本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2023年01月

FOMC前に株価は益出し、ドルは買い戻し優勢に

おはようございまます

【金融・為替】
週明けのNY株式市場は3市場揃って反落に転じ、ダウ平均は3万3717ドル(−260)に、ナスダック指数は1万1393(−227)に、S&P500市場も4017(−52)に反落して引けています。本日より2日間の日程でFOMCが開かれますが、その前に本日は消費者信頼感指数、明日は製造業景況指数やADP民間雇用統計の発表も控える景気指標のてんこ盛りの週となります。FOMCは日本時間2月2日午前4時、既に0.25%利上げは織り込み済みで、その後のパウエル議長会見により今後の政策金利の行方を探る展開となります。

為替市場はドル買い戻しの動きが優勢となり、ドル円は130円40銭前後で推移、ユーロも1.085ドルに反落し、ドル指数は週末の101.9から102.2ポイントに反発し、米10年債利回りは同3.51%から3.54%にこちらも小幅上昇しています。

【石油市況】
原油は77.90ドル(−1.78)に大幅に続落して引け、80ドル台大台に乗せると今回も上値重い展開となりました。FOMC前に株式市場が神経質な展開となり、3月利上げ停止期待に慎重が見方が広がっていることや、西側諸国の制裁にも関わらずロシア産原油の輸出増加が続き、原油需給の緩和を意識させる展開となっています。

【貴金属市況】
昨年11月3日のボトム1618.3ドルからドル相場の高値修正の動きを追い風に上昇する金相場、年明けもドル安支援に上昇の動きが続き1950ドルに接近する場面も見られます。足掛け3か月に及ぶ上昇相場は値幅にして300ドル強の上昇となり、昨年5月以らの2000ドルの節目を伺う強基調が続きます。一方で1900ドル超の水準では高値警戒や、投機筋の買い方の益出しの動きもあり上昇一服、本日はドル高や長期金利の上昇に売り物に押されて3日続落して1939.2ドル(−6.4)で引けています。今回のFOMCではドットチャートは発表されませんが、議長会見により3月以降の政策金利を探る展開となり、金相場が2000ドル突破まで買う条件として利上げ停止に向かうヒントが欲しいところです。議長がインフレ収束までの道のりは遠く、タカ派姿勢は当面貫くとなれば応分の調整の可能性も考えられます。本日の円換算は8030円前後になります。

今週はFOMC後のパウエル議長発言が注目!

おはようございまます

今週の注目はなんといってもFOMCですが、現状の政策金利(FFレート)は年率4.25%〜4.5%で今回のFOMCでは0.25%利上げの年率4.5%〜4.75%となる見通しが高く、既に利上げ幅は織り込んでいるものと思われます。今回のメンバーの先行きの政策金利見通しの発表はなく、パウエル議長の会見内容が注目されますが、これも議長のタカ派発言はある程度織り込んでいるものと思われます。

但し、利上げ幅も議長のタカ派発言は概ね予想通りとなっても、市場の受け止め方がどのような反応となるのかは不明で、市場を取り巻く環境や市場のムードにも影響されそうです。年初からの株高のリスクオン相場の背景には、利上げは早晩打ち止めとなり、年後半には利下げを見込む可能性の高まりを織り込んでいると考えられ、インフレの鈍化傾向とともに利上げ打ち止め=景気後退回避という楽観的なシナリオが優勢の市場ですが、実際の今後の金融政策や景気動向を注視することになります。

FOMCの翌日2月2日にはECBとBOE(イングランド銀行)の理事会が開かれ、こちらはどちらも0.5%利上げが予想されています。このところのユーロの堅調推移は米国よりも深刻な欧州のインフレに対して、FRBよりもタカ派なECBの金融姿勢があるようで、こちらも注目されます。そして、週末には「米雇用統計」が発表されます。

今週もよろしくお願いいたします!

PCEインフレ鈍化=利上げ緩和=景気後退阻止の楽観シナリオに

おはようございます

【金融・為替】
週末のNY株式市場は続伸しダウ平均は3万3978ドル(+29)に6日続伸、ナスダック指数も1万1621(+109)に、S&P500 も4070(+10)に続伸して引けています。この日、注目された個人消費支出(PCE)コア指数は事前予想通り4.4%と前月比ー0.3%となり、インフレ鈍化を裏付ける内容でFRBによる利上げの減速を正当化する中身となりました。インフレの鈍化傾向=利上げ縮小により景気後退回避とのポジティブな受け止めとなっているようです。

為替市場はドル円は129円85銭前後で小幅な円高・ドル安水準、ユーロは1.086ドルに前日に続く続落、ドル指数は前日の101.8から101.9ポイントに小幅続伸しています。米10年債利回りは同3.49%から3.51%に小幅に上昇しています。

【石油市況】
原油は79.68ドル(−1.33)に3日ぶりに反落に転じて台割れで引けています。ロイター通信はバルト海経由のロシア産原油の積み出しが、12月以降50%増加に転じていると伝え市場への供給過剰が意識される反応となりました。

【貴金属市況】
前日に6日ぶりに反落に転じた金は、PCE発表直後にはインフレ鈍化=利上げ緩和の反応から上昇に転じるも、前日に続くユーロ安・ドル高の流れに押されて軟化し1945.6ドル(4月限・−1.1)に小幅続落して引けています。週明けの円換算は8030円前後と円建て金は8000円台での高値保ち合いが継続となりそうです。

良い週末をお過ごしください!

GDP予想を上回り景気後退観測が後退

おはようございます

【金融・為替】
NY株式市場は堅調に推移し、ダウ平均は3万3949ドル(+205)に5日続伸、ナスダック指数は1万1512(+199)に反発し、S&P500市場も4061(+64)に反発して引けています。注目された米第4四半期のGDPは第3四半期の3.2%を下回ったものの、事前予想の2.8%を上回る2.9%と発表されました。また、テスラモータースの決算発表で悲観見通しが後退したことも上昇要因となりました。

為替市場はドルを買い戻す展開となり、130円25銭前後で推移し昨日の東京時間から1円前後の円安・ドル高水準、ユーロも1.089ドルに反落して推移、ドル指数は前日の101.6から101.8ポイントに小反発しています。米10年債利回りは同3.45%から3.98%に上昇しました。本日はGDPが事前予想を上回ったことから、過度な利下げ期待が後退しドルや金利の低下が一服したというところでしょうか。

【石油市況】
原油は81.01ドル(+1.86)に大幅に続伸して引け、GDPが事前予想を上回り景気後退観測が低下したことや、FRBによる年内利下げ期待も継続、いいところ取りの反応となっています。また、来週の中国の「春節」明け以降の経済の正常化期待が根強く原油市況を支えているようです。

【貴金属市況】
金は前日の高値をアジア時間では維持して一時1949.8ドルと、直近高値を更新する場面も見られました。その後の欧州時間ではドル安が一服し軟調に推移、米国時間ではGDP発表後は更にドル買い優勢の展開となったことや、長期金利も上昇に転じことから6日ぶりに反落に転じ1946.7ドル(−12.7)に反落して引けています。引き続きNY金の先物市場は取組高の増加傾向を維持し買い方勢力の優位は継続、ドルが更に大幅上昇するとか、長期金利の上昇基調が認められる市場環境の変化でもなければ1900ドルを大きく下回る可能性は小さいと見られます。海外高から今週は円建ても大手地金商のタナカ貴金属では、史上最高値の販売価格を更新しました。円建ても8000円台を今週は維持しながら推移、本日の円換算は8060円前後になります。

カナダ中銀が次回利上げ休止の示唆交換

おはようございます

【金融・為替】
NY株式市場はマイクロソフトの今年1〜3月期の売り上げ見通しが市場予想を下回ったこともあり、ダウ平均は序盤に450ドル余る下落する場面が見られたものの、この日カナダ中銀が0.25%利上げしましたが次回以降は利上げ停止の様子見を示唆したことから、来週のFOMC以降の利上げが緩和に向かうという楽観的な見通しから上昇に転じて3万3743ドル(+9)に僅かに続伸して引け、ナスダック指数も下落幅を詰めて1万1313(−20)に続落、S&P500市場も同様に4016(−0.05)の下落幅にとどまっています。

為替市場は来週のFOMCで0.25%引き上げ予測に対して、ECB理事会では0.5%引き締めが予想され金利差縮小からユーロが本日も堅調推移し1.091ドルに続伸、ドル円はユーロ高に連れ一時129円20銭前後まで円高が進み現在129円60銭前後に前日比80銭前後の円高ドル安で推移、ドル指数は前日の101.9から101.6ポイントに続落して推移、米10年債利回りは同4.35%とほぼ同水準で推移しています。

【石油市況】
原油は80.15ドル(+0.02)と80ドルを挟み上下動するも、引けて見ればほぼ前日並みの水準となっています。引き続き世界的な景気停滞が原油需要の足かせとなる市場環境が続く一方で、春節以降の中国経済の正常化期待による原油需要の拡大期待が共存するものとなっています。

【貴金属市況】
金は連日の上昇相場が続くことからある程度の値ごろ感もあり利食いに押され、NY時間序盤には一時1920.6ドルまで押す場面も見られましたが、その後はドル相場の下落を転機に上昇に転じ1942.6ドル(+7.2)に5日続伸して引けています。本日の円換算は8080円前後になります。

インフレ停滞や利下げ期待にソフトランディングに期待

おはようございます

【金融・為替】
NY株式市場は高安まちまちな展開となり、ダウ平均は3万3733ドル(+104)に3日続伸、ナスダック指数は1万1334(−30)に反落、S&P500市場は4016(−2)に小反落して引けています。この日、発表されたPMI総合が発表され46.6と前月の46.4や事前予想の45.0を上回り、為替市場では一時ドル高に、また、長期金利も一時上昇してFRBの金融政策の引き締めを示唆する反応となりましたが、長くは続かずドルは軟化に、長期金利も低下に転じています。

為替市場はドル円はPMI発表直後に一時131円10銭前後にドルの戻す場面となりましたが、その後買い戻し一巡から130円20銭前後に昨日の東京時間並みの水準に、ユーロは1.088ドル前後に一段と上昇、ユーロ圏PMIが50を上回りこのところ以外にも欧州の景気指標は改善が見られ、インフレも米国を上回る水準が続きECB幹部は今後2度の理事会で0.5%×2回と米国の利上げ見通しを上回るもので、通貨ユーロは対ドルで底堅く推移しています。

【石油市況】
原油は80.13ドル(−1.49)に続落して引ています。このところ中国経済の正常化期待に買われていましたが、80ドル超の水準では利食い売りにも押されるところとなっています。また、PMIの回復が欧州では目立つものの、米国経済の立ち直りの遅れも意識されているようです。

【貴金属市況】
株価の不安定な値動きが続く中で金相場は安定して上昇が続きますが、本日は欧州時間に1943.8ドルと直近高値を維持値更新し、米国時間に入り昼頃にPMIが発表されると、ドル高と長期金利の上昇に軟化を強いられて一時1918.2ドルまで下落、その後はドルや長期金利の動きが反転したことから反発に転じて1935.4ドル(+6.8)に持ち直して4日続伸して引けています。NY金先物の取組高は2か月ぶりに50万枚の大台に乗せたことを見ても、投機筋の買いが徐々に膨らんでいる状況です。相対力指数(RSI)は70ポイント乗せが続き、高値警戒も付きまとうものの買い玉の回転が効いていることもあり連日底堅く推移しています。円建ても円高が一服がしたこともあり8000円の大台乗せとなり、本日の円換算は8085円前後になります。

利上げ緩和期待が継続

おはようございます

【金融・為替】
週明けのNY株式市場は続伸して引け、ダウ平均は3万3629ドル(+254)に、ナスダック指数は1万1364(+228)に、S&P500市場も4019(+46)に3市場揃って続伸しました。22日付けのWSJ(ウォールストリートジャーナル)紙が来週のFOMCでは「利上げ停止のための労働市場やインフレ状況がどの程度減速を必要とするのか検討を始める可能性がある」との記事が掲載され、先週のウォラーFRB理事の「次回利上げは0.25%が適切」に続き、市場には好感を持って受け止められているようです。例のニック記者の配信のようです。

為替市場はドル円は一段と上昇(円は下落)して130円65銭前後に東京時間から80銭前後の円安・ドル高で推移、日本の10年債利回りは先週は一時日銀が許容する0.5%を上回る場面もありましたが、その後は日銀の政策金利時もあり低下し、日本国債への売り物が細っているようで週明けは0.3%台に下落し円売り要因となっている模様です。ユーロは1.086ドルにほぼ週末並みの水準で推移、ドル指数は週末の101.9から102.0に小幅上昇しています。米10年債利回りは同3.48%から3.52%にこちらも小幅に上昇しています。

【石油市況】
原油は先週は先週に年明けの下落分を概ね取り戻し上昇、週明けの余勢をかって82ドル台中盤まで一時買われるも、その後買い一巡後は軟化し81.62ドル(−0.02)に3日ぶりに反落して引けています。中国は「春節入り」から中国の引き合いは一服、その後の中国経済の正常化期待は根強いようです。また、2月からEUはロシア産の輸入停止や価格上限問題も控えています。

【貴金属市況】
金はアジアから欧州時間は1930ドル前後で保ち合い推移、NY時間昼頃には一時対ユーロでのドル高に押されて1912.5ドルに沈む場面も見られましたが、売りは続かず引けにかけては戻る展開となり1936.7ドル(+0.4)に小幅ながら3日続伸して引けています。NY金先物市場では引き続き徐々に取組高は増加傾向にあり、新規買いが上昇相場を支えているようです。本日の円換算は8080円前後になります。

荒れる為替相場〜日銀人事とFRBの金融政策

おはようございます

日銀のYCC(イールドカーブコントロール)修正から円安修正が続き、年初から1日の値幅が1円~2円幅の値動きも珍しくありません。週末はダボス会議に参加した黒田総裁が緩和策の維持を改めて主張したことから、130円台に一時戻す場面もありましたが、根強い政策変更への見方が市場に根付きだしているようです。

注目されるのは4月の総裁人事ですが、政府は2月中に次期総裁を指名する動きとなっています。副総裁の雨宮氏と前副総裁の中曽氏などが有力と伝えられています。両候補ともに安倍政権時代に副総裁の座に就いた経緯から異次元緩和に関わってきたのですが、総裁就任後の過大は出口戦略への政策で市場の注目は4月以降は俄然注目を集めるこちになります。インフレ目標が間近に迫る環境となっていますので、早かれ遅かれ利上げ政策への変更が予想されます。一方で市場の米国の政策金利見通しは年内利下げ期待が高まり、日米の金利差縮小から円高進行を見通す見方も見られます。いずれにしても日米の金融政策の行方が為替市場を左右することになります。

来週にFOMCを控えた関係から今週はブラックアウト期間に入り要人発言はなくなりますが、2月1日のFOMCでは0.25%利上げが有力視されています。市場の年内利下げ期待に対して、FRB要人は年内利下げの可能性の低いことを主張し、市場との温度差は広がる一方でFRBの金融政策に今年も翻弄される1年間となりそうです。

今週もよろしくお願いいたします!

FRB理事利上げペース緩和に言及!

おはようございます

【金融・為替】
週末のNY株式市場は反発に転じ、ダウ平均は3万3347ドル(+329)に4日ぶりに、ナスダック総合指数は1万1140(+288)と3日ぶりに、S&P500市場も3971(+72)に4日ぶりに3市場揃って反発して引けています。今週は連日景気後退観測や企業業績への懸念がネガティブに作用しましたが、本日はFRBウォラー理事が「次回FOMCでは0.25%の利上げを望む」と明言し、利上げペース言及が下げ止まりのきっかけとなった模様です。来週が要人発言がブラックアウト期間に入ることになり、利上げペース緩和は市場のポジティブ要因とみられますが、決算発表や景気指標を横睨みしながら景気見通しに一喜一憂となりそうな展開が予想されます。

為替市場ではドル円は一時130円60銭近辺まで続伸(円は続落)し、ダボス会議に参加の黒田総裁は41年ぶりの高い消費者物価指数が発表されたものの「賃金が上昇し始め、インフレ目標が安定して持続的なかたちで達成できることを望んでいる」とし「もうしばらく待たねばならない!」と発言し、緩和策の継続を改めて主張しました。その後は円売り一巡から129円55銭前後の水準ですが、先週末の東京時間らは2円40銭前後の円安・ドル高水準で、過度な日銀政策変更への期待はやや後退した印象ですが、4月の総裁人事以降の政策変更に対する根強い思惑は不安定な円相場が続くことを意味します。ユーロは1.085ドルに反発し今後2度のECB理事会で0.5%×2回の利上げが見込まれr、利上げペース緩和のFRBとのスタンスよりもタカ派な姿勢が意識されています。ドル指数は前日の102.0から101.9ポイントに続落、一方で米10年債利回りは同3.39%から3.48%に上昇しました。

【石油市況】
原油は81.31ドルに続伸して引けています。引き続き中国のゼロコロナ撤廃による中国経済の正常化期待に加えて、再来週のFOMCでの利上げペース縮小見通しや、本日の株価反発の動きも支援要因とみられます。

【貴金属市況】
金は引き続きドル安や長期金利の低水準という市場環境や、本日はFRBウォラー理事の次回FOMCでの0.25%利上げ言及による引き締め緩和の追い風を受けて続伸、一時1939.0ドルの戻り高値を更新し引け値も1928.2(+4.4)に続伸して引けています。今週はユーロ相場が堅調に推移し、円建て相場もドル安・円安の流れが支援して8000円台今週は回復、円相場の不安定な値動きから来週の円建て金相場も方向感が定まりにくい展開が予想されます。

良い週末をお過ごしください!

スタグフレーション懸念が台頭

おはようございます

【金融・為替】
NY株式市場は続落して引け、ダウ平均は3万3044ドル(−252)と連休後の3営業日で1200ドルを超える下落、ナスダック指数は1万0852(−104)に、S&P500市場も3898(−30)に続落して引けています。本日はFRBブレイナード副議長が改めて利上げ路線を正当化するタカ派発言に及び、市場の利上げペース縮小から年内の利下げ見込みを牽制しました。また、このところの景気指標は事前予想を下回るものが続出し景気後退を意識せざるを得ない市場環境となっています。スタグフレーション懸念(物価上昇と景気後退の同居)が高まっているようにもいられます。

為替市場では引き続き荒れるドル円は東京時間に一時127円70銭台まで円高が進むも、米国時間では逆回転し128円40銭前後で推移、一方でユーロはECB理事会の議事録で追加利上げのタカ派姿勢が示されて1.083ドル前後に上昇、ドル指数は前日の102.4から102.0ポイントに反落しています。米10年債利回りは前日の3.37%から3.39%に小幅上昇しています。

【石油市況】
原油は80.33ドル(+0.85)に反発して引け、株価続落を横目に見ながらの上昇となっています。11月の中国の石油需要は9か月ぶりに需要拡大が確認されたことや、明日からの「春節」の大型連休に入る中国ですが、ウィズコロナ転換の今後の需要拡大期待も広がっているようです。

【貴金属市況】
景気後退懸念から下落が続く株式市場を尻目に、今週はドル安と長期金利の低下が金には最良の市場環境となっています。ここ2営業日は株安による益出しに押す場面が見られましたが、本日は3日ぶりに買い戻されて一時1936.9ドルの戻り高値を更新、終値ベースも同1923.9ドル(+16.9)に反発して引けています。再びRSI(相対力指数)は70を超えて買われ過ぎゾーンに入っていますが、我らの円建ては為替の乱高下にも翻弄される展開から読みにくい環境が続きます。本日の円換算は7950円前後に反発となります。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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