本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2023年11月

来年央にかけて利下げ期待が高まる!

おはようございます

ニューヨークの冬の風物詩、ロックフェラーセンターのクリスマス・ツリーの点灯式が日本時間午前9時から始まるようです。「平和と希望の象徴」とされるこのツリーですが、ウクライナやパレスチナでは戦闘が続き多くの犠牲者が出ています。日本でも高まる中国の脅威のなかで、またも米軍のオスプレイの事故が発生しています。

【金融・為替】
さて、NY株式市場は高安まちまちな展開、ダウ平均は3万5430ドル(+13)に小幅続伸、ナスダック指数は1万4258(−23)に、S&P500 市場も4550(−4)に揃って小反落して引けています。前日のウォラー理事等複数のFRB幹部の発言が続いていますが、同氏の「利下げ言及」発言の余韻は残り長期金利が一段と低下しました。本日は地区連銀経済報告(通称ベージュブック)が発表され、総括は「経済活動が減速した」というもので、引き続き来年の利下げ期待が広がっています。

為替市場は前日に一時146円70銭前後に買われた円相場は、ドル売りが継続する中で現在147円10銭前後で推移、ユーロも1.096ドル前後に小反落、ドル指数は前日の102.7から102.8ポイントで推移、米10年債利回りは同4.31%から4.25%前後にさらに一段としています。

【石油市況】
原油は77.86ドル(+1.45)に続伸して引け、WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)によると本日予定されているOPECプラス会合で、100万バレルの追加減産が協議されると伝えられています。一方で米エネルギー情報局(EIA)の週報では、原油在庫の増加傾向が続き米国内需給のひっ迫状況は緩和に向かうも、本日の市況への影響はあまりなかったようです。

【貴金属市況】
堅調が続く金市場は本日も確り推移し2047.1ドル(+7.1)に4連騰して引け、2020年8月7日の2089.2ドルに接近しています。NY市場の金は連日の大商いを伴い、一旦50万枚を割り込み減少した取組高は再び50万枚台を回復、内部要因では売り方のショートカバーを引き出し、さらに買い方の新規買いも引き出しているようで高値波乱の様相を呈している感じです。本日の円換算は9660円前後になります。

FRBウォラー理事・利下げの可能性を示唆!

おはようございます

【金融・為替】
NY株式市場は3市場揃って反発し、ダウ平均は3万5416(+83)に、ナスダック指数は1万4281(+40)に、S&P500 市場も4554(+4)で引けています。最も、このところの上昇から年初来高値圏でもあり、高値警戒感も引き続きあるようです。この日はFRBウォラー理事がインフレ率の低下が続けばという条件付きながら「利下げを始められる」と発言し、一方で、ボウマン理事は「物価動向次第では利上げを支持する」とし、市場は本来タカ派であるウォラー理事のハト派発言を好感する反応でした。グットニュースとバットニュース、市場は都合のよいほうに反応を示すのは常でしょうか。

為替市場ではウォラー発言でドルを売る動きが強まり、ドル円は147円40銭前後に1週間ぶりの円高水準、ユーロも一時3か月ぶりに1.1ドル台まで買われ、その後はやや軟化も1.099ドル前後に続伸して推移、ドル指数は前日の103.2から102.7ポイントに大幅続落し3か月ぶりのドル安水準、米10年債利回りは同4.38%から4.31%に低下し、こちらも3か月ぶりの水準に低下しました。

【石油市況】
原油は76.41ドル(+1.55)と5営業日ぶりに反発して引け、明日3日のOPECプラスを控えて売り込まれ過ぎの反動高もあるようですが、こちらもウォラー発言好感した反応のようです。

【貴金属市況】
金はアジアから欧州時間はドル安の流れに小確りに推移、NYでは他商品同様にFRBウォラー理事の「利下げ」への言及から、長期金利の低下とドル安の動きが強まり金をフォロー、10月高値を抜けると売り方のショートカバーも巻き込み続伸し12月限は2040.4ドル(+27.6)に大幅続伸して引けています。先週21日に2000ドルの大台を回復してからは50万枚の取組が減少傾向を示し、内部要因では売り方の買い戻しが続く展開となっています。本日の円換算は9665円前後になります。

ネット通販が過去最大(米年末商戦)

おはようございます

【金融・為替】
週明けのNY株式市場は揃って軟調な展開、ダウ平均は3万5333ドル(−56)に3日ぶりに反落して引けました。このところの上昇から8月の年初来高値3万5630ドルに接近して、高値に対する警戒感もあるようです。年末商戦初日の24日の「ブラックフライデー」ではネット通販が過去最大と発表され、順調な商戦初めの小売り好調となっています。(最も、実店舗の売り上げはまだ未発表)ナスダック指数は1万4241(−9)に小幅続落、S&P500 市場も4550(−6)に小反落して引けています。今週は30日のPCE(個人消費支出)がメインの景気指標(週末12月1日「金」の雇用統計はなし)ですが、パウエル議長はじめFRB幹部による発言も予定されています。

為替市場ではドル売り優勢の展開となり、ドル円は148円60銭前後で推移、ユーロは1.095ドル前後、ドル指数は週末の103.3から103.2ポイントに小幅に続落し、米10年債利回りは同4.47%から4.38%に小幅に低下しています。

【石油市況】
原油は引き続き軟調に推移して74.68ドル(0.68)に4日続落して引け、主要国の今後の景気後退観測による原油需要の減速見通しにネガティブに反応しています。また、30日に延期されたOPECプラスの会合では追加減産に見送られる公算が高いと伝えられた一方で、ロイター通信は追加減産の可能性があると伝え、下値警戒感も出始めているようです。

【貴金属市況】
金はドル安によりアジア時間より堅調を維持して推移、米国時間序盤に12月限は一時2018.9ドルと10月末の高値に迫る場面も見られました。その後は軟化するも終値ベースでは2012.4ドル(9.4)に続伸して、5月中旬以来の高値で引けています。本日の円換算は9610円前後になります。

今週はPCIが重要指標に!

おはようございます

休戦中のハマスは新たに17人の人質を解放し、この中には初の米国人も含まれていたようです。両親はハマスの戦闘員に殺害され一人生き残ったようで、バイデン大統領は「彼女が耐え忍んだ出来事は想像を絶する」と思いやったようですが、ガザの住民も多くの死者が出て、残ったものも多くが生き地獄を味わっていることを忘れてはなりません。4日の休戦は終えて再びイスラエル軍の攻勢が予想され、北部から南部への攻勢も予想され、罪のない逃げ場のない民間人の被害が強まりそうです。

今週はFRBパウエル議長が重視する個人消費支出(PCE)が発表予定で、価格指数は総合が3.1%上昇、コアは3.5%上昇の予想、今後の利上げの可能性を占う上で重要指標となります。予想を下回ると利下げ予測の前倒しが早まる可能性があり、影響が重要視されることになります。ユーロ圏でもCPI(消費者物価指数)の発表があり、予想は総合が2.7%、コアは3.9%でこちらもECBの政策を左右するものとなりそうです。

今週もよろしくお願いいたします。


ブラック・フライデーは節約志向強く低調か

おはようございます

【金融・為替】
週末のNY株式市場は高安まちまちな展開となり、ダウ平均は3万5390(+117)続伸、ナスダック総合指数は1万4256(−15)に小反落し、S&P500は4559(+2)に小幅続伸となりました。感謝際の休日の翌日となり短縮取引となり、市場参加者が限定的となっています。本日は年末商戦を占うブラックフライデー(黒字の金曜日)から、小売株の一部に買いが入ったとも伝えれていますが、反面、消費者の節約志向が強まっているとも伝えられています。

為替市場では昼前に発表された購買担当者景況指数(PMI)が、前月実績の50.0や事前予想49.9を下回る49.4と発表されドルを売る動きが優勢となり、ドル円は149円70銭から149円45銭前後に、ユーロも1.089ドルから1.095ドルに上昇、ドル指数は同103.8から103.3ポイントに反落しています。米10年債利回りはじり高に推移して前日の4.41%から4.47%に上昇しています。

【石油市況】
原油は75.54ドル(−1.56)に3日続落して引け、米国のガソリン価格が11月に入り9%下落している足元の価格を反映する内容、また、OPECプラスの会合が月末の30日に延期されたことも前日に続く嫌気材料となっています。中東では停戦が実現し、ハマス側は人質24人(イスラエル人10人、タイ人、フィリピン人含む)を解放、対してイスラエル側はパレスチナ人34人を解放し4日間の停戦が開始された模様です。

【貴金属市況】
前日に反落した金は保ち合い凍動きに推移していましたが、米国時間に入りPMI発表後にドル安の反応を示したことから上昇に転じ、期近12月限が大台を回復し、2月限は2023.5ドル(+10.3)と前日の下げ分を取り返しています。イスラエルとハマスの一時停戦の金市場への影響は、目立った反応は見られず影響は限定的となっているようです。週明けの円換算は9610円前後になります。

良い週末をお過ごしください!

本日よりガザ地区戦闘休止始まるか!

おはようございます

本日は御承知のように海外市場は「感謝祭」のため休場です。24日(金)は日本でもお馴染みになりつつある「ブラックフライデー」と呼ばれるクリスマス商戦の前哨戦となります。今夜は取引はありますが短縮取引となり、市場参加者もぐっと減ることが予想され事実上の4連休という感じでしょうか。

イスラエルとハマスの一時的な戦闘休止は現地時間24日午前7時に始まると、カタールが発表しました。ハマスによる人質の初回引き渡しは同日午後4時ごろ行われ、合意ではハマスは人質50人を解放、イスラエルは刑務所に収容するパレスチナ人150人を釈放するようです。イスラエルの報道機関は、ハマスが人質を赤十字に引き渡すまで戦闘停止はないと報じています。合意の第2段階では、人質が10人解放されるごとに、戦闘休止が1日延長される可能性があるとしています。

イスラエル軍による攻撃でガザ地区の民間人死者が1万人を大きく超える悲惨な事態が続いていますが、パレスチナ情勢は既に市場には織り込まれていると見られ、原油相場や金相場への影響は軽微にとどまると思われます。10月7日のハマスのイスラエル襲撃から、戦闘は既に50日近く及んでいます。

流石にイランが戦闘に介入する可能性は低いとみられることから、石油市況への影響はほぼ皆無といっていい状況から一時90ドルを超えた原油は足元では70ドル台中盤まで下落、今回OPECプラスの会合が30日に先送りされましたが、アフリカの産油国などが収入維持のために原油を増産したいために意見が折り合えなかったようです。

感謝祭とブラック・フライデーに連休モード!

おはようございます

【金融・為替】
日本市場は本日「勤労感謝の日(休日取引はあり)」米国市場も今夜23日は「感謝祭」の休日前の前日の取引、週末はクリスマス商戦を占う「ブラック・フライデー(黒字の金曜日)」とほぼ連休モード入りです。NY株式市場は揃って反発し、ダウ平均は3万5273ドル(+184)に直近高値を更新しています。出資先の経営問題が解決に近づいたマイクロソフトが上昇をけん引したことや、原油相場が74ドル割れに急落したことも追い風となった模様です。ナスダック総合指数は1万4265(+65)に、S&P500 も4556(+18)に反発して引けています。

為替市場ではドルを買い戻す動きが優勢となり、ドル円は149円60銭前後に円安方向に向かい、今週一時147円15銭前後に円を買い戻した動きが一巡、ユーロも1.088ドルに反発して推移、ドル指数は前日の103.6から103.8ポイントに反発しています。この日発表された新規失業保険申請件数は、事前予想の22.6万人が結果20.9万人となり労働需給の底堅さが再認識されました。また、ミシガン大学消費者信頼感指数が速報値から確報値が上方修正されました。米10年債利回りは前日の4.39%から4.41%に小幅に上昇しました。

【石油市況】
原油はNY時間の早い時間帯に、26日予定のOPECプラスの会合が30日に延期されたとの報に一時74ドル割れに急落する場面が見られました。パニック売りの一巡後は戻り基調となりましたが、前日比ではー0.67ドルの77.10ドルで取引終了、減産を巡りアフリカの産油国と中東勢の意見の隔たりが表面化したようで、減産の長期化に対する耐久性が問われる不協和音が見られるようです。また、全米原油在庫が予想外の増加となったことが嫌気材料、30日の協議を見守るかたちとなります。

【貴金属市況】
前日に10月30日以来の2000ドルに回復した金は、アジアから欧州時間はほぼ2000ドルを挟む保ち合いに終始、その後米国時間の午後からは景気指標によりドル高と長期金利の低下が一服し、休日を控えて売り物に押される展開となりました。12月きりは大台を割り込み、本日より来年2月きりが中心限月となりますが2013.2ドル(−8.6)に反落して引けています。尚、ロイター通信によるとインドの10月の金輸入が123トンと前年比+60%増となり、宗教行事や婚礼需要の拡大が需要増の要因と見られています。WGC(ワールド・ゴールド・カウンシル)によると今年の中銀の金購入が1−9月期800トンに迫り、年間では前年並みの1000トン前後が見込まれています。また、減少が続く金ETF最大のSPDR(スパイダー・ゴールド)も今月は5月以来増加に転じそうな雲行きで、現物需要の旺盛なことが現在の金価格の下支え要因となっているようです。本日の円換算は9560円前後になります。

良い休日をお過ごしください!

議事要旨・利上げ局面終了期待を牽制!

おはようございます

【金融・為替】
NY株式市場は揃って反落して引け、ダウ平均は3万5088ドル(−62)3日ぶりに、ナスダック指数は1万4199(84)に、4538(−9)にそれぞれ4日ぶりに反落して引けています。今月に入りダウは2000ドルを超える上昇となり、高値警戒感が付きまとう展開が続きます。月初のFOMCの議事要旨はインフレ抑制の十分でないデータが出た場合「追加の金融引き締めが適切になる」と指摘し、利上げ終了の市場の期待を牽制する内容でした。最も、金融当局者が市場期待に沿った発言はできないことは、ある程度市場の予想の範囲と見られています。感謝祭前に市場参加者は徐々に減るものと見られ、商いも同様に薄くなっていく方向です。

為替市場ではアジアから欧州時間で徐々にドル売りが一巡しつつありましたが、議事要旨発表後はドルを売り戻す動きも見られます。ドル円は一時147円15銭前後に円高が進むも、その後は軟化して148円30銭前後で推移、ユーロは1.091ドル前後に反発、ドル指数は前日の103.4から103.6ポイントに小反発、米10年債利回りは同4.42%から4.89%に上昇しています。

【石油市況】
原油は77.77ドル(−0.06)に小反落して引け、感謝祭を控えて閑散症状となりつつあるようで、週末のOPECプラスの会合もありポジションを傾けにくい環境が続きます。

【貴金属市況】
2000ドルの大台を手前に一進一退が続く金ですが、前日までのドル安や長期金利の低下が一休みする中で、米国時間昼前に大台を回復し、その後一時2009.8ドルまで買う場面も見られ、引けはややだれたものの2001.6ドル(+21.3)に大台を維持して引け、終値ベースでは10月30日以来の高値となります。但し、その後の議事要旨発表後はやや軟化して推移、本日の円換算は9520円前後になります。

AI期待からマイクロソフトが最高値に!

おはようございます

【金融・為替】
週明けのNY株式市場は揃って続伸して引け、ダウ平均はマイクロソフトが最高値を更新して上げを牽引し3万5151ドル(+203)で引けています。ナスダック指数は1万4284(+159)に、S&P500 市場も4547(+33)に続伸して引けています。今月は発表された雇用統計や小売り売上高、消費者物価指数等から、利上げの停止&利下げ期待の広がりが株価足上げ要因、一方で、リッチモンド連銀バーキン総裁は「米国のインフレは頑固で引き締めを長期化する」と発言し、市場への牽制も忘れていないようです。今週は23日(感謝祭)による休日から、徐々に市場参加者が離脱し薄商いとなることが予想されます。

為替市場では引き続きドル売りが優勢な展開が続き、ドル円は一時148円10銭前後まで円高が進行、その後も戻りは限定的な水準で148円30銭前後で推移、僅か1週間前の151円70銭から3円強の円高となっています。なんでも、円売りのポジションが6年ぶりに水準まで膨らんでいるようで、利益確定の円買い・ドル売りが続き、ポジション調整の一巡が待たれる状況です。ユーロも1.094ドルに続伸、ドル指数は103.4ポイントに続落し、米10年債利回りは同4.42%にこちらも低位推移しています。

【石油市況】
原油は77.60ドル(+1.71)と続伸し、このところの暴落に対する修正高が続いています。また、今週末の26日(日)にOPECプラスの会合を控えていて、ここ最近の市況の下落に対して減産の手を打つ警戒感も反発の背景にあるようです。

【貴金属市況】
週明けのNY金は1980.3ドル(−4.4)に続落して引け、先週は一時1996.4ドルと2000ドルの節目に迫るも、押し返されたことから高値警戒感から押され気味の展開が続きます。この日は一時1967.2ドルまで下押しする場面が見られましたが、ドル安や長期金利の低下が下をフォローするかたちで安値からは戻しています。本日の円換算は9425円前後となり、先週末に9600円台を回復しましたが僅か2営業日で円高により200円もの押しとなっています。為替1円で金1gは63円の換算、ドル建て金13ドル幅が63円の見合いとなります。過剰な投機筋の円売りの解消なれば、円建て金をフォローすることになります。

金相場の市場環境は大勢ブル(強気)有利に!

おはようございます

NY金は週末こそは多少押しての引けとなりましたが、週間の上昇幅は47ドルに上り今月13日の1935.6ドルが押し目底となった可能性が考えられます。当サイトでも50日から200日移動平均線が交錯する1930〜1940ドル前後が目安とも記していましたが、円建ては為替が151円台後半まで円安が進行し、円建ての値ごろ感からはなかなか買わせてくれない環境が続いています。

今月はWGC(ワールド・ゴールド・カウンシル)が、中央銀行の買いが1月から9月で800トン近く上り、残り3か月で年間の買いが前年に続き1000トンを上回る可能性が指摘されています。また、投資家の保有する金ETF(最大のSPDR)は前月比23トン増加していて、このペースですと5月以来6か月ぶりに月次ベースでプラスとなりそうです。

主要国の金融引き締め策が長期化するなかで、中国での不動産バブルも景気後退を思わせ、世界的な景気後退観測が根強く見られることから安全資産として引き合いが見られるようです。また、逆に利上げの打ち止め感が見られ、今後はいつ利下げに転じるのかが議論される環境です。米国ではコロナ対策に加えて、ウクライナやイスラエルへの軍事支援も拡大し、財政赤字の拡大から基軸通貨米ドルへの不信感が漂い始めています。

目先の上げ下げに一喜一憂する相場展開に振り回される状況が続くも、長い目で見ると金の上昇相場の継続性はまだまだ担保される市場環境が続きそうです。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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