本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2023年03月

リスク資産の株式、安全資産の金、同居する堅調地合い

おはようございます

【金融・為替】
NY株式市場は3市場揃っての続伸、ダウ平均は3万2859ドル(+141)に、ナスダック指数は1万2013(+87)に、S&P500市場は4050(+23)に続伸しています。今週は新たに経営不安に陥る金融機関はなく、信用不安問題が緩和に向かう流れを好感する展開となっています。一方で金融不安背景の銀行の貸し出しの厳格化から、景気後退を見通す警戒も同居しているようです。

為替は132円65銭前後で先週末の海外市場の水準からほぼ3円の円安・ドル高で推移、ユーロは1.090ドル前後に続伸、このところ主要3通貨の強いもの順はユーロ・ドル・円の順序で推移、株高のリスクオン=円売りもあるようです。米10年債利回りは3.54%前後で小幅なレンジの動きにとどまっています。

【石油市況】
原油は74.37ドル(+1.40)に反発して引け、引き続きイラク国内クルド自治区からトルコ向け輸出はストップのまま、加えて米エネルギー情報局(EIA)の週間原油在庫の減少、更に連日の株高のリスクテークの動きも原油相場を側面支援している模様です。

【貴金属市況】
金はアジア時間や欧州では利食い売りに押される展開も、米国時間午後からは対ユーロでのドル安背景に上昇に転じ一時2000ドルの大台を回復、引け値ベースではやや沈むも1997.7ドル(+13.2)に反発して引けています。くすぶり続ける信用不安問題、更に年後半の根強い利下げ期待もありか、高原相場が続きます。本日の円換算は8420円前後になります。

FDICが処理費用を大手行に求める

おはようございます

【金融・為替】
NY株式市場は揃って反発に転じ、ダウ平均は3万2717ドル(+323)にほぼ3週間ぶりの高値に返り咲き、ナスダック指数は1万1926(+210)に、S&P500市場は4027(+56)に反発して引けています。米連邦預金保険公社(FDIC)は今回の一連の金融処理に230億ドル(3兆円強)の負担が生じ、負担の分担に国内大手行に対して通常より高めると関係者が明らかにしました。財務事情の健全なJPモルガン・チェースやバンカメ、ウエルズ・ファーゴなどは既に引き上げの準備に入っていると伝えられています。当局の金融不安に対する姿勢強化を市場が評価する反応となりました。

為替市場はドル円が132円70銭前後に一段と円安・ドル高進行し、週末の海外市場で一時130円割れまで円高が進行しましたが、その後はほぼ3円幅の円安・ドル高となっています。ユーロは1.084ドルとほぼ前日並みに推移、ドル指数は1023.6ポイントに小反発し、米10年債利回りは3.56%と小幅軟化しています。

【石油市況】
原油は72.97ドル(−0.23)に3日ぶりに小反落して引け、引き続きイラク北部からトルコへの原油輸出日量45万バレル停止は続きますが、米エネルギー情報局(EIA)の週報では製油所の稼働率が90.3%に上がり、今後の原油在庫減少に歯止めがかかる見通しから軟化する反応となりました。

【貴金属市況】
金は金融不安台頭に先週は一時2014.9ドルまで上昇、その後の調整後も何度となく大台に到達する場面も見られていましたが、ここに来て徐々に金融不安が緩和に向かう動きが出てきて、リスク資産の代表である株価や原油相場も反発局面が見られ、安全資産の金は徐々に上値重く推移しています。本日は1984.5ドル(−5.9)に小反落していますが、円安進行から円換算は8355円前後になります。

過度な信用不安後退も、景気後退懸念付きまとう

おはようございます

【金融・為替】
NY株式市場はダウ平均が3万2394ドル(−37)に4日ぶりに小反落に転じ、ナスダック指数は1万1716(−52)に続落、S&P500市場は3971(−6)に小反落して引けています。今週入りSVBの引受先が決まり、欧州でも先週大きく下げたドイツ銀行株も同社の債券の早期償還などの対策で一息、金融不安の連鎖はいまのところ小康を保っています。一方で先週は3.1%まで下げた長期債利回りが上昇し、株価上昇には向かい風となっています。

為替市場はドル円が130円80銭前後で推移、ユーロは1.084ドルに続伸、ドル指数は前日の102.8から102.4ポイントに続落して推移、米10年債利回りは同3.53%から3.57%に小幅に上昇しています。金融不安が燻る市場環境が続きますが、市場ではFOMCの利上げは残り1回、利上げ幅0.25%をほぼ織り込み、年内の利下げを見込む向きが多く、FRB関係者のタカ派発言とは相いれないハト派指向の市場となっているようです。

【石油市況】
原油は73.20ドル(+0.39)に小幅に続伸して引け、前日に明らかとなったイラク北部のクルド地域からのトルコ向け45万バレルの原油輸出の停止が引き続き材料視されています。

【貴金属市況】
金はアジアから欧州時間にかけて軟調に推移し一時1967.7ドルまで下落も、徐々に下値を切り上げる展開となり1990.4ドル(+18.9)と前日の下落分の2/3程度を取り戻しています。対ユーロでのドル安や、米金融政策の終盤に向けて後々利上げ期待も上昇の背景にあるようです。本日の円換算は8275円前後になります。




SVB引き受け先確定、ドイツ銀行劣後債早期に償還

おはようございます

【金融・為替】
週明けのNY株式市場はダウ平均が3万2432ドル(+194)に、ナスダック指数は1万1768(−55)に、S&P500市場は3977(−4)に小反落して引けています。渦中のシリコンバレー銀行(SVB)は米ファースト・シチズンズが買収することで決定したことや、欧州ではドイツ銀行の劣後債を早期償還することを決め、金融システムへの不安が後退して銀行株がダウ平均を押し上げています。

為替市場ではドル円は131円45銭前後と昨日東京午後3時ころより60銭前後の円安・ドル高水準、ユーロは逆に1.079ドルに続伸、ドル指数は週末の103.1から102.8ポイントに小反落、米10年債利回りは同3.33%から3.53%に上昇しています。

【石油市況】
原油は72.81ドル(+3.55)に3日ぶりに急反発して引けています。急反発の主な要因はイラク北部のクルド人支配地区から日量45万バレルがトルコに輸出されていましたが、国際仲裁裁判所が調停したイラク政府の主張を受け入れたことから、イラクの主張に基づきトルコ側が輸入を停止したことにあるようです。また、金融システム不安が解消にむかうとの期待もあり急反発につながった模様です。

【貴金属市況】
先週は金融不安の台頭に質への逃避して受け皿の金が機能し、何度か2000ドルの大台を回復する波乱となりましたが、米SVBの買収の成立や、ドイツ銀行の劣後債の早期償還に動いたこともあり金融不安が緩和に向かったことや、ダウ平均が3日続伸して市場のリスク回避姿勢の後退となり、週明けの金相場は修正安となりNY金6月限は1971.3ドル(−30.2)に大幅に続落して引けています。しかしながら、金融不安の解消と決めつけるには時期尚早?金融市場全般に「おっかなびっくり」の市場環境はまだ続きそうです。本日の円換算は円安もあり8255円前後になります。

燻る金融不安、火消しに躍起の当局

おはようございます

週末にイエレン財務相がFSOC(緊急金融安定監視評議会)の開催を発表、メンバーにはFRBや連邦預金保険公社が含まれ議論の内容が注目されていました。FSOCは銀行セクターの現状を議論し、一部機関はストレスを受ける状況になったが、米銀行システムは引き続き健全かつ強靭(きょうじん)だ」と指摘しました。

また、一方でミネアポリス連銀カシュガリ総裁は「銀行の混乱は景気後退のリスクを高めた」としながらも、「景気や金融政策にどのような意味をもたらすのか判断するのは時期尚早だ、注意深く見守っていく」と行くと語っています。

先週はFRB始め英中銀、スイス中銀も利上げを断行しました。前の週にはECBも予定通り利上げし、金融システムに揺れる金融市場の動揺を尻目に、インフレ対応を重視する姿勢を姿勢を示しました。

今週も消費者物価指数(CPI)や個人支出(PCE)等のインフレに関する重要指標が発表される予定ですが、同時に金融セクター関連のニュースが今週も注目されることになります。

今週もよろしくお願いいたします!

金融安定への試練が続く

おはようございます

【金融・為替】
週末のNY株式市場は引き続く信用不安を巡る問題から神経質な展開に、ダウ平均は序盤は300ドルを超える反落場面も見られましたが、その後徐々に持ち直し3万2237ドル(+132)に続伸して引けています。欧州ではクレディ・スイスを買収したUBS株が下落、引き継いだ一部の債権が無価値と伝えられ、今後の借り換え時に新たな負担を強いられる予測が重し、以前より資本の脆弱性が指摘されていたドイツ銀も急落、英国や仏大手行にも下落を強いられる展開が重しとなりました。その後イエレン財務相が緊急金融安定監視評議会の開催を発表、メンバーにはFRBや連邦預金保険公社が含まれ議論の内容が注目されています。ナスダック総合指数は1万1823(+36)に、S&P500市場も3970(+22)に揃って続伸して引けました。

為替市場では欧州の金融株下落によるリスク回避から円相場は一段上昇し、一時129円60銭台まで2月上旬以来の円高水準となり、その後は金融市場が落ち着きを取り戻したことから130円75銭前後に、ユーロは欧州の金融不安台頭に1.071ドルに急反落、ドル指数は前日の102.2から103.1ポイントに反発、米10年債利回りは同3.68%から3.33%に低下しました。上記の米財務省主導の緊急会合の続報もこの週末に注目、来週も信用不安問題が市場の最大関心事項となりそうです。

【石油市況】
原油は69.26ドル(−0.70)に続落して引け、欧州時間にドイツ銀行など欧州大手行株が下落し、信用不安の広がりに一時67ドルを割り込む場面も見られました。NY入り後は株式市場が持ちこたえプラスに転じると安値から戻す展開となるも前日比ではマイナスを強いられています。一方で4月にはロシアの原油生産量が日量45万バレルの減産の準備とも伝えられ、今後の供給に対する不安も指摘されています。

【貴金属市況】
前日に急反発に転じた金は、欧州時間の信用不安問題の燻りに反発し再び2000ドルの大台を回復、但し、その後の株価に反発地合が鮮明となると徐々に上値が重く推移して1983.8ドル(−12.1)に反落して引けています。欧州ではドイツ銀行や、クレディ・スイスを買収したUBSが下落し、資本の脆弱性や統合による負の遺産への警戒が高まりました。信用不安のなかで先週はECBが、そして今週はFRB・英中銀・スイス中銀とインフレ対応の利上げが続き、金融不安と景気後退観測が金価格をサポートする展開が続きます。週明けの円換算値は8290円前後になります。

良い週末をお過ごしください!

今週はパウエルよりイエレン(金融政策より信用不安)

おはようございます

【金融・為替】
NY株式市場は前日の下落から反発に転じ、ダウ平均は3万2105ドル(+75)に、ナスダック指数は1万1787(+117)に、S&P500市場は3948(+11)に3市場揃っての反発となりました。

FOMCでは今年末の政策金利の水準見通しは5.1%が平均値と予想され、今後0.25%利上げ1回で済むことになり、市場関係者の間では年内の利下げを見込む向きもあり概ね歓迎といったところでしょうか。今週はFOMCよりも信用不安に対処する財務長官イエレン氏の発言に一喜一憂となっています。前日に預金保護の拡大に慎重姿勢を示しましたが、本日は一転して「追加措置を講じる用意がある」と発言し、リスク回避姿勢が後退しました。不安定な値動きが続くのは金融株で上下にブレる展開となり、この先の不安定な要素は続き金融不安解消の道のりはまだ続くことになります。

為替市場はドル円は一時130円30銭台に下落(円は上昇)1か月半ぶりの円高水準に、現在は130円85銭前後で推移もドル売り優勢の展開が続きます。ユーロは1.083ドルに反落し、ドル指数は前日の102.5から102.2ポイントに続落しています。米10年債利回りは同3.45%から3.68%に小幅に上昇しています。

【石油市況】
原油相場は4日ぶりに反落に転じ69.96ドル(−0.94)で引けています。金融システムの不安解消には道のりがまだ見通せない環境が続き、株価の不安定な展開も原油市況の上値を重くさせているようです。

【貴金属市況】
前日のFOMC前に通常のセッションを終了1949.6ドルで引けましたが、FOMCで利上げ打ち止め時期が早まり年内利下げ観測も浮上し引け後に一気に30ドル前後浮上しました。その後は保ち合いながらもNY株式市場では金融株が不安定な値動きを続け、金融システムに対する信頼性の低下に金は反応を示し再び2000ドルの節目を一時突破、引けにかけては大台を割り込んだものの1995.9ドル(+46.9)と引け値ベースでは高値更新で引けています。本日の円換算は8360円前後になります。

FOMC予想通りも、イエレンの預金全面保障なしがネガティブ要因に

おはようございます

【金融・為替】
NY株式市場は3日ぶりに揃って反落し、ダウ平均は3万2030ドル(−530)に、ナスダック指数は1万1669(−190)に、S&P500市場は3936(−65)に反落して引けています。

FOMCでは予想通り政策金利を0.25%引き上げ年率4.75%〜5.0%としました。注目のドット・チャートでの今年末の政策金利見通しは5.125%となり、今後0.25%利上げが1回程度となります。議長はインフレの鎮静化に努めると話す一方で、銀行システムの不安の拡大もあり利上げ見送りも検討したと述べています。また、年内の利下げは見込んでいない!と、タカ派発言も健在のようでした。株価にとってFOMC事態は予想の範囲内のことでネガティブ要因ではありませんが、イエレン財務相が上院で「銀行預金の全面的な保険や保証に関することは検討も議論もしていない!」と発言し、現状の預金が保護される25万ドル(3280万円)の範囲を超える分は預金者の自己責任、そして破たんした銀行の経営者の責任も問われることになり、金融株が下落を先導した模様です。

為替は131円40銭と東京時間午後3時から1円程度のドル安・円高水準で推移、ユーロも1.085ドルに続伸、ドル指数は前日の103.2から102.5ポイントに反落し1か月半ぶりのドル安水準、米10年債利回りは同3.60%から3.45%にこちらも低下しました。市場では次回会合か6月会合で0.25%利上げして打ち止め、その後は年内の利下げを見込む向きが増加しているようです。

【石油市況】
原油は70.90ドル(+1.23)に3日続伸して70ドルの大台を回復しました。FOMCは予想通りの利上げとなりましたが、市場では年内利下げを見込む見通しから原油市況の追い風となった模様です。

【貴金属市況】
前日に急反落に転じた金はアジアから欧州時間は1940ドル台を挟む保ち合いに終始、米国時間ではECBによる利上げ見通しが強まりユーロ高・ドル安の流れに堅調に推移、更にFOMC後にドル安や長期金利の低下を受けて一段買われて1949.6ドル(+8.5)に反発して引けています。午後はイエレン財務相の預金保障の検討はしていないとの発言から、再び信用不安が広がり株安・金高の流れに戻っています。本日の円換算は8290円前後になります。

イエレン財務相「信頼保持のために銀行システム守る」

おはようございます

【金融・為替】
NY株式市場は続伸し、ダウ平均は3万2560ドル(+316)に、ナスダック指数は1万1860(+184)に、S&P500市場は4002(+51)に3市場揃って続伸して引けています。欧米の金融に対する信用不安はまだ根強い疑心暗鬼に覆われていますが、イエレン財務相の発言が米政府の金融安定への強い意思表示となり、リスク回避指向の市場ムードを後退される力があったようです。

為替市場は前日にドル円は一時130円50銭台までドル安・円高が進行する場面が見られましたが、株価反発のリスク回避後退の動きもありドル買い優勢となり132円35銭前後で推移しています。一方でユーロは1.076ドルに続伸し、ドル指数は前日の103.4から103.2ポイントに小反落しています。米10年債利回りは同3.49%から3.60%に上昇しています。本日はFOMC2日目の討議で明日の日本時間午前3時に政策金利が発表され、3時半よりパウエル議長の会見予定となっています。利上げ幅は0.25%引き上げが市場のコンセンサス、各メンバーにより金利見通しドットチャートや、議長の信用不安に対する言及内容など注目度は極端に高いイベントになります。

【石油市況】
株価が連騰して信用不安後退の動きもあり、原油価格を押し上げる展開に69.67ドル(+1.85)に続伸して引けています。原油本来の需給ファンダメンタルにはこのところ置き去りにされる展開が続き、市場の安定感が取り戻されてようやく原油の需給が反映されるというところでしょうか。

【貴金属市況】
週明けにほぼ1年ぶりの高値2014.9ドルまで上昇した金相場は、本日はイエレン発言もあり金融株が上昇し、信用不安が後退したとの判断から手じまい売りが優勢となり下落し1941.1ドル(−41.7)に反落して引けています。本日の円換算は8250円前後になります。

信用不安一先ず後退も、、、

おはようございます

【金融・為替】
週明けのNY株式市場は3市場揃っての反発、ダウ平均は3万2244ドル(+382)に、ナスダック総合指数は1万1675(+45)に、S&P500 市場は3951(+34)に反発して引けています。UBSのクレディ・スイス買収の報道は、信用不安の拡大の歯止めにひと役買ったという判断からリスク回避姿勢が後退する流れとなりました。また、日米欧の6中銀の協調してのドル供給の強化発表も安心感を与えたようです。一方で一時的に信頼を失った金融不安の解消はそうたやすいことでなく、負の連鎖への警戒はまだしばらく続くことになりそうで、金融安定の道筋は険しいものとなりそうです。

為替市場ではこの日も序盤はドルを一段と売り込む動きが見られ、ドル円は一時130円50銭台に、ユーロも1.063ドルに続伸、その後は株価反発のリスク回避の動きが緩和に向かうとドル売りが後退、ドル円は現在131円40銭前後に、ユーロドルも1.072ドル前後にそれぞれ反落して推移、ドル指数も一時の103.2から103.3ポイントに小反発し、米10年債利回りも3.29%から3.49%に浮上して推移中です。本日と明日の両日はご承知のようにFOMCが開かれます。市場の動揺を抑えるために利上げ休止の見方もあるなかで、0.25%利上げのインフレ抑制政策の継続が予想されていますが、市場の動揺を最小限に抑えるためのパウエル議長の会見内容や、メンバー18名による今後の金利見通し(ドット・チャート)に注目が集まります。

【石油市況】
原油は時間外では金融システムへの不安から続落する展開も、株式市場が徐々に切り返す展開もあり徐々に下値を切り上げて反発し、午後にはプラスサイドに浮上して67.64ドル(+0.90)に反発して引けています。本来は需給で動くはずの原油市況ですが金融市場との連動性が高く、今回は株式市場と同様にリスク商品として動きが目立っています。

【貴金属市況】
週明けのクレディ・スイスをUBS買収の報道も、信用不安を払しょくするには力不足との判断もあってか、金はアジア時間の終盤に遂に2000ドルの大台を1年ぶりに突破する展開となりました。その後は欧米の株式市場が下げ止まる展開となると同時に、金は大台を割り込み軟化に転じたものの下値も堅く推移し1982.8ドル(+9.3)に続伸して引けました。大台を死守することはないものの、引き続き堅調を維持する金の動きをみると、信用不安への警戒心が市場から容易に解けない現状が浮かび上がる状況です。円建ての換算値は8340円前後になります。

本日はWBC準決勝、良い休日をお過ごしください!も、、、、
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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