ここ数日間は貴金属の動きが乏しいなかで、本日一人気を吐いた?のはコーンと砂糖である。砂糖はNY高より今朝から大幅に買われていたのですが、コーンは前日比変わらずからのストップ高と最高値更新の大出世となっています。一方の穀物である大豆がパッとしないことをみれば、コーン高はエタノール効果と言わざるを得ません。

 余談となりますが、アメリカの穀倉地帯である中西部(五大湖周辺)は、民主党の地盤であり、最近支持率が急低下しているブッシュ政権にとって、今年秋の中間選挙の人気取りのために、エタノール需要を奨励しているという穿った見方もあるようです。

 コーンの本日の引け値では当先の鞘は3.300円となり、先物については買われすぎのサインが出ていますが、人気の強さに異論はないところです。砂糖とともに今年の商品市場の牽引役になることは、まず間違いのないところであり、本欄をも今年賑わせてくれること請け合いとなるでしょう。

 本日はゴム2月限の納会、渡しは常連の国内自動車メーカー系商社、受けも常連のシッパーや新進のシッパーであり、受け渡し枚数は166枚と前日比3.2円安の平穏納会であった。