おはようございます
先週は主要国の中銀イベントが開かれ、FOMCとECB理事会は概ね事前予想通りに政策金利を0.25%引き上げました、会合後のパウエル議長とラガルド専務理事の会見では、9月以降の利上げに関しては今後の気気指標次第とのたまわっておりました。
この間、2か月の時間的な空白があり、その間に雇用統計やCPI,PCEなどの景気指標が2度ほど発表されることから、政策金利の決定には予断は許されないというニュアンス、市場では今回の利上げが今年最後との見方もあり、株価の堅調地合いを支えているようです。景気に関しても欧州はハードランディングからのリセッション入りが懸念される状況ながら、米国は軟着陸(ソフトランディング)が予想されリスク選好の展開が続いています。金融当局としては過度な利上げ停止観測からの株高の市場環境には警鐘を鳴らすためにも、市場との対話が今後の課題となりそうです。
一方で日銀はYCC(イールド・カーブ・コントロール)を現状の0.5%の開きを1.0%まで拡大させる事実上の利上げを発表しました。市場の反応は週末は円相場を積極的に買い戻す動きが加速して一時138円10銭前後に円高が進行も、円買い一巡後は売り戻す動きが再開し、米国時間では一時141円台まで戻す展開となりました。日米の金利差縮小はあっても穏やかなもので、金利差の格差は埋めがたいとの見方がある一方で、岸田政権には大手金融機関から利上げによる利ザヤ稼ぎのために、財務省幹部に常々陳情の声を届けていることから、インフレ云々よりも政権の金融機関への譲歩から植田日銀に対して圧力がかかり、利上げへ向けて政策が進むとの見方もあります。
今週もよろしくお願いします!
先週は主要国の中銀イベントが開かれ、FOMCとECB理事会は概ね事前予想通りに政策金利を0.25%引き上げました、会合後のパウエル議長とラガルド専務理事の会見では、9月以降の利上げに関しては今後の気気指標次第とのたまわっておりました。
この間、2か月の時間的な空白があり、その間に雇用統計やCPI,PCEなどの景気指標が2度ほど発表されることから、政策金利の決定には予断は許されないというニュアンス、市場では今回の利上げが今年最後との見方もあり、株価の堅調地合いを支えているようです。景気に関しても欧州はハードランディングからのリセッション入りが懸念される状況ながら、米国は軟着陸(ソフトランディング)が予想されリスク選好の展開が続いています。金融当局としては過度な利上げ停止観測からの株高の市場環境には警鐘を鳴らすためにも、市場との対話が今後の課題となりそうです。
一方で日銀はYCC(イールド・カーブ・コントロール)を現状の0.5%の開きを1.0%まで拡大させる事実上の利上げを発表しました。市場の反応は週末は円相場を積極的に買い戻す動きが加速して一時138円10銭前後に円高が進行も、円買い一巡後は売り戻す動きが再開し、米国時間では一時141円台まで戻す展開となりました。日米の金利差縮小はあっても穏やかなもので、金利差の格差は埋めがたいとの見方がある一方で、岸田政権には大手金融機関から利上げによる利ザヤ稼ぎのために、財務省幹部に常々陳情の声を届けていることから、インフレ云々よりも政権の金融機関への譲歩から植田日銀に対して圧力がかかり、利上げへ向けて政策が進むとの見方もあります。
今週もよろしくお願いします!