おはようございます


フランスの大統領選の決選投票は、現職マクロン氏の再選が確実となったようです。対抗のルペン氏は前米大統領トランプ氏同様に自国第1主義を主張していたので、フランスの孤立も危惧される状況でしたが、マクロン勝利でEUやNATOでの中心的な役割が担保され、対ロシアやウクライナ支援への協調政策にも影響を及ぼす可能性もあっただけに、週明けの通貨ユーロは安堵感から幾分反発して始まっています。

ロシアのウクライナ侵攻から2か月が経過しましたが、東部や南部で攻勢を続けるロシア軍から想定されるのは、5は9日の戦勝記念日までに結果を求めるために今後は一層の戦闘激化が予想されます。西側の支援拡大から戦闘能力を高めるウクライナ軍の善戦もあり、戦闘の長期化が予想されることから、両国の輸出商品である石油や希少金属、小麦などの農産物の価格は高止まりすることが余儀なくされる状況も続きそうです。

為替市場では円相場の下落の調整も見られますが、引き続き日米の金利差拡大傾向が続き政策の温度差が継続することが予想されます。大型連休を前にして今週は27と28日の日銀の金融政策会合が予定されています。アナリストの一部には0.25%で10年債国債に指値オペを続ける日銀ですが、政策の一部緩和に見通しもあると指摘する声もあり、円安の修正局面の可能性もあり黒田総裁会見も含めて今週の注目材料となります。モーニングサテライト出演者によると大戸屋のシマホッケ定食が980円だそうですが、大戸屋米国店だとチップ込みで5000円前後になるそうです。コロナによる現状鎖国政策の日本ですが、海外旅行者は円安の恩恵を十二分に堪能できることは確実で、本格的な受け入れ態勢の再開に早く舵を切って欲しいものです。

今週もよろしくお願いします!