おはようございます

【金融・為替】
NY株式市場は前日とは打って変わって3市場ともに揃って反発し、ダウ平均は4万2221ドル(+427)に、ナスダック指数は1万8439(+259)に、S&P500市場も5782(+70)と前日の下げ分を大きく取り戻して引けています。大統領選の投票は原状では概ね順調に進んでいるようです。期日前投票で既に8300万人が投票を済ませたと伝えられ、多くの州では本日から勝敗が判明する状況と思われますが、接戦州の行方を巡り少なくとも数日を要するようです。どちらが勝利するのか予断を許さない状況のようです。本日はISM非製造業景況指数が発表され、前月実績54.9、事前予想54.9、結果は56.0と予想を大きく上回ったことや、五十数日間に及んだボーイングのストライキが収束(5年38%賃上げ等)に至ったことが上昇要因と見られます。

為替市場ではISM製造業景況指数発表直後からドル売りが優勢の展開となり、ドル円は一時151円20銭前後にドル安・円高が進行し、その後もドルの戻りは鈍く151円50銭台で推移、ユーロも1.092ドルに続伸し、ドル指数は前日の193.8から103.4ポイントに続落しています。米10年債利回りは同4.28%からほぼ同水準で横ばい推移しています。

【石油市況】
原油は71.99ドル(+0.52)に5日続伸して引け、熱帯性暴風雨「ラファエル」がテキサスやルイジアナの石油施設のある方向に向かっているとのニュースに藩王しています。

【貴金属市況】
先週の10月31日の急落場面の尾を引く金は、2750ドルを中心とした保ち合いに推移、昨夜もISM非製造業景況指数が事前予想を上回ると2733.4ドルに一時沈む場面も見られました。但し、それ以降はドルの軟化に支えられ反発に転じ2749.7ドル(+3.5)に4日ぶりに反発して引けています。株価や原油や他の貴金属、非鉄相場と幅広く上昇していますが。いち早く我が世の春を謳歌した金相場は修正場面を強いられる展開が続いています。市場を取り巻く環境には大きな変化はなく、修正寄りの出直りが期待されるところです。本日の円換算は13420円前後になります。