本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2025年11月

株・金ともに5連騰の週末・月末相場!

おはようございます

【金融・為替】
感謝祭の休暇明けのNY株式市場は揃って5日続伸のリスクオン相場となり、ダウ平均は4万7716ドル(+289)に、ナスダック市場も2万3365(+151)に、S&P500市場も6849(+36)に続伸して引けています。尚、出来高は連休の谷間でもあり通常の70%前後だったとされています。丁度一週間前のNY連銀総裁の「近いうちに利下げを行う余地がある」との発言以降、40%台の利下げ確率が上昇し、ブラックアウト期間入り(要人発言控える)が迫る足元では12月10日FOMCでの利下げ確率は90%台に接近しているようです。一方で、政府閉鎖の期間が長く続き多くの重要な景気指標の発表が置き去りにされた状態でのリスクオン相場への警戒も残り、来週はADP民間雇用者数や、チャレンジャーによる人員削減数、さらにFRBが重視するPCE(個人消費支出)が注目されます。

ところで昨日はアジア時間の午後からCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)が技術的な問題により、米国の取引時間直前まで取引が停止されたことで、特に欧州時間の序盤に市場取引が大きく混乱をきたすことになりました。CMEが運営する取引所には、シカゴ商品取引所(CBOT)、ニューヨーク商業取引所(NYMEX)、ニューヨーク商品取引所(COMEX)が含まれ、投資家は一時的に手探り状態を強いられるものとなりました。データセンターの冷却装置の故障が原因とされ、その後は回復して正常に機能していると伝えられています。

為替市場ではドル円は156円10銭前後と前日比で小幅な円高・ドル安水準、ユーロは1.159ドル前後とほぼ前日並み、ドル指数は前日の99.5から99.4ポイントに小幅に続落して引けています。ドル相場は今週5か月ぶりの幅での週間での下落幅となりました。米10年債利回りは同3.99%から4.01%にこちらは小幅に上昇、株高・債券安・金利上昇の反応が見られています。

【原油市況】
原油は58.48ドル(−0.17)に、ブレント相場は62.38ドル(−0.75)に揃って反落しています。WTI原油は引け前に59ドル台後半まで上昇する場面が見られ、明日のOPECプラスの協議では生産枠の据え置きが議論されると伝わり上昇しましたが、引け間際にトランプ大統領とベネズエラのマドゥロ大統領とのあいだで会談することが話し合われたと伝えられ、緊張に緩和に対する期待から下落を強いられて引けています。ウクライナではゼレンスキー大統領の再側近とされるイエルマーク大統領府長官が汚職疑惑で辞任に追い込まれたことで、領土割譲に最も強く反対した人物の退場から和平に向けた動きが進展するとの期待もあるようです。

【貴金属市況】
3日続伸後の金はアジア時間らドル安や長期金利の低下の追い風を背景に続伸して推移、欧州時間入り直後にはCMEの混乱の影響もあり下押す場面も見られましたが、その後は持ち直して米国時間入りしじりじりと下値を切り上げて推移し4254.9ドル(+52.6)に5日続伸して引けています。この日の動きで際立ったのは銀相場で、金の前日比の上昇率1.2%に対して銀は6.5%の暴騰相場となりました。中心限月の2026年3月限が一代の高値を更新し、史上最高値を射程に入れる急伸となりました。銀独自の材料の出現は有りませんが、アジアや欧州の投資家と比較すると銀の指向性が歴史的に高い米国の投資家では人気銘柄で、投機筋な買い人気の高まりに対して売り方のショートカバー(損切りの買い戻し)も入った模様です。株価が5連騰により史上最高値に迫るリスクオン相場は、勢い余った他市場でも投機的な動きを活発化させている典型例にも見えます。週明けの金の換算は2万1500円前後になります。

良い週末をお過ごしください!

感謝祭の休場

おはようございます

米国市場は既報の通り「感謝祭」で休場、今夜は立ち合いこそ短縮取引で開かれますが、事実上の4連休から薄商いが予想されます。日本でも最近は「ブラック・フライデー」商戦が既になじみとなっています。ブラックという色を想像すると暗いイメージが先に立ちますが、黒字の意味合いと初めて知ったときに驚いた記憶がよみがえります。前日に公表された地区連銀経済報告(ベージュ・ブック)では消費は全般にこのところ堅調ながら、富裕層が消費を支える一方で、低所得者層は消費を控える傾向が強いようです。格差社会の広がりは米国に留まらず世界的なもので、日本の「1億総中流」なんて言葉も今では死語となっています。世界中のもろもろの事件や問題は、格差が深く根付いている現実が大きな原因のひとつであることに疑いの余地はないようです。

利下げ期待に株価も金も4連騰!

おはようございます

【金融・為替】
NY株式市場は4連騰して引け、ダウ平均は4万7427ドル(+314)に、ナスダック総合指数は2万3214(+189)に、S&P500市場も6812(+46)に3市場揃って続伸して引けています。利下げ期待を背景に上昇する展開で、このところ下落していたエヌビディア株も大幅反発して引けています。株価の先行きに慎重なJP・モルガン・チェースが来年のS&P500は7500に上昇するとアナリストが発表し、本日の話題となっています。市場では既に80%を超える確率で市場に織り込まれている利下げに関しては、万一見送りとなれば梯子を外される可能性も残っていることから、少なくともブラックアウト期間入りの29日以前の要人発言には注意が必要となりそうです。

為替市場は引き続きドル売り優勢の展開が続き、ドル円は156円45銭前後の保ち合い継続も、ユーロは1.159ドルに4日続伸し、ドル指数は前日の99.8から99.5ポイントに続落しています。米10年債利回りは同4.00%から3.99%と1か月ぶりに節目も4%を割り込んでいます。

【石油市況】
原油は58.65ドル(+0.70)に、ブレントも63.13ドル(+0.65)に反発して引けています。ロシアの石油大手への制裁が始まり、石油供給の減少見通しによる強気論と、インドや中国・トルコの抜け駆けの輸入からの弱気論、本日は連日の株価上昇のリスクオン相場が原油市況にも影響が及んだようです。

【貴金属市況】
金は引き続き利下げ期待やドル安・長期金利安の市場環境の改善を背景に続伸し4202.2ドル(+25.0)に4日続伸して引けています。終値ベースでの4200ドル台は3週間ぶりのこと、本日の円換算値は2万1300円前後になります。出直り相場に水を差すケースがあるとすれば、利下げの見送りや、ウクライナ和平合意が考えられます。

次期FRB議長人事進展(トランプ人事)!

おはようございます

【金融・為替】
NY株式市場は3市場揃って3日続伸して引け、ダウ平均は4万7112ドル(+664)に、ナスダック総合指数は2万3025(+153)に、S&P500市場も6765(+60)に続伸して引けています。先週末のNY連銀ウィリアムス総裁(副議長兼任)の発言をきっかけにして利下げ機運が高まり、足元のフェドウォッチの確率は85%に上昇していること、来年6月の任期切れ後の新たなFRB議長の最有力候補としてハセット国家経済会議(NEC)委員長が浮上し、報道されたことから米国債の利回りが急低下し更なる利下げ期待の高まりも株価上昇の要因となっています。この日のVIX(恐怖)指数は2週間ぶりに投資家心理の分岐点にあたる20を割り込み18.5に急低下しています。

為替市場ではドル売り優勢の展開からドル円は155円95銭前後に、ユーロも1.156ドルに上昇し、ドル指数は前日の100.1から99.8ポイントに反落し5営業日ぶりの水準まで低下、米10年債利回りは同4.03%から4.00%に10月末以来の水準まで低下しました。ハセット氏がFRB議長に就任すればトランプ大統領が信頼を寄せる腹心を独立機関であるFRBに送り込むことに成功し、利下げ(金融緩和)志向の強い政策をもたらす人物とみられています。ベッセント財務長官は、トランプ大統領がクリスマス前に指名を発表する可能性があるとの見通しを改めて示しました。

【石油市況】
原油は57.95ドル(−0.89)に、ブレント相場も62.48ドル(−0.89)に反落して引けています。この日はABCニュースが米当局者の話として、ウクライナが和平案の条件に合意したと報じたことをきっかけに売りが出た模様です。 これに対してウクライナのゼレンスキー大統領は、合意について否定し和平案に関する協議が米国との間で継続していると述べています。事情に詳しい関係者によれば、米国とウクライナの間では依然として重要な争点(領土割譲、安全保障関連)が残っており、最も難しい課題についても合意に至っていないと伝えられています。米ロの和平案とウクライナと欧州の考え方の隔たりをなくすことが肝要で、米ロの押し付け和平案が簡単に合意の運びとなることは考えにくい状況に思われます。

【貴金属市況】
金は長期金利の低下や次期FRB議長人事を巡る思惑を好感して3日続伸し4177ドル(+46.5・中心限月は2026年2月限に移行)で引けています。一方で、ウクライナとロシアの和平案に関する報道が上値を重いものにしています。本日の円換算は2万1060円前後になります。

フェドウォッチは利下げ確率70%台に浮上!

おはようございます

【金融・為替】
週明けのNY株式市場は3市場揃って続伸して引けています。ダウ平均は4万6448ドル(+27.0)に、ナスダック総合指数は2万2872(+598)に、S&P500市場も6705(+102)に続伸して引けています。金融市場の最大の関心事である12月のFOMCでの追加利下げの是非を巡る思惑が連日のように交錯しています。追加利下げVS金利据え置きとの狭間で市場は動揺を繰り返す現状です。今週末の29日(土)にはブラックアウト機関に突入(FRB幹部発言控え)することや、周回遅れの景気指標が続くことで利下げへのヒントは手探り状態に陥ります。そのなかで、週末のNY連銀ウィリアムス総裁が「近いうちに利下げする余地がある」と発言したことは、パウエル議長に最も近い人物であることから市場の利下げ期待が再び膨らんだようです。週明けもウォラー理事(この人はトランプの息のかかった人物)や、サンフランシスコ連銀デーリー総裁も利下げに前向きな発言をし、短期金融市場フェド・ウォッチでは利下げ確率が70%に上昇したようで、この日のリスクオン相場に一役買っているようです。

【石油市況】
原油は58.84ドル(+0.98)に、ブレント相場も63.37ドル(+0.81)に反発して引けています。米ロ中心のウクライナを巡る和平案に対して欧州連合(EU)が対案を提示したと伝えられ、今後の合意に向けた展開が不透明となったことが反発要因と見られています。米ロ案はウクライナ東部の領土割譲が条件であることから、ウクライナ側には到底飲めない条件であることから合意に向けた動きは平たんではないようです。

【貴金属市況】
先週は利下げを巡り悲観売りが入り一時節目の4000ドルを割り込む場面も見られましたが、先週末にはNY連銀総裁のハト派発言を受けて反発、週明けのアジア時間は再び売り込まれる展開も見られましたが、NY時間には更に地区連銀総裁や理事が利下げ容認発言をし、これが結果的に援護射撃となり続伸して4130.8ドル(+14.8)に続伸し14日以来の水準まで戻して引けています。この先も利下げを巡り相場は一喜一憂の展開が予想されます。本日の円換算は2万1130円前後になります。

12月10日のFOMCまで利下げ巡る心理戦が続くか!?

おはようございます

10月29日のFOMCは政策金利(FF金利)を年率3.75%〜4.00%に0.25%追加利下げしました。直後のパウエル議長は「12月利下げは既定路線ではない」と発言し、その後の金融市場が不安定な展開を強いられて現在に至っています。その間のパウル議長の発言は一度もないことで、市場の疑心暗鬼が一段と広がっています。1979年のボルカー体制からグリーンスパン、バーナンキ、イエレンからパウエル議長と続く体制で、パウエル体制では反対票を投じるメンバーの確率が最も稀だと言われていますが、このところ複数のメンバーが追加利下げに慎重な発言が続き、12月FOMCの意見の割れは必然視される状況となっています。 

FOMCの構成は議長1名、副議長2名、理事4名、地区連銀総裁12名で計19名の編成となっています。FOMCでの投票権は理事以上の幹部7名+地区連銀総裁が輪番制で5名で計12票となります。12票のうち現状は5人が次回の利下げに反対を表明する意思を示しています。その中で、週末にパウエル議長の立場を代弁させるとされるNY連銀ウィリアムス総裁が「近いうちに再び利下げを行う余地がある」と発言したことで、一時30%を割り込む利下げ確率が60%超に上がりました。物価と雇用の安定という二つの責務を持つFRB、雇用重視なら利下げ、インフレ重視なら据え置きと意見の隔たりがメンバー間で広がっています。12月10日の次回FOMCまで残り半月となりましたが、この先も金融市場はパウエル議長の決断を前にして不安定な展開が続きそうです。

国内では高市首相の「存立危機事態」発言の波紋の広がりに、日中間の緊張が高まっていると騒ぎになっていますが、今回の南アでのG20では高市・李両首脳の接触はないまま閉幕しました。発言の撤回を要求する中国ですが、これに対して高市首相は日本として「主張すべきことは主張していくということは大事だ」との考えも示し、今後も適切に対応を行うとしています。緊張は継続見通しとなり一部のマスコミは痛烈な首相への非難、対してSNSでは中国に対して安易に屈しない姿勢を評価する声が多く上がっています。

足元の円安懸念に関して昨日のNHK番組に出演した高市首相の経済ブレーンで、クレディ・アグリコル証券の会田卓司チーフエコノミストは「外国為替市場で急速に進行する円安に対し、政府は積極的な為替市場への介入で対応するとの見方を示しています。続いて政府はこれまでよりも為替介入を積極的にやり、「円安の副作用を軽減していくということになると思う」と述べるとともに、日本の財政状況は深刻ではないとの高市政権の考えに基づけば、現在の外貨準備は過大だとも述べています。同氏の発言をもとに考えると介入水準が160円より手前に前倒しされる可能性もあり、市場はこれまで以上に介入に対して神経質になりそうです。

今週もよろしくお願いします!

NY連銀総裁が助け舟の朗報!

おはようございます

【金融・為替】
週末のNY株式市場は引き続き神経質な展開ながら3市場揃って反発に転じて引けています。ダウ平均は4万6245ドル(+493)に、ナスダック指数は2万2273(+195)に、S&P500市場も6602(+64)に反発して引けています。このところFRB幹部や地区連銀総裁ら複数のメンバーが追加利下げに慎重な発言を繰り返したことで、株式市場や他の金融市場は不安定な展開を余儀なくされていましたが、週末はFRBの実質NO3とも言われるNY連銀総裁のウィリアムス氏(FOMCごとに常時投票権を有する地区連銀唯一の人物)が、「労働市場の軟化を背景に、連邦準備制度理事会(FRB)が近いうちに再び利下げを行う余地がある」との見方を示したことで、短期金融市場は前日までの利下げ確率35%から70%に上昇したことで株価の上昇を後押しすることにつながったようです。金融市場では通常ウィリアムス総裁とパウエル議長が歩調を合わせる傾向があり、パウエル氏も同様の意見に傾きつつあると都合のいい解釈をしているようにも見受けられます。もっともこの日もダラス連銀とボストン連銀の両総裁が金利据え置きを主張し、まだまだFRB内部の意見の隔たりは大きくパウエル議長による意見の集約への努力が必要とされる状況が続いています。

為替市場はドル円は日本時間に片山財務相が「為替介入も辞さない」との発言から円を買い戻す動きがNY市場でも継続し146円35銭前後で今週の取引を終了、今週20日には高市政権の積極財政の方針から一時158円に迫る場面も見られました。一時的な調整となったものの、円売りが継続する流れは基本的に続くと見られ、いずれ介入を試すような展開も見られれるのでは!?(筆者の個人的な見方)ユーロは1.152ドル前後とほぼ前日並みの水準、ドル指数は100.2から100.1ポイントに小反落しています。米10年債利回りは同4.09%から4.06%に低下し、これもNY連銀総裁が影響したものと推測されます。

【石油市況】
原油は58.06ドル(−0.94)に、北海ブレントも62.56ドル(−0.82)に3日続落しています。ロシアの2大石油企業に対する制裁が21日に発動され、今後の石油供給が不透明な状況が原油価格をサポートする一方で、米ロによるロシアよりの和平案(ウクライナ東部の領土割譲)の条件をウクライナが飲むことを要求、ウクライナ・ゼレンスキー大統領は欧州の独・仏・英首脳との電話会談に臨み、米国の和平努力を評価・感謝し要請に対して取り組んでいるとしています。米国側は来週27日(感謝祭)までの合意を求めているようで、ゼレンスキー大統領の苦悩が続きます。市況の反応は和平合意期待が先行するとなっています。

【貴金属市況】
今週は4000ドルから4100ドルの間の保ち合いが続く金市場、前日のNY市場の反落を受けてアジア時間は軟調に推移し、欧州時間の序盤には一時4020ドル台前半まで下落しました。その後は保ち合いながら推移してNY時間に入るとNY連銀ウィリアムス総裁の発言がきっかけとなり、安値から浮上して抜け出すと今度は一時4100ドルまで上昇、その後は売り物に押されるも4079.5ドル(+19.5)に反発して引けています。FRBの実力者からのハト派発言は金利を生まない金には好材料ながら、利下げへの確信を持つにはまだまだ不十分な情勢が続くと思われ、来週の要人発言に振り回される展開が予想されそうです。週明けの円換算は2万0770 円前後になります。

週明け24日の月曜日(勤労感謝の日)は「祝日取引」があります。良い週末をお過ごしください!

AIに振り回される金融市場、金とて例外なく!

おはようございます

【金融・為替】
NY株式市場にとってはエヌビディアの好決算に沸き大幅続伸して取引が開始されたものの、時間の経過とともに失速して引けて見れば3市場揃って反落して引けています。ダウ平均は4万5752ドル(−386)に、ナスダック総合指数は2万2078(−486)に、S&P500市場も6538(−103)に反落して引けています。渦中のエヌビディア株は3%高に急伸後に反転して下落し、引けて見れば3%を超える急落に見舞われて4月以来の安値で引けています。一部のアナリストから「エヌビディアは市場が求めていた結果を出したが、根本的な疑問は依然として残っている。つまり、巨大テック企業が多額の人工知能(AI)投資をどこまで収益化できるのか、そして借金に支えられた支出が本当に持続可能なのかといった問題だ」と述べています。VIX指数は26%にまで跳ね上がっています。9月分の雇用統計は失業率が4.4%に上昇する一方で、非農業部門就業者数は11.9万人と予想を上回る内容となりましたが、2か月前の数値でもありFRBの判断材料として消化不良の印象となっています。

為替市場はドル円は157円45銭前後に小幅なドル安・円高に推移、ユーロは1.529ドル前後に続落、ドル指数は前日の100.1から100.2ポイントに小幅に続伸しています。株価の下落に伴い債券市場に資金が流入したことで、米10年債利回りは同4.13%から4.09%に低下しています。

【石油市況】
原油は58.96ドル(−0.29)に、ブレント相場も63.38ドル(−0.13)に小幅に続落して引けています。米ロが作成した和平案はロシア有利な内容で、東部の領土割譲も含むものとなっています。ゼレンスキー大統領の出方が待たれることですが、領土の割譲を容認するとは考えにくく、トランプ政権やウクライナが再びロシアの思惑に翻弄されることが危惧されます。ロシアの2大石油企業の制裁猶予は21日が期限となります。

【貴金属市況】
今週は株価下落によるリスク回避の動きから金にも換金売りが波及する場面が見られ、18日(木)のアジア時間の遅くに一時4000ドルの節目を割り込む場面も見られました。その後は値ごろ感や安全資産の買いが見られ安値修正の局面となっています。本来金融市場の不安定な動きは安全資産の金の出番となることが定石ではありますが、AI関連株のヘッジ手段として金買いポジションを持つ動きもあり、株売りの動きは金にも換金売りを招くことが過去の実例でも証明されていることで、金投資にも影響することは注意が必要となります。一方で、4000ドルを固める金の出鼻をくじくものとして、このところの12月FOMCでの利下げ期待の後退があげられます。10月20日に付けた4398ドルの史上最高値を再び超えるには足元では材料不足、4000ドルの下値堅く今後も推移する予想も、年内の最高値更新には利下げは必須事項の条件となります。本日のNY金は4060ドル(−22.8)に反落、一方で、円建ては円安のフォローもあり本日の円換算は2万1000円前後にjなります。

NVIDIA最高益見通し(日経平均時間外5万円台回復)

おはようございます

【金融・為替】
NY株式市場は揃って小幅に反発、ダウ平均は4万6138ドル(+47)に、ナスダック総合指数は2万2564(+131)に、S&P500市場も6642(+24)で引けています。追加利下げに対する期待の後退や、AIバブルに対する警戒感がこのところの株安要因の最たるものですが、引け後に注目されたエヌビディアの売上高見通しが発表され、その資料によると11月−2026年1月(第4四半期)の売上高見通しは約650億ドル(約10兆2000億円)とアナリスト予想平均の620億ドルを上回っています。発表を受け同社株は引け後の時間外取引で約4%急伸しているようです。株式市場関係者は「ホット一息」つける状況のようです。

為替市場ではドル高が進行しドル指数は前日の99.6から100.1ポイントに3週ぶりの高値に急伸、この日発表された10月FOMCの議事要旨では複数のメンバーが利下げに反対していたことが判明し、12月利下げの可能性が40%台に後退したこと、また、米労働省は10月雇用統計の発表はしないことを公表、さらに11月分は12月16日にとFOMC後となり、景気指標によるFRBの判断材料がさらに乏しく利下げ期待が一段と後退したことでドル買いに拍車がかかったようです。その一方で、ドル円は157円台に1月来の高値(円は1月来の安値)を更新しました。補正予算が20兆円規模を超える水準まで膨らむ見通しとされ、日本の財政赤字の更なる拡大懸念が円売り加速につながっている模様です。ユーロも1.153ドル大幅に続落しています。米10年債利回りは同4.12%から4.13%に上昇し、こちらも利下げ期待の後退が金利上昇の背景となっています。

【石油市況】
原油は59.24ドル(−1.43)に、ブレント相場も63.51ドル(−0.88)に反落して引けています。前日はロシアの石油企業に対する制裁により今後の原油供給の減少見通しに反応して上昇も、本日は先月後半にマイアミで米ウィトコフ米特使とロシアのドミトリエフ代表が数日間にわたり和平協議の話し合いを持ったことで、米ロ主導の和平への進展を嫌気する展開となっています。

【貴金属市況】
金は4日続落のあとアジア時間から戻り基調を強めて堅調に推移、NY時間の昼頃には一時4130ドル台まで上昇、その後はドル高の強まりや、利下げ期待の後退から高値から離れるも4082.8ドル(+16.3)と4日ぶりに反発して引けています。ドル高の逆風の中の上昇は評価される一方で、利下げの可能性の後退が更なる上昇の重石となっています。本日の円換算は2万0950円前後になり、円安も円建て金の上昇に一役買っているようです。

AIバブルに怯えリスク回避続く!

おはようございます

【金融・為替】
NY株式市場は揃って続落して引け、ダウ平均は4万6091ドル(−498)に、ナスダック総合指数は2万2432(−275)に、S&P500市場も6617(−55)に3市場揃っての続落となりました。時価総額世界一のエヌビディアの決算発表を明日に控えての警戒から当のエヌビディア株は2.8%続落しました。ウォール街では、人工知能(AI)関連の巨額投資に見合うだけの収益や利益が、いまだに十分に生み出されていないとの懸念が強まりAIバブルへの危機感が高まり投資家心理を悪化させています。投資家心理の鏡とされるVIX(恐怖)指数は24台まで上昇し、好悪の20ポイントを上回る数値が続いています。

為替市場はドル円は155円50銭前後に一段の円安・ドル高に、ユーロ・円も再び180円台に乗せています。積極財政=財政赤字の拡大という図式が円売り人気の背景にあり、連日のように円安けん制の財務省の動きも、この水準での介入の可能性が低いことも見透かされているようにも見られます。昨日の高市・上田会談の詳細は明かされていませんが、市場は日銀が政権への配慮から12月会合の利上げを見送るとの推測も作用しているようです。2025年補正予算は週明けに17兆円規模と伝えられていましたが、一部報道では25兆円規模に膨らむとの観測もあります。ユーロは1.157ドルに小幅に続落、ドル指数は前日の99.5から99.6ポイントに小幅に続伸しています。米10年債利回りは同4.13%から4.12%に小幅に低下しています。

【石油市況】
原油は60.74ドル(+0.88)に、ブレント相場も64.89ドル(+0.69)に反発して引けています。 ロシアの石油大手2社との取引を停止するよう米国が定めた猶予期限が今週末の21日に迫っていることから、原則としてロシア産原油の禁輸措置が働くことで供給に支障をきたすことから原油市況を後押ししたものと推測されています。

【貴金属市況】
株式をはじめとしたリスク商品が幅広く売られる展開の余波は金市場にも波及する展開、アジア時間から大幅続落に見舞われ終盤には一時節目の4000ドルを割り込む時間帯も見られました。円建ても一時2万0257円まで下落する場面も見られました。その後の欧州時間は4000ドルを回復するとじりじりと値を戻す展開に、米国時間では投げ一巡や値ごろ感感から買い物も入り一段高に、それでも前日比−8.0ドルの4066.5ドルでの引けは4日続落となりました。ゴールドマン・サックスの分析によると中国は9月に準備資産として金を15トン購入した模様で、世界の中央銀行による9月の金購入量は計64トンと、前月の3倍以上に増加したとみられています。昨年までの3年連続の1000t超えは価格帯の上昇もあり今年は未達成と見られていますが、中銀全体の買い意欲は11月も続いている可能性が高いとみられています。本日の円換算は2万0650円前後になります。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
広告規制に関する表示事項
お知らせ
最新記事の下に広告が掲載されてしまいますが、当ブログとは一切関係はありません。ご注意下さい。
Archives
Access counter
QRコード(携帯用)
QRコード
  • ライブドアブログ