おはようございます

【金融・為替】
米国市場は本日の「感謝祭」の休日を前に模様眺めの一日となりました。週末23日(金)はブラックフライデーと呼ばれる年末商戦のスタートとなり、市場は開くものの実質的に4連休となるようです。ドルは小反落に転じて対円で113円10銭近辺で推移、対ユーロで1.138ドル前後で、ドル指数は96.7ポイントに小幅反落となっています。10年債利回りは3.063%に小幅上昇し、前日に大幅続落したダウ平均はアジアや欧州で下げ止まったことから一時200ドル超の反発となったものの、引けにかけては失速して2万4464ドル(−0.95)と前日の引値とほぼ変わらずで引けています。前日に大きく下げたハイテク株や原油価格の反発にエネルギー株が戻したものの、引き続き米中関係の緊張の続く状態から戻り幅も限定的なものとなった模様です。

【石油市況】
原油は前日の急落の反動もあり54.63ドル(+1.20)に反発しました。サウジを始めとしたOPEC諸国は来月6日の総会で140万バレルの減産を検討していますが、米国では原油在庫が9週連続で増加したことや、トランプ大統領の減産見送りの口先介入は続き依然として下落圧力も継続しているものと推測されます。

【貴金属市況】
NY金は小幅ながらドル相場が反落したことを手掛かりに反発に転じ1228.0ドル(+6.8)で引けました。株安のリスク回避の動きが安全資産としての金買い要因ながら、本日こそドル反落もドル高の地合いは引き続いていて金価格上昇を抑える構図が続いています。一方で米中の貿易摩擦の先行き不透明感は拭われない環境が続き、今後のFRBの金融政策にも影響しそうな雲行きもあり下値も限定的な堅い地合いが続きそうです。本日の円換算は4440円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は大豆が続伸し、コーンは小反発しています。