おはようございます

26日(土)の午前に北朝鮮が短距離ミサイルと見られる飛翔体を発射したことから、週明けの外為市場ではドル相場がやや軟化してドル指数(インデックス)週末の92.3から92.2に下落し、ドル円109円15銭、ドルユーロ1.943ドルにそれぞれ下落しています。このところ北が行動を起こさないことを好感する米要人の発言が見られましたが、米韓合同の軍事演習を北が無言では見逃さないということでしょう。来週末の9月9日は北朝鮮の「建国記念日」にあたり、まだ、なにがしかのきな臭い動きがありそうです。

週末のジャクソンホールではイエレン・ドラギ両中銀総裁から金融政策に関する具体的な発言はなく、逆にイエレン議長の政策金利やインフレに関する発言のないことを市場はハト派的内容と一部に受け止める動きがあるようです。また、ドラギ総裁もこのところのユーロ高を牽制することなく、ユーロ高の警戒感が後退したように思われます。

今週末から9月入りとなりますが、早速1日は米雇用統計が発表されます。トランプ政権の不透明感は続き、ロシア疑惑も燻る中、来週は米議会の休暇明け、減税法案の前に債務上限問題の議論も活発化しそうです。

今週もよろしくお願いします