おはようございます

既にニュース等でご存知の方も多いと思いますが、信用不安の渦中にあるクレディ・スイス銀行を同じスイスのUBSが買収すること決まりました。スイス政府とスイス中銀の仲介の元30億スイスフラン（4200奥苑）の買収金額で、今後合併後のクレディ・スイスに起因する損失に関してもUBSに90億フラン（1.2兆円）の保証するをすことで合意されました。

当然、米国政府からの働きかけがあったと思われ、アジア時間オープン前に買収を正式に発表するという目的が達成されました。一先ず、世界的な金融不安の拡大を食い止めることに成功したとの判断になります。1008年のリーマンショック当時よりSNSが更に普及し、投資家のささやきが瞬時に市場に影響を与えることことから、当局の対応も迅速性を求められることになりました。買収に当然ように及び腰のUBSへの説得工作も迅速なものとなりました。

さて、これで世界的な金融不安への拡大を食い止めたことになるのか、投資家心理はなお疑心暗鬼との状態は続きます。加えて、今週はFOMCが開かれる予定で22日の決定に関しては、今回の信用不安前は0.5%引き上げ予想でしたが、現状は0.25%が6割強、据え置きが3割弱の予測、先週はクレディ・スイスの問題が浮上も、ECBは0.5%利上げを断行しました。FRBの判断によっては今週の金融市場も大荒れの様相もあるでしょうか。

今週もよろしくお願いいたします。