おはようございます
【金融・為替】
昨日の日経平均は941円高で引け節目の1万7000円台に急接近し、本日入電のシカゴ日経先物は1万7200円台中盤大幅に続伸しています。他のアジア株・欧州株も堅調に推移し、ダウは210ドル高の1万6093ドルに大幅に続伸しています。為替相場では今週対円で80円の節目を割り込んだ豪ドルが83.2円台に急伸し、日本円もリスク回避から一時115円台に急伸たものの118円80銭で今週の取引を終えて、リスクオフの動きが一服しています。また、2月限納会で26ドル台に沈んだWTI原油も3月限の今週の終値は32ドル台に急反発しています。
昨年12月に10年ぶりに利上げに転じた米国の金融政策から新興国からから資金が流出、更に年明けから中国株が暴落に陥り世界の金融市場に波及、原油は30ドルを大きく割り込み産油国や資源国の経済に少なからぬダメージを与えて世界の金融市場を震撼させました。週末の金融市場からリスク回避ムードが大きく後退した要因は21日にECBが次回3月の理事会で追加の緩和策を示唆したことがきっかけのひとつで、来週のFOMCや日銀の会合でも緩和姿勢が強調される期待の高まりも落ち着きを取り戻すきっかけとなったようです。
それにしても上下動の値幅は常識を超える値動きが続いていることの背景は、投機筋の先物市場を使ったプログラム売買が市場を主導していることは明らかで、千分の一はおろか万分の一秒単位のシステム売買が主導しています。その手法は一方的な展開に陥りやすく、上に下に大きく市場を動かし常人の我々の手の及ぶ範囲を超えている状況が続きます。相場水準は戻しても原油の供給過剰の構造的問題は残り、中国経済のピークアウトは避けて通れない状況になんら変化はありません。市場が金融当局の政策頼みが再び盛り上がることは、投資家の他力本願を助長して足元は危うい状況が続き、投機筋のプラグラム売買による市場の混乱を招く図式に陥り今後も金融市場の波乱要因となりそうです。
【石油市況】
WTI原油は32.19ドル(+2.66)に急続伸し、ブレント相場も32.18ドル(+2.93)に大幅に続伸しています。前日の26ドル台(限月は違うものの)から20%の急騰となっています。ECBの追加緩和示唆から金融市場が落ち着きを取り戻しことが急反発の要因となり、大きく売り込まれた原油の下げピッチに警鐘を鳴らすものとなり、売り込んだ投機筋の大量のカバーの呼び水となった模様です。但し、世界的に原油の供給過剰に変化はなく、カバー一巡後には再び売り込まれることも想定され原油市況は予断を許さない状況が続くものと推測されます。
【貴金属市況】
金はドルの急反発や原油や株価が堅調に推移したことを嫌気し、1100ドルを割り込み推移して小幅に続落の1096.3ドル(−1.9)で取引を終了しています。但し、比較的下げ幅が小さいことは日米欧の金融政策が緩和的な政策を維持せざるを得ない環境に置かれていることが、金価格の下支え要因として働いているものと推測され、ETFが年初から22トン前後増加の方向性を維持していることからも、世界経済の先行きの不透明感が背景にあるものと推測されます。週明けの円換算は4165円前後になります。
【穀物市況】
穀物市況も株価や原油の反発に呼応して堅調に推移しています。
【金融・為替】
昨日の日経平均は941円高で引け節目の1万7000円台に急接近し、本日入電のシカゴ日経先物は1万7200円台中盤大幅に続伸しています。他のアジア株・欧州株も堅調に推移し、ダウは210ドル高の1万6093ドルに大幅に続伸しています。為替相場では今週対円で80円の節目を割り込んだ豪ドルが83.2円台に急伸し、日本円もリスク回避から一時115円台に急伸たものの118円80銭で今週の取引を終えて、リスクオフの動きが一服しています。また、2月限納会で26ドル台に沈んだWTI原油も3月限の今週の終値は32ドル台に急反発しています。
昨年12月に10年ぶりに利上げに転じた米国の金融政策から新興国からから資金が流出、更に年明けから中国株が暴落に陥り世界の金融市場に波及、原油は30ドルを大きく割り込み産油国や資源国の経済に少なからぬダメージを与えて世界の金融市場を震撼させました。週末の金融市場からリスク回避ムードが大きく後退した要因は21日にECBが次回3月の理事会で追加の緩和策を示唆したことがきっかけのひとつで、来週のFOMCや日銀の会合でも緩和姿勢が強調される期待の高まりも落ち着きを取り戻すきっかけとなったようです。
それにしても上下動の値幅は常識を超える値動きが続いていることの背景は、投機筋の先物市場を使ったプログラム売買が市場を主導していることは明らかで、千分の一はおろか万分の一秒単位のシステム売買が主導しています。その手法は一方的な展開に陥りやすく、上に下に大きく市場を動かし常人の我々の手の及ぶ範囲を超えている状況が続きます。相場水準は戻しても原油の供給過剰の構造的問題は残り、中国経済のピークアウトは避けて通れない状況になんら変化はありません。市場が金融当局の政策頼みが再び盛り上がることは、投資家の他力本願を助長して足元は危うい状況が続き、投機筋のプラグラム売買による市場の混乱を招く図式に陥り今後も金融市場の波乱要因となりそうです。
【石油市況】
WTI原油は32.19ドル(+2.66)に急続伸し、ブレント相場も32.18ドル(+2.93)に大幅に続伸しています。前日の26ドル台(限月は違うものの)から20%の急騰となっています。ECBの追加緩和示唆から金融市場が落ち着きを取り戻しことが急反発の要因となり、大きく売り込まれた原油の下げピッチに警鐘を鳴らすものとなり、売り込んだ投機筋の大量のカバーの呼び水となった模様です。但し、世界的に原油の供給過剰に変化はなく、カバー一巡後には再び売り込まれることも想定され原油市況は予断を許さない状況が続くものと推測されます。
【貴金属市況】
金はドルの急反発や原油や株価が堅調に推移したことを嫌気し、1100ドルを割り込み推移して小幅に続落の1096.3ドル(−1.9)で取引を終了しています。但し、比較的下げ幅が小さいことは日米欧の金融政策が緩和的な政策を維持せざるを得ない環境に置かれていることが、金価格の下支え要因として働いているものと推測され、ETFが年初から22トン前後増加の方向性を維持していることからも、世界経済の先行きの不透明感が背景にあるものと推測されます。週明けの円換算は4165円前後になります。
【穀物市況】
穀物市況も株価や原油の反発に呼応して堅調に推移しています。