おはようございます

【金融・為替】
ダウ平均は週末から始まった年末商戦でネット販売が好調なことが分かり、反発に転じて2万4640ドル(+354)で引けました。株高によりドルは買い戻されてドル円が113円5銭前後に、対ユーロでも1.326ドルに反発して引け、ドル指数も97.0ポイントに戻しています。連れて10年債利回りも3.072%に上昇しています。本日は原油価格も反発に転じたことから、株価押し上げに一役買った模様です。

一方でトランプ大統領は中国の通信大手ファーウェイの製品を日本を含めた同盟国に購入を見合わせるように要望し、週末の米中首脳会談に向けての期待は萎んでいます。また、欧州ではEUが認めた英国の離脱案の行方を巡り英国内の議会調整が困難になるとの見方もあり、12月中旬から下旬ころに採決を取りたいメイ政権への調整の混乱が指摘されています。

【石油市況】
原油は1222.4ドル(+1.21)に反発していて、先週までの下落に対するリバウンド的な戻りとなっています。株価反発も下げ止まり要因と見られています。

【貴金属市況】
金は欧州時間にドル安を受けて1228.6ドルまで戻すも、その後は株高からドルが買い戻される展開となり下落に転じて1222.4ドル(−0.8)に小幅続落して引けています。一方でドル高に転じても下げ幅は小幅にとどまり、1220ドル台をサポートしているところを見ると金への指向性が継続しているとの判断もできるでしょうか。本日の円換算は4445円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は大豆が大幅に続落して貿易摩擦の関係から輸出に対して悲観視する見方が蒸し返され、コーンも連れて続落を強いられる展開となりました。