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【金融・為替】
週明けのNY
NY株式市場は3市場揃って小幅高で引け、ダウ平均は4万2124ドル(+61)に3日続伸し、ナスダック指数は1万794(+25)に、S&P500市場も5718(+16)に反発して引けています。FOMCを終えて本日は複数の地区連銀総裁が雇用を重視する姿勢や、追加の利下げの可能性に言及したこともあり、株価堅調の下支え要因と見られます。一方で、この日発表された製造業PMIは前月実績47.9、事前予想48.4、結果は47.0と予想を下回るも、株価への軽微であったようです。

為替市場はドル円は週末に続き一時144円台中盤まで上昇(円は下落)し、現在は143円65銭前後で推移、7月初旬の161円台から政府の為替介入や、日銀のサプライズ利上げをきっかけに先週16日には一時140円割れまで調整のリバウンド局面となっています。今週末には自民党総裁が決定する見通しで、小泉、石破、高市の3氏に絞られたようですが、日銀の独立性を尊重する前2氏とは対照的に、高市氏は「金利を上げるのはアホやと思う」と公然と日銀非難をしていることから、為替や日本株価に影響が及ぶことが考えられ、週末にかけて為替相場は波乱含みに推移しそうです。ユーロは1.111ドルに反落し、ドル指数は週末の100.79から100.93ポイントに続伸しています。

【石油市況】
原油は70.37ドル(−0.63)に続落して引け、ユーロ圏や米国のPMIが事前予想を下回り、中国経済の立ち直りの遅れ等から先行きの原油需要の停滞観測の広がりを嫌気したようです。

【貴金属市況】
史上最高値更新中の金は週明けも堅調を維持して推移、NY時間ではPMIが事前予想を下回り一時2659.8ドルまで買われた水準が本日の高値で、その後は幾分修正安となり2652.5ドル(+6.3)に3日続伸して引けています。本日の円換算は12160円前後になります。