本日は貴金属・NON.GMO大豆・小豆が納会日となっています。金は3189枚の受け渡し枚数で3000枚(約3トン)以上が三ヶ月連続で続いており、人気の程を物語っております。
 
 貴金属では注目は白金のほうであり、306枚(約150KG)の受け渡し枚数の内200枚がゴールドマンサックス(GS)であり、順鞘の先物で渡すのか、先物売りのヘッジ見合いで受けたものと思われる。慢性的に逆鞘であった白金であるが、一頃よりリースレートが下がり順鞘化し、現物を受けて先に渡すことで金利稼ぎができるようになっている。GSは金では大手の売り方であり、昨年12月の下げ相場では100億円を稼ぎ出したことで、話題(東洋経済誌)となりましたが、白金の市場では手堅くやっているようです。

 金利稼ぎといえば小豆の本日の納会では、白金と同じく先物で渡すことを前提とした受けが今月も大量に入り、598枚(60キロ詰めで23.920俵)の大量受け渡しとなっております。小豆はこの鞘取り筋の受けがここ数ヶ月続いたことが、価格の押し上げ要因となっておりましたが、取り組みを見る限り受けは今月が最後の月となります。むしろ期先2限月には受けた分の売りヘッジが見られることから、市場に還流することが必至であり今後の悪材料となるものと思われます。