おはようございます
【金融・為替】
週末のNY株式市場は揃って続伸して引け、ダウ平均は3万4098ドル(+272)に、ナスダック総合指数は1万2226(+84)に、S&P500指数は4169(+34)で引けています。今週は大手地銀ファースト・リパブリック銀行の資金流出問題に、銀行による貸し渋りや景気後退の連想に大きく下落する日もありましたが、終えてみれば3指標揃って前週の終値を抜けて引けています。渦中の銀行は米連邦預金保険公社(FDIC)の管理下に置かれる見方が強まり、信用不安リスク後退との事態の鎮静化の動きもみられるようです。
本日は個人消費支出(PCE)が発表され、FRBパウエル議長が注視するコスト指数は予想の1.0%を上回る1.2%なり、インフレの高止まりは5月FOMCでの利上げを正当化する内容でしたが、市場では銀行株の下げ止まりや底堅い米景気を好感するものとなりました。引き続き市場は6月以降の金融政策の行方を重視する姿勢ですが、現状は先行きの見通しは困難でFRBにしても今後の景気指標や金融情勢次第で政策スタンスは中立でしょう!
為替市場では植田日銀の異次元緩和策維持の発表に大荒れとなり、一部に緩和策の終焉見通しも強かったのか円相場は独歩安の展開となり136円25銭前後で今週の取引を終了、東京時間の水準から3円近い大幅な円安・ドル高となりました。対ユーロでも150円台に下落し14年ぶりの円安水準となっています。黒田氏からバトンを引き継いだ植田氏が異次元緩和策からの脱却を図ると一部の見方が裏目となり、サプライズに円は大きく売り込まれることになりました。ユーロ・ドルは1.101ドル前後、ドル指数は前日の101.4から101.6ポイントに小反発して引け、米10年債利回りは同3.52%から3.42%に急低下しました。
【石油市況】
株価同様に金融の不安定から今週は大きく下落した原油は、本日は76.78ドル(+2.02)に大幅続伸して引けています。株式市場同様に金融不安の連鎖を食い止めるFDICの動きも好感されたようです。また、5月以降のOPECプラスの自主減産の動きも下支え要因とみられています。
【貴金属市況】
金は引き続き2000ドル台を巡る攻防が続き、上下動は20ドル近くあるものの前日比では動意に乏しい展開から1999.1ドル(+0.1)で引けています。円相場急落からくる若干のドル高も、長期金利の低下が下支え要因となる1日でした。一方で我らが円建て金は円急落による支援から夜間取引で一時8703円の史上最高値をわずかに更新、週明けも8690円前後が予想されます。
良い週末をお過ごしください!
【金融・為替】
週末のNY株式市場は揃って続伸して引け、ダウ平均は3万4098ドル(+272)に、ナスダック総合指数は1万2226(+84)に、S&P500指数は4169(+34)で引けています。今週は大手地銀ファースト・リパブリック銀行の資金流出問題に、銀行による貸し渋りや景気後退の連想に大きく下落する日もありましたが、終えてみれば3指標揃って前週の終値を抜けて引けています。渦中の銀行は米連邦預金保険公社(FDIC)の管理下に置かれる見方が強まり、信用不安リスク後退との事態の鎮静化の動きもみられるようです。
本日は個人消費支出(PCE)が発表され、FRBパウエル議長が注視するコスト指数は予想の1.0%を上回る1.2%なり、インフレの高止まりは5月FOMCでの利上げを正当化する内容でしたが、市場では銀行株の下げ止まりや底堅い米景気を好感するものとなりました。引き続き市場は6月以降の金融政策の行方を重視する姿勢ですが、現状は先行きの見通しは困難でFRBにしても今後の景気指標や金融情勢次第で政策スタンスは中立でしょう!
為替市場では植田日銀の異次元緩和策維持の発表に大荒れとなり、一部に緩和策の終焉見通しも強かったのか円相場は独歩安の展開となり136円25銭前後で今週の取引を終了、東京時間の水準から3円近い大幅な円安・ドル高となりました。対ユーロでも150円台に下落し14年ぶりの円安水準となっています。黒田氏からバトンを引き継いだ植田氏が異次元緩和策からの脱却を図ると一部の見方が裏目となり、サプライズに円は大きく売り込まれることになりました。ユーロ・ドルは1.101ドル前後、ドル指数は前日の101.4から101.6ポイントに小反発して引け、米10年債利回りは同3.52%から3.42%に急低下しました。
【石油市況】
株価同様に金融の不安定から今週は大きく下落した原油は、本日は76.78ドル(+2.02)に大幅続伸して引けています。株式市場同様に金融不安の連鎖を食い止めるFDICの動きも好感されたようです。また、5月以降のOPECプラスの自主減産の動きも下支え要因とみられています。
【貴金属市況】
金は引き続き2000ドル台を巡る攻防が続き、上下動は20ドル近くあるものの前日比では動意に乏しい展開から1999.1ドル(+0.1)で引けています。円相場急落からくる若干のドル高も、長期金利の低下が下支え要因となる1日でした。一方で我らが円建て金は円急落による支援から夜間取引で一時8703円の史上最高値をわずかに更新、週明けも8690円前後が予想されます。
良い週末をお過ごしください!