米国の経済指標の悪化からドルは続落し、ダウは大幅下落の100ドル安での入電、逆に商品はドル安背景に全面高となっております。国内市場は海外高にも関わらず、株安や円高進行が嫌気材料となり、いまひとつ力不足の展開となっています。

 相変わらずの逆張り相場の延長線上で、本日も新味に欠ける一日でした。切っ掛け待ちなのでしょうし、トレンドがでるまではあせりは禁物というところか。

 ここ最近の日米の金利上昇懸念が、株も商品も嫌気材料となっており、金利高を嫌気した一部ファンド筋の撤退も、センチメントを弱気なものにしている。一方では3月に入り新たなインデックスファンドの参入期待もあり、ファンドの新陳代謝も進んでいるようです。商品や株式から撤退していくファンド資金は、どこへ向かうのやら行き場がなければ、また、戻っておいでと言う感じです。CRB指数はダブル底形成を暗示しており、明日の入電次第で確認できる可能性も秘めております。