おはようございます。

【金融・為替】
ドル円は95円30銭と小動き、ユーロは1.382ドルとドルが小幅反発する状況、ダウは173ドル安と昨日の上昇分を取り消す行って来いというやつです。4月の中古住宅は事前予想を若干上回る数値ながら、米連邦預金保険公社(FDIC)が、問題のある銀行は15年ぶりの高水準に上っていることを明らかにしています。なにしろ全米では中小を合わせると8,000行に上る金融機関がひしめいており、ストレステストを受けたのは僅かに19行です。問題がないというほうが無理というものでしょう。2年債の入札結果は順調なようですが、10年債利回りが昨夜は昨年11月以来の高水準となり、債券価格は反落しています。短期債よりも中長期債の入札がより深刻度合いが高まるようです。

* 4月の米中古住宅販売件数:468万件(事前予想は466万件)

【石油市況】
原油は63.45ドル(+1.00)と続伸しており年初来の高値を更新、本日のOPEC総会では生産枠据え置きが濃厚ながら、OPECの盟主サウジのヌアイミ石油相は、原油価格の見通しをバレルあたり75〜80ドルとの楽観的見通しを示すと同時に、世界経済の見通しをも楽観したこと、加えて明日の在庫統計で原油とガソリンの在庫減少観測が好感されているようです。不思議なことに株価の下げには、反応は限定的となっています。

【貴金属市況】
金は960ドルに接近する場面が合ったものの、IMFの専務理事が保有金の売却に楽観的な見通しを示したことがいく分売り材料視されたようで、前日の引け値に押し戻される展開、また、インドの5月の輸入量が15トン程度となる予測も、実需支援に欠ける事が表面化し上値の重い展開を強いられています。投資需要の先進国と、実需不振の新興国という構図のようです。白金に関してはGM破綻法適用は織り込んでいるように、殆ど反応が見られないようです。

【穀物市況】
穀物市況は珍しく小動きに、昨日の作付けではコーンの東部ベルトの作付け遅れが懸念要因ながら、今週一週間で全体的にほぼ終了するものと思われ、一部の報道では西部地区を中心に作付け終了地区では逆に降雨を望む声も上がっています。コーンは作付けから発芽状態に視点が移されるようです。大豆のほうはむしろ今後作付けが活発になり、コーン同様に遅れが懸念される状況です。とは言え前年も遅れ気味なことから、今後の回復も期待される状況です。