本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2024年01月

利下げ期待はやや後退も、FOMCのイベント待ち

おはようございます

【金融・為替】
FOMCを控えたNY株式市場は、ダウ平均が3万8467ドル(+133)に4日続伸して史上最高値を連日の更新、一方で、ナスダック指数は1万5509(−118)に反落し、S&P500 市場も4924(−2)に小反落して引けています。明日のFOMCを控えて総じて堅調を維持しています。FOMCは既に利下げの見送りは織り込み済みで、パウエル議長の発言も利下げ牽制の内容もほぼ織り込んでいる模様です。IMF(国際通貨基金)は今年の世界経済見通しを昨年10月の2.9%成長から3.1%に引き上げています。理由は米国経済の堅調と、中国の財政刺激策の効果としています。

為替市場ではドル円は147円55銭前後で推移、ユーロは1.084ドル前後、ドル指数は前日の103.4ポイントほぼ変わらずの水準、米10年債利回りは同4.07%から4.03%にジワリと低下する反応で、週明けに米財務省より今四半期の借り入れ予想が減少したことから、米国債発行額の規模縮小の見方が金利低下に一役買っているようです。

【石油市況】
原油は77.82ドル(+1.04)に反発して引け、中東情勢の緊張により米兵3名の死亡事件に関して、バイデン大統領が報復を決定したと伝えれたことから反発局面となったようです。報道によるとペルシャ湾のイランの艦艇を攻撃するというもので、実際に実行するとなると中東情勢が一段緊張することが予想されます。

【貴金属市況】
金は原油市況と同様に中東の緊張の高まりを手掛かりに上昇し、米国時間序盤には一時2048.5ドルと節目の2050ドル近くまで続伸し、その後はJOLTS(求人件数)や、消費者信頼感指数が事前予想を上回ったことがきっかけで軟化するも2031.3ドル(+6.1)に続伸して2週間ぶりの高値で引けています。引き続き2000〜2050ドルの間のレンジ取引が継続しています。本日の円換算は9660円前後になります。

FOMC前に株価は高値更新!

おはようございます

【金融・為替】
週明けのNY揃って堅調に推移し、ダウ平均は3万8383ドル(+224)に続伸してS&P500 市場とともに最高値を更新、ナスダック指数は1万5628(+172)に反発してこちらも高値に迫る水準、S&P500 市場は4927(+36)に反発して高値更新しました。長期金利が週末の4.14%から4・07%に低下したことが上昇要因、また、今週はマイクロソフトやアップル、アルファベットなどハイテク大手の決算を控えた期待も膨らんでいるようです。本日より2日間の日程でFOMCが開かれ、日本時間1日(木)午前4時に発表予定ですが、政策金利の据え置きは既に織り込まれ、その後のパウエル議長の記者会見が注目されています。議長は市場の利下げ期待を牽制する発言も既に織り込みか?

為替市場ではドル円は147円45銭前後に小幅な円高・ドル安で推移、ユーロは一時1.08ドルを割り込むも、その後は下落後に1.083ドル前後に反発し週末比では小反落、ドル指数は週末の103.4ポイントとほぼ横ばいの水準、一方で、長期金利は週末の4.14%から4.07%急低下しています。

【石油市況】
原油は今回の中東の有事において米兵3名が死亡したことから、米国とイランの緊張が高まり一時79ドルを超える急騰場面が見られましたが、その後は買い一巡以降は軟化に転じて76.78ドル(−1.23)に反落して引けています。米国内ではイランを攻撃するべきとの議員の発言も見られていますが、米国防省はこれを否定しています。イスラエル・ハマスに始まった今回の紛争がイランや米国を巻きこむ事態の深刻度を増す状況です。

【貴金属市況】
金はアジア時間から中東の緊張を受けて堅調に推移、一時週末比で20ドル近く上昇する場面も見られました。米国務省がその後イランとの緊張の高まりを否定したこともあり、高値からは離れて2025.4ドル(+8.1)に反発して引けています。引き続き2000ドル台前半での保ち合いが継続し、方向感が定まらないレンジ相場が継続しています。本日の円換算は9630円前後になります。

中東そしてFOMC、雇用統計とイベント尽くし!

おはようございます

週末にイエメンのフーシ派から石油タンカーが攻撃を受けて、原油相場が引け際に急騰しました。また、ヨルダンでもイランが支援する武装グループが無人機による攻撃で米軍3人が犠牲となり、バイデン大統領は報復を宣言しています。ハマスのイスラエルへの攻撃から端を発した中東の緊張は、徐々に地域を拡大しながら、米英やイランを巻きこむ展開に拡散しています。

今週は31日にFOMC(日本時間2月1日午前)が開かれ、既に政策金利据え置きは織り込み、パウエル議長の会見内容が注目されます。投資家心理として利下げ時期をほのめかすような言及がみられるのか注目されています。そして、週末には雇用統計と今週もイベントが続きます。

今週もよろしくお願いいたします。

中銀イベントは来週のFOMCがトリに!

おはようございます

【金融・為替】
連日史上最高値を更新中のNY株式市場は、週末要因もありまちまちの展開となりました。ダウ平均は3万8109ドル(+60)に続伸し、ナスダック指数は1万5455(−55)に反落し、S&P500市場も4890(−3)に小反落して引けています。本日注目された個人消費支出(PCE)は、総合が前月実績、事前予想、発表共に2.6%とほぼ事前予想通りでした。一方で、食品やエネルギーを除いたコア指数は同3.2%、3.0%結果2.9%となりインフレピークアウトを示唆する内容でした。とは言え、今月は雇用統計やCPI,そしてGDPと事前予想を上回る指標が多く、3月利下げの期待は低下する市場環境です。しかし、景気指標の好調が継続していることは、米国経済の底堅さを示すもので景気後退なく経済のソフトランディングを意味すると前向きに市場は捉えているようです。

為替市場ではPCE発表を受けて一時ドルを買う動きが強まり、ドル円は147円40銭台まで円は売られたものの、その後は持ち直し148円10銭前後で今週の取引を終えようとしています。ユーロも上昇後はやや軟化して1.085ドル前後に小反発程度の動き、ドル指数は前日の103.4ポイントとほぼ変わらず、米10年債利回りは4.16%まで上昇後は4.14%と、前日の4.12%小幅に上昇しています。来週は31日(水)がFOMCで政策金利据え置きはすでに既成事実になると思われますが、その後のパウエル議長が今後の利下げ観測に対する発言のあるなしが注目されます。

【石油市況】
原油は取引序盤のPCEコア指数が予想を下回ったこともあり、一時76ドル台前半まで下落する場面も見られましたが、その後は持ち直して78.01ドル(+0.65)に続伸して引け、直近高値を更新して昨年11月以来の水準で引けました。取引終盤の急伸は再び紅海上で過激派組織フーシ派によるタンカー攻撃が上昇要因と見られ、米英軍によるフーシ派アジトへの攻撃もその効果は限定的な情勢となっているようです。

【貴金属市況】
小幅な保ち合いが続く今週の金相場は、NY序盤のPCEコア指数が予想を下回り、ドル安と長期金利の低下の反応を受けて一時前日比で10ドル余り続伸するも、その後はドルや金利が逆行する流れに変わり、徐々に上値重く推移して2017.8ドル(−0.5)に小反落して引けています。1月に入り景気指標の好調な発表が続き、3月利下げ期待が後退する状況が金の上値を抑制する展開となっています。その一方で、中東情勢の緊張が長期化する動きもあり地政学上のリスクが下支え要因となり2000ドルの大台を維持する展開、また、米大統領選の共和党の代表選が始まっていますが、トランプの連勝の結果は「もしトラ」リスクを意識させるものとなっています。本選の11月まではまだ時間はあり今後の紆余曲折が予想されますが、万一、バイデンに勝利することになると、アメリカファーストからウクライナや台湾の防衛が窮地に陥る可能性が考えられ、再びパリ協定離脱(温暖化対策の放棄)や、国連軽視も考えられる等、国際的リーダーの立場が逆に世界を混乱に陥れる可能性も否定できない可能性が危惧されます。週明けの円換算は9610円前後になります。

GDPは底堅い米国経済&インフレ鎮静化を示唆

おはようございます

【金融・為替】
NY株式市場は揃って堅調に推移、ダウ平均は3万8049ドル(+242)に3日ぶりの反発、ナスダック指数は1万5510(+28)に、S&P500 市場も4894(+25)に6日続伸して3市場揃っての高値更新、本日は米10‐12月期GDP速報値が発表され前回実績4.9%、事前予想2.0%に対して3.3%と米国経済の好調維持を再確認させる内容となり、一方で、エネルギー・食品除くコア指数は同2.0%・2.0%に対して2.0%とインフレの鎮静化を表す内容となり、好調な景気とインフレの抑制といった株式市場には願ってもない材料となったようです。

為替市場ではドル円は147円60銭前後とほぼ前日並みの水準で推移、ユーロは1.084ドルに下落して推移、ECB理事会では予想通りに政策金利は4.5%に据え置きも、ラガルド専務理事が夏場以降の利下げを示唆したことから下落につながったようです。ドル指数は前日の103.2から103.4ポイントに上昇し、米10年債利回りは同4.18%から4.12%に低下しました。

【石油市況】
原油は77.36ドル(+2.27)に大幅に続伸して引け、昨年11月以来の高値となりました。米GDP
が予想以上の米国経済の堅調を示したことや、紅海におけるフーシ派の船舶への妨害活動が継続し、米英軍の抑止力が効かない状況も上昇要因、内部要因では直近高値である75ドル抜けから、ストップ買いを巻きこむ上昇となった模様です。

【貴金属市況】
2000ドル台前半での保ち合いが続く金相場は、この日も小幅なレンジ取引が続き、米国時間入り後のGDP発表直後に一時2004.0ドルまで下落、その後は売られ過ぎや値ごろ感から持ち直して推移し2017.8ドル(+1.8)に小反発して引けています。ドル相場は堅調も、長期金利の低下がドル建て金の下支え要因と見られます。本日の円換算は9580円前後になります。

利下げ時期のメインシナリオは5月に後退

おはようございます

【金融・為替】
NY株式市場はダウ平均は3万7806ドル(−99)に続落し、ナスダック指数は1万5481(+58)に、S&P500 市場も4868(+3)に続伸して最高値を連日更新しています。この日は購買担当者景気指数(PMI)が発表され、前月実績47.9対して事前予想は47.6でしたが、結果は50.3と好不調の分岐点50を上回るものとなりました。今月に入り雇用統計、消費者物価指数、そしてPMIと事前予想を上回る重要指標が目立ち、3月利下げのトーンは下がり5月を予想することがメインシナリオと見られている模様です。一方で、景気指標の好調が続いていることは米国経済の底堅さを再認識させるもので、景気後退回避=ソフトランディングのシナリオが株価の堅調を後押しさせているようです。また、この日は中国・人民銀行が預金準備率を0.5%引き下げたことから、中国経済の立ち直り期待もあるようです。

為替市場ではドル円は一時146円60銭台まで円を買う動きが強まったものの、その後は再びドルを買う動きに147円45銭前後まで戻しています。日銀会合は無風にて通り過ぎましたが、根強いマイナス金利解除期待が円を買い戻す動きにつながっている模様です。ユーロは1.088ドル前後に小反発し、ドル指数は前日の103.5から103.2ポイントに反落し、米10年債利回りは同4.13%から4.18%に小幅上昇しています。

【石油市況】
原油は75.09ドル(+0.72)に反発して引け、中国人民銀行の預金準備率の引き下げの報道に中国経済の回復期待が広がったことや、米エネルギー情報局(EIA)の原油在庫が大幅減少したことも上昇要因、寒波の影響から原油生産量の減少に影響した模様です。

【貴金属市況】
前日に小反発した金は米国時間にかけても堅調に推移して、午前の取引では中国人民銀行の利下げもあり2037.9ドルまで続伸する場面も見られました。但し、PMIが予想を大きく上回る50.3と発表されたことから、ドル買いや金利上昇の反応を示したことから軟調推移に転換して2016.0ドル(−9.8)に反落して引けています。本日の円換算は9550円前後になります。

マイナス金利解除期待高まるも、円相場は「行って来い」

おはようございます

【金融・為替】
前日に揃って史上高値を更新したNY株式市場は概ね堅調で推移、ダウ平均は3万7905ドル(−96)に4日ぶりに反落も、ナスダック指数は1万5425(+65)に、S&P500 市場も4864(+14)に4日続伸して高値を更新しています。

為替市場では日銀は予想通りに政策金利を据え置き緩和策維持を発表し、その後の植田日銀総裁は「春闘に向けて労働組合が昨年を上回る賃上げを賃上げ要求が示され、大企業中心に前向きな発言も見られる」とし、「各社のデータ情報を丹念に分析し、賃金と物価の好循環が強まっていくか確認したい」と発言していました。日銀はマイナス金利解除に前向きの姿勢と受け止められて、ドル円はその後一時187円割れを試す場面が見られました。しかし、その後は円を買う動きが一巡するとじりじりと円安方向に向かい、欧州時間も米国時間も同様の流れが継続して逆に一時148円70銭まで円安が進行し、現在は148円30銭前後と再び148円台前半のレンジ内に戻っています。ユーロは1.085に続落し、ドル指数は前日の103.3から103.5ポイントに小幅に続伸、米10年債利回りは同4.10%から1.13%にこちらも小幅に上昇しています。

【石油市況】
原油は74.37ドル(−0.39)に反落して引け、来週のFOMCやOPECプラスの共同閣僚委員会を控えてポジション取りは様子見といったころでしょうか。引き続き、中東情勢を巡る地政学上のリスクが原油価格の下支え要因と見られています。

【貴金属市況】
金は2025.8ドル(+3.6)に小反発して引けています。引き続き長期金利やドルの高止まりが上値抑制要因と見られ、方向感の定まらない展開が継続しています。日銀会合は終え、明日はECB,来週はFOMCと続き、金融当局の利下げの方向性を見守る状況が続いています。本日の円換算は0670円前後になります。

株式3市場揃っての史上最高値更新!

おはようございます

【金融・為替】
週明けのNY株式市場は揃って3日続伸して引け、ダウ平均は3万8001ドル(+138)に、ナスダック指数は1万5360(+49)に、S&P500 市場も4850(+10)に揃っての史上最高値更新となりました。マイクロソフトやIBMといったIT銘柄が上昇を牽したようで、このところの雇用や小売などの景気指標の好調から、米国経済の底堅さを上昇要因としているとも言われ、利下げ期待への後退もなんのその「みんなで買えば、怖くない!」といった市況でした。

為替市場は比較的レンジ保ち合いが継続し、ドル円は147円95銭前後とここ数営業日は148円を挟む水準で保ち合いに推移、ユーロも1.088ドル前後、ドル指数は週末の103.25から103.33ポイント小反発し、米10年債利回りは同4.12%から4.10%と小動きでした。本日は日銀金融政策決定会合が予定され、能登半島地震にも配慮して政策金利の据え置きがほぼ決定的と見られ、その後の植田総裁の発言でマイナス金利解除への言及の可能性も低いと見られています。政府の賃上げ要請の結果は春先の春闘以降と見られ、マイナス金利の解除に向けた動きは4月会合以降と見られているようです。

【石油市況】
原油は75.19ドル(+1.78)に急反発して引け、年初からの米国や欧州の寒波到来に、原油生産量の減少が見込まれることや、暖房用需要の拡大が反発要因と見られています。引き続き中東をめぐる緊張は続き、紅海での海運への不安から喜望峰周り等のコスト上昇も意識されているようです。いっぽうで、今週はPMI(購買担当者景気指数)や、第4四半期米GDP,更に週末のPCE(個人消費支出)、そして来週のFOMCと目が離せない材料が続きます。

【貴金属市況】
金は長期金利の上昇やドル高から先週は一時2000ドルの大台を辛うじて回避したものの、その後も、利下げ期待の後退などもあり金利やドル相場は比較的に高止まり推移といったところ、週明けも反発力を削がれる展開となり2022.2ドル(−7.1)に反落し、2000ドル台前半のレンジ取引が続いています。本日の円換算は9620円前後になります。

月末にかけて中銀ウィーク始まる!

おはようございます

1月も早半ばを過ぎて、今週から月末にかけては中銀ウィークとなります。23日(水)に日銀政策会合で緩和策の現状維持予想、25日(木)はECB理事会も原状維持予想、来週31日(火)にはFOMCでこちらも原状維持予想です。但し、日銀会合後の植田総裁がマイナス金利解除の時期を匂わす可能性もあるようで波乱含みも想定されます。FOMCでは3月利下げへの言及は極力避けると見られ、ドル相場や長期金利の反応が注目されます。

今週もよろしくお願いいたします。

S&P500が2年ぶりに史上最高値を更新

おはようございます

【金融・為替】
週末のNY株式市場は揃っての続伸となり、ダウ平均は3万7863ドル(+395)に、ナスダック指数は1万5310(+255)に、S&P500指数は4839(+58)に続伸して引けています。ダウ平均が史上最高値に迫ると同時に、S&P500市場は約2年ぶりに市場最高値を更新して引けています。ミシガン大消費者信頼感指数は前月実績69.7、事前予想70.0に対して78.8と予想を大きく上回る内容でした。一方で、中古住宅販売は予想を下回る内容となりました。今週は複数のFRB幹部が早期の利下げ観測を強気牽制したことが上値を重くしたものの、市場には根強い利下げ期待が強く、また、企業業績への期待も強く、米国経済のソフトランディングから景気後退観測が後退しているようです。

為替市場ではドル円は一時148円80銭近辺まで円安が進行も、その後は円売り一巡から148円10銭前後で今週の取引が終了、ユーロは1.089ドルに小反発し、ドル指数は前日の103.3から103.2ポイントに小反落しています。米10年債利回りは同4.14%から4.12%に小幅に低下しました。来週は日銀とECB、再来週はFOMCと中銀の動きが注目されることになりそうです。

【石油市況】
原油は73.25ドル(−0.70)に反落して引けています。イランの越境攻撃に対してパキスタンはイランに報復攻撃を見せて緊張は高まる状況ですが、パキスタンはイランを友好国とする発言をし、イランの対イスラエル包囲網という点で近隣国との衝突のこれ以上は避けたいところです。また、米英軍のフーシ派攻撃が続く中でも、紅海上の航行を妨害するフーシ派の動きも継続しています。イスラエルとハマスの戦争が、今後中東地域をどの程度巻き込むことになるか注目されます。

【貴金属市況】
金は2029.3ドル(+7.7)に続伸して引け、今週は中東をめぐるイランの関与が地政学上のリスクを再び意識させるものとなり、大台の2000ドルを割り込むことなく反発基調となりました。一方で景気指標や雇用指標の好調を受けて、FRB幹部による利下げ期待への牽制が見られました。足元のフェド・ウォッチでは3月利下げの確率は昨年末の90%から60%割れに低下しているようで、過度な利下げ期待先行の動きは後退しているようで金市況にも重石となっている模様です。週明けの円換算値は9660円前後になります。

良い週末をお過ごしください!
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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