おはようございます

【金融・為替】
NY株式市場は3市場揃って大幅に下落して引け、ダウ平均は4万1769ドル(−378)に、ナスダック指数は1万8095(−512)に、S&P500市場も5795(−108)に続落して引けています。本日はFRBが注目されるPCE(個人収入・所得)が発表され、総合は事前予想2.2%、事前予想2.2%、結果は2.1%に低下し、コア指数のほうは同2.7%、2.6%、2.7%と予想を上回る内容でした。企業決算ではアマゾンやインテルは予想を上回る売り上げとなり、特段の悪材料はありませんが今夜の雇用統計や来週の大統領選を控えて利益確定の売りが各市場に横断的に広がったものと推測されます。

為替市場でもドル買いの動きが一旦止まり、ドル円は一時151円台に下落(円は上昇)し、現在152円05銭前後と前日の東京時間から80銭前後の円高・ドル安で推移、ユーロも1.088ドルに続伸し、ドル指数は前日の104.0から103.8ポイントに続落しています。債券市場は買い優勢の展開に前日の4.30%から4.28%に低下しています。

【石油市況】
原油は69.26ドル(+0.65)に続伸して引け、米報道機関アクシオスによるとイランがイラク国内からイスラエルへの攻撃の準備をしていると伝えられています。イラクの親イランの武装組織からドローンやミサイル攻撃が予想されています。

【貴金属市況】
前日に2800ドルの約定最高値を更新した金ですが、株式市場を含めて幅広く月末要因の利益確定の売り物が金にも波及し2749.3ドル(−51.5)と6日ぶりに急反落して引けています。上げも急ピッチであれば、下げも急ピッチとなり、短期間での高値圏水に水を差す展開となりましたが、これによって展開が変わるとの見方は考えにくく、仕切り直し程度の解釈で良いかと個人的にみております。本日の円換算は13470円前後になります。