おはようございます
【金融・為替】
金融市場では月末&四半期末の6月最終営業日、NY株式市場は総じて反落して引けています。ダウ平均は3万9118ドル(−45)に、ナスダック指数は1万7732(−126)に、S&P500市場も5460(−22)に反落して引けています。注目のPCEは総合が前月実績2.7%に事前予想2.6%、結果は2.6%、コア指数(エネルギー・食品除く)は同2.8%、2.6%に対して結果2.6%とほぼ予想通りとなりました。FRBが重視するといわれる住宅とエネルギー除くサービスインフレも同0.2%、0.1%に対し結果は0.1%と予想通りにインフレの鈍化傾向が鮮明となりました。この結果は市場の今年2度の利下げを正当化する内容で、金利を予想するフェド・ウォッチは9月利下げの確率を60%台と読んでいます。市場はできれば事前予想をさらに下回る発表を期待して、9月利下げの確証を得たいといったところでしたが、そこまでには至らなかったようです。一方で、ミシガン大消費者信頼感指数は同65.6、65.6に対して結果は68.2に上昇、シカゴ購買部協会景気指数も35.4.39.0に対して結果は47.4に上昇して米国経済の底堅さを確認すると同時に、利下げ期待に対して逆行する内容となりました。
為替市場ではドル円は東京時間に一時161円20銭台に円安が進行、為替介入の手腕を買われていた神田氏から三村国際局長にバトンタッチされ、介入への警戒感が薄れたことが一段の円売り要因との指摘も出ていました。尚、神田氏の任期は7月末までとなります。その後、米国時間には160円台前半まで反発する場面も見られましたが、引けの時間帯は160円85銭近辺となっています。ユーロは1.071ドルに小反発して引け、この週末30日(日)のフランスの下院選挙第1回投票が予定され、苦境に立たされるマクロン政権の後退が懸念される状況、また、決選投票は7月7日の予定です。ドル指数は前日の105.9から105.8ポイントに小幅に続落し、米10年債利回りは同4.28%から4.40%に上昇しています。
【石油市況】
原油は81.54ドル(−0.20)に3日ぶりに小反落に転じて引けています。引き続き、米ドライブシーズンの石油需要の拡大期待と、中東でのイスラエルvsヒズボラの全面戦争のリスクが下値を支持しているようです。
【貴金属市況】
前日に反発した金は、アジア時間ではドル高を受けて軟調に推移しましたが、その後は反発に転じPCE発表で9月利下げの可能性から上値追いとなり一時レンジ上限の2350ドル付近まで上昇、その後はミシガン大の消費者信頼感指数など強い内容の発表や、長期金利の上昇に上値を抑えられて軟化も2339.6ドル(+3.6)と小幅に続伸して引けています。週明けの円換算値は12050円前後になります。
良い週末をお過ごしください!
【金融・為替】
金融市場では月末&四半期末の6月最終営業日、NY株式市場は総じて反落して引けています。ダウ平均は3万9118ドル(−45)に、ナスダック指数は1万7732(−126)に、S&P500市場も5460(−22)に反落して引けています。注目のPCEは総合が前月実績2.7%に事前予想2.6%、結果は2.6%、コア指数(エネルギー・食品除く)は同2.8%、2.6%に対して結果2.6%とほぼ予想通りとなりました。FRBが重視するといわれる住宅とエネルギー除くサービスインフレも同0.2%、0.1%に対し結果は0.1%と予想通りにインフレの鈍化傾向が鮮明となりました。この結果は市場の今年2度の利下げを正当化する内容で、金利を予想するフェド・ウォッチは9月利下げの確率を60%台と読んでいます。市場はできれば事前予想をさらに下回る発表を期待して、9月利下げの確証を得たいといったところでしたが、そこまでには至らなかったようです。一方で、ミシガン大消費者信頼感指数は同65.6、65.6に対して結果は68.2に上昇、シカゴ購買部協会景気指数も35.4.39.0に対して結果は47.4に上昇して米国経済の底堅さを確認すると同時に、利下げ期待に対して逆行する内容となりました。
為替市場ではドル円は東京時間に一時161円20銭台に円安が進行、為替介入の手腕を買われていた神田氏から三村国際局長にバトンタッチされ、介入への警戒感が薄れたことが一段の円売り要因との指摘も出ていました。尚、神田氏の任期は7月末までとなります。その後、米国時間には160円台前半まで反発する場面も見られましたが、引けの時間帯は160円85銭近辺となっています。ユーロは1.071ドルに小反発して引け、この週末30日(日)のフランスの下院選挙第1回投票が予定され、苦境に立たされるマクロン政権の後退が懸念される状況、また、決選投票は7月7日の予定です。ドル指数は前日の105.9から105.8ポイントに小幅に続落し、米10年債利回りは同4.28%から4.40%に上昇しています。
【石油市況】
原油は81.54ドル(−0.20)に3日ぶりに小反落に転じて引けています。引き続き、米ドライブシーズンの石油需要の拡大期待と、中東でのイスラエルvsヒズボラの全面戦争のリスクが下値を支持しているようです。
【貴金属市況】
前日に反発した金は、アジア時間ではドル高を受けて軟調に推移しましたが、その後は反発に転じPCE発表で9月利下げの可能性から上値追いとなり一時レンジ上限の2350ドル付近まで上昇、その後はミシガン大の消費者信頼感指数など強い内容の発表や、長期金利の上昇に上値を抑えられて軟化も2339.6ドル(+3.6)と小幅に続伸して引けています。週明けの円換算値は12050円前後になります。
良い週末をお過ごしください!