67)に反発して引け、ハリケーン「ラファエル」により石油精製が日量30万バレル止まっていることや、トランプ政権誕生後(来年1月20日)はイランやベネズエラといった石油生産国との関係悪化も意識されているようです。

【貴金属市況】
金は前日NY市場の暴落後、アジア時間では一段の下落から一時2650.3ドルまで下落、2800ドル台の高値から概ね150ドル幅の下落から高値買い付き玉が振るいにかけられる展開となりました。欧州時間では売り一巡から下げ止まる展開となり、米国時間入り後はドル高や長期金利の上昇一服に戻り基調をたどり2705.8ドル(+29.5)に反発して引けています。円建ても一時13200円を割り込む場面もありましたが、本日の円換算は13350円前後になります。