今日も一日お疲れ様でした。
日経平均は先週末の海外市場の下げを受け、前日比100円安の9578円で今日の取引を終了しており、韓国や豪州株式市場も前日比1%前後の下げとなっています。一方では上海やムンバイ株式市場では逆に確りとなっていて、先進国株の上昇時に既に高値調整を済ませたこともあるようで反応は市場によりまちまちとなっています。
商品市場のほうも海外の時間外取引では、原油・貴金属・穀物市場は週末の海外終値から一段続落しています。辛うじて金価格が1,500ドル前後に踏みとどまっていて、全面安症状のなかでは健闘しているとの表現となるでしょうか。
先週はIEAによる原油備蓄の放出から原油価格が急落し、他の商品市場もそれによる追随売りから軟調を強いられる展開となっています。QE2終了による苦肉の景気対策というところですが、丁度ギリシャの財政問題に市場がナーバスな状況となっていることから弱気に傾きやすい環境が増幅されているものと思われます。
市場はQE2の次の金融政策を期待していた向きもあり、その期待への膨らみの裏返しとなっているとも考えられます。金市場ではSPDR最大のホルダー(98t)であるジョン・ポールソンが中国株で70億ドルの損失を計上したことから、SPDRの保有も手放すといった見方が出たり、ギリシャが国債の償還資金として保有する100トンの売却の噂も浮上し、投機筋のロングを手仕舞いする動きに拍車がかけられているようです。
しかしギリシャの問題は本来はユーロの信認を揺るがすことであって、通貨への不信感は代替通貨としての金に向かうでしょうし、新興国の中銀にとってもドルやユーロの保有を減らし金保有を強めるにはいい押しとなって現在の価格水準は映っているものと推測されます。ファンドのポジション調整の終了が金の押し目完了につながることは、これまでにも実証済のことで1500割れは弱気しにくい側面もあるようです。
日経平均は先週末の海外市場の下げを受け、前日比100円安の9578円で今日の取引を終了しており、韓国や豪州株式市場も前日比1%前後の下げとなっています。一方では上海やムンバイ株式市場では逆に確りとなっていて、先進国株の上昇時に既に高値調整を済ませたこともあるようで反応は市場によりまちまちとなっています。
商品市場のほうも海外の時間外取引では、原油・貴金属・穀物市場は週末の海外終値から一段続落しています。辛うじて金価格が1,500ドル前後に踏みとどまっていて、全面安症状のなかでは健闘しているとの表現となるでしょうか。
先週はIEAによる原油備蓄の放出から原油価格が急落し、他の商品市場もそれによる追随売りから軟調を強いられる展開となっています。QE2終了による苦肉の景気対策というところですが、丁度ギリシャの財政問題に市場がナーバスな状況となっていることから弱気に傾きやすい環境が増幅されているものと思われます。
市場はQE2の次の金融政策を期待していた向きもあり、その期待への膨らみの裏返しとなっているとも考えられます。金市場ではSPDR最大のホルダー(98t)であるジョン・ポールソンが中国株で70億ドルの損失を計上したことから、SPDRの保有も手放すといった見方が出たり、ギリシャが国債の償還資金として保有する100トンの売却の噂も浮上し、投機筋のロングを手仕舞いする動きに拍車がかけられているようです。
しかしギリシャの問題は本来はユーロの信認を揺るがすことであって、通貨への不信感は代替通貨としての金に向かうでしょうし、新興国の中銀にとってもドルやユーロの保有を減らし金保有を強めるにはいい押しとなって現在の価格水準は映っているものと推測されます。ファンドのポジション調整の終了が金の押し目完了につながることは、これまでにも実証済のことで1500割れは弱気しにくい側面もあるようです。