おはようございます
【金融・為替】
7月最終日と週末が重なるNY株式市場は3連騰して引けるリスクオン相場、ダウ平均は3万2845ドル(+316)と直近3営業日で1000ドル強の上昇、ナスダック市場は1万2390(+228)に、S&P500市場も4131(+58)に揃っての続伸となりました。決算が好感されたアップルやアマゾンが上昇を牽引しています。
今週最大のイベントであったFOMC後にパウエル議長が今後の金融政策に言及し「金融政策が引き締まるにつれ、引き締めペースを緩めることが適切」との発言に、次回9月以降の利上げペースが緩和されるとの好都合の解釈により、その後のリスクオンの流れで週末まで突っ走った印象です。一方でその後のGDPの2四半期連続のマイナス成長は景気後退を意味しますが、これも景気配慮の当局の緩和姿勢を後押しするとの解釈、本日の個人消費(PCE)コア指数は前年比+4.8%と僅かな伸びにとどまり、物価上昇に対する賃金の伸びの縮小から個人消費の伸びの鈍化が気がかりです。
為替市場では連日のドル安の流れが継続し、特に日本円の上昇が今週は顕著で一時132円50銭前後に急伸、その後は幾分落ち着いたものの133円25銭前後で先週末の137円85銭から大きくドル安・円高が進行しました。日米の金利差から円を大きく売り込んだポジションが一気に巻き返す展開となりましたが、政策の格差は引き続き続きドル売り一巡後は再び円を売る動きに転じるとの指摘もあります。ユーロは1.022ドルに反発し、ドル指数は前日の106.1から105.8ポイントに続落しています。米10年債利回りも前日の2.67%から2.65%に更に低下しています。FOMC後は複数のFRB幹部の発言が伝えられていますが、堅調な雇用から景気後退を回避するソフトランディングが可能との指摘が出されています。
【石油市況】
原油は一時100ドルの大台を回復する急反発となり、高値から調整も98.62ドル(+2.20)に反発して引けています。OPECプラスの6月実績が計画を284万バレル下回ったが明らかにされたことや、来週のOPECプラスの会合への影響も懸念される状況です。また、石油メジャーとエクソン・モービルとシェブロンが揃って過去最高の決算を発表したことも上昇要因でした。
【貴金属市況】
金は連日のドル安を背景にこれまでドル高を弱気した勢力のショートカバーが続き、3日続伸して10月限は1771.5ドル(+12.5)に続伸して引けています。株式市場同様に9月以降の金融政策の緩和見通しも上昇要因、売り方の手じまいにより総取組高が大きく減少していますが、1800ドルに向かうには新規買ことが必要とされていると思われます。週明けの円換算は7530円前後になります。
良い週末をお過ごし下さい!
【金融・為替】
7月最終日と週末が重なるNY株式市場は3連騰して引けるリスクオン相場、ダウ平均は3万2845ドル(+316)と直近3営業日で1000ドル強の上昇、ナスダック市場は1万2390(+228)に、S&P500市場も4131(+58)に揃っての続伸となりました。決算が好感されたアップルやアマゾンが上昇を牽引しています。
今週最大のイベントであったFOMC後にパウエル議長が今後の金融政策に言及し「金融政策が引き締まるにつれ、引き締めペースを緩めることが適切」との発言に、次回9月以降の利上げペースが緩和されるとの好都合の解釈により、その後のリスクオンの流れで週末まで突っ走った印象です。一方でその後のGDPの2四半期連続のマイナス成長は景気後退を意味しますが、これも景気配慮の当局の緩和姿勢を後押しするとの解釈、本日の個人消費(PCE)コア指数は前年比+4.8%と僅かな伸びにとどまり、物価上昇に対する賃金の伸びの縮小から個人消費の伸びの鈍化が気がかりです。
為替市場では連日のドル安の流れが継続し、特に日本円の上昇が今週は顕著で一時132円50銭前後に急伸、その後は幾分落ち着いたものの133円25銭前後で先週末の137円85銭から大きくドル安・円高が進行しました。日米の金利差から円を大きく売り込んだポジションが一気に巻き返す展開となりましたが、政策の格差は引き続き続きドル売り一巡後は再び円を売る動きに転じるとの指摘もあります。ユーロは1.022ドルに反発し、ドル指数は前日の106.1から105.8ポイントに続落しています。米10年債利回りも前日の2.67%から2.65%に更に低下しています。FOMC後は複数のFRB幹部の発言が伝えられていますが、堅調な雇用から景気後退を回避するソフトランディングが可能との指摘が出されています。
【石油市況】
原油は一時100ドルの大台を回復する急反発となり、高値から調整も98.62ドル(+2.20)に反発して引けています。OPECプラスの6月実績が計画を284万バレル下回ったが明らかにされたことや、来週のOPECプラスの会合への影響も懸念される状況です。また、石油メジャーとエクソン・モービルとシェブロンが揃って過去最高の決算を発表したことも上昇要因でした。
【貴金属市況】
金は連日のドル安を背景にこれまでドル高を弱気した勢力のショートカバーが続き、3日続伸して10月限は1771.5ドル(+12.5)に続伸して引けています。株式市場同様に9月以降の金融政策の緩和見通しも上昇要因、売り方の手じまいにより総取組高が大きく減少していますが、1800ドルに向かうには新規買ことが必要とされていると思われます。週明けの円換算は7530円前後になります。
良い週末をお過ごし下さい!