おはようございます
【金融・為替】
日本に続き米国市場も今年最後の取引、ダウ平均は一時400ドル近い反落場面も見られましたが、安値からは買い戻す動きから前日比ー73ドルの3万3147ドルに反落して引け、ナスダック市場も1万0466(−11)に、S&P500 市場も3838(−10)に3市場揃っての反落で取引終了しました。1019年12月の世界的なコロナ感染の拡大に各国中銀の金融緩和から世界的に株価が上昇、そして感染がピークを迎えた今年は今度は利上げに転じ株価下落の皮肉な展開となりました。感染拡大は世界中の人々の試練を強いる反面、金融緩和は市場にはやさしく、感染が終息に向かい経済活動が再開に向かうと、今度は金融引き締めは市場に冷や水を浴びせる結果をもたらし、良くも悪くも時々の金融政策に市場は翻弄されることを再認識させられる1年でした。
為替市場はドル売りが優勢となり、ドル円は一時130円70銭前後に円高が進行しました。先週の日銀の政策変更後の130円50銭台を抜ける手前で踏みとどまるも、131円10銭前後で今年の円の最安値から20円前後の調整となりました。来年4月には日銀総裁が交代し政策変更が一段と進み、日銀も本格的に出口戦略に進みドル円は120円に向かうとの指摘があります。逆に米国ではインフレのピークアウトから年後半の利下げの可能性から、ドル下落が進むとの見方がアナリストのメインシナリオのようですが、市場は生き物ですから容易く見通せるものではありません!ユーロも1.07ドル台に続伸しています。ロシア・ウクライナの戦闘の行方も不透明で、隣接する欧州通貨ユーロは日米よりも燃料費等のインフレへの警戒感が継続することになります。米10年債利回りは3.87%に小幅に上昇しました。
【石油市況】
続落中の原油は4日ぶりに反発に転じ80.26ドル(+1.86)に反発し、80ドル台の大台を回復して引けています。来年の世界的な景気後退観測は根強く、原油需要の見通しも減速が予想される市場環境ですが、コロナ対策解除で目先は混乱が続く中国経済ですが、中長期の視点に立つと経済活動の本格的な再開を期待する側面もあるようです。
【貴金属市況】
ドル安の追い風に定石通りならば上昇する金ですが、本日は動意に欠ける展開となり1826.2ドル(+0.2)と小幅高にとどまりました。推定出来高もわずかに10万枚を超える程度で、年末の市場参加者の薄さが感じられます。12月は最大金ETFのスパイダー・ゴールド(SPDR)の減少が8か月振りに止まり、世界の政治・経済の見通しが不安定な中で安全資産として金の立ち位置が回復する可能性も感じられます。
良いお年をお迎えください!
【金融・為替】
日本に続き米国市場も今年最後の取引、ダウ平均は一時400ドル近い反落場面も見られましたが、安値からは買い戻す動きから前日比ー73ドルの3万3147ドルに反落して引け、ナスダック市場も1万0466(−11)に、S&P500 市場も3838(−10)に3市場揃っての反落で取引終了しました。1019年12月の世界的なコロナ感染の拡大に各国中銀の金融緩和から世界的に株価が上昇、そして感染がピークを迎えた今年は今度は利上げに転じ株価下落の皮肉な展開となりました。感染拡大は世界中の人々の試練を強いる反面、金融緩和は市場にはやさしく、感染が終息に向かい経済活動が再開に向かうと、今度は金融引き締めは市場に冷や水を浴びせる結果をもたらし、良くも悪くも時々の金融政策に市場は翻弄されることを再認識させられる1年でした。
為替市場はドル売りが優勢となり、ドル円は一時130円70銭前後に円高が進行しました。先週の日銀の政策変更後の130円50銭台を抜ける手前で踏みとどまるも、131円10銭前後で今年の円の最安値から20円前後の調整となりました。来年4月には日銀総裁が交代し政策変更が一段と進み、日銀も本格的に出口戦略に進みドル円は120円に向かうとの指摘があります。逆に米国ではインフレのピークアウトから年後半の利下げの可能性から、ドル下落が進むとの見方がアナリストのメインシナリオのようですが、市場は生き物ですから容易く見通せるものではありません!ユーロも1.07ドル台に続伸しています。ロシア・ウクライナの戦闘の行方も不透明で、隣接する欧州通貨ユーロは日米よりも燃料費等のインフレへの警戒感が継続することになります。米10年債利回りは3.87%に小幅に上昇しました。
【石油市況】
続落中の原油は4日ぶりに反発に転じ80.26ドル(+1.86)に反発し、80ドル台の大台を回復して引けています。来年の世界的な景気後退観測は根強く、原油需要の見通しも減速が予想される市場環境ですが、コロナ対策解除で目先は混乱が続く中国経済ですが、中長期の視点に立つと経済活動の本格的な再開を期待する側面もあるようです。
【貴金属市況】
ドル安の追い風に定石通りならば上昇する金ですが、本日は動意に欠ける展開となり1826.2ドル(+0.2)と小幅高にとどまりました。推定出来高もわずかに10万枚を超える程度で、年末の市場参加者の薄さが感じられます。12月は最大金ETFのスパイダー・ゴールド(SPDR)の減少が8か月振りに止まり、世界の政治・経済の見通しが不安定な中で安全資産として金の立ち位置が回復する可能性も感じられます。
良いお年をお迎えください!