おはようございます

【金融・為替】
週明け、月末のNY株式市場は道中のパウエル発言で一時下落するも、その後は持ち直して概ね堅調維持して引けています。ダウ平均は1万2330ドル(+17)に小幅に続伸、ナスダック指数は1万8189(+69)に、S&P500市場も5762(+24)に小反発して引けています。午後からパウエル議長が講演で利下げに対して慎重姿勢を示したことから、ダウ平均は一時400ドルに迫る下落場面も見られ、11月利下げ利下げ幅0.50%見通しの可能性が低下したことが嫌気されました。一方で、利下げ幅の対象のブレはあったもFRBの緩和策の継続は引き続き市場には好感される材料で、米国経済のソフトランディング期待も株価の下支え要因と見られています。

為替市場では金利の正常化を目指す石破総裁の意図もあり、東京時間では一時141円台後半まで円安が進むも、その後は欧米時間にかかて143円台に戻り、更にパウエル発言に一段とドルを買う動きから一時143円90銭前後まで円安が進行し、現在143円55銭前後で推移しています。ドル買いの動きからユーロも1.113ドル前後に反落し、この日ラガルドECB専務理事は10月利下げを示唆しています。中国も先週より緩和策や気気対策を発表(本日より7日まで国慶節の休日)していることから、主要国で引き締め意向を示す日銀とは対照的な金融スタンスとなっています。ドル指数は週末の100.42から100.75ポイントに続伸しています。米10年債利回りは同3.75%から3.79%に上昇しています。

【石油市況】
原油市況は上下のブレはあったものの68.17ドル(−0.01)と、軟調な展開により小幅な値動きにとどまっています。中東でのイスラエルのレバノン侵攻や、中国の景気刺激策、更に欧米の利下げ期待も現市況には響いていなようです。

【貴金属市況】
週末に8営業日ぶりに軟化に転じた金は、アジア時間は反発基調に堅調に推移も、欧米時間はドル高や長期金利の上昇から軟化に転じて2659.4ドル(−8.6)に続落して引けています。引け後のパ上える発言に一段と一時2650ドルを割り込む場面も見られ、その後は小幅戻して推移、本日の円換算は12200円前後になります。