おはようございます
【金融・為替】
先週末にパニックに陥った世界の金融市場ですが、週明けは徐々に落ち着きを取り戻す展開となりました。特に感謝祭明けの米国市場は元々短縮取引で市場参加者も限られるなかで、その動揺は他市場以上のものだったと推測されます。週明けのダウ平均は3万5135ドル(+236)に反発し、ナスダック総合指数も1万5782(+291)に、S&P500市場も4655(+60)に揃って反発して引けています。為替市場もドル指数が週末の96.0から96.2ポイント台後半まで反発し、米10年債利回りも1.480%から1.512%に上昇しています。ドル円は113.0円から113.65銭前後に、ユーロも1.136ドルから1.127ドルにそれぞれ反発しています。
とは言え、オミクロンショックの下落や上昇に対するあくまでもリバウンド的な動きにとどまり、オミクロン株を過小評価する動きは限定的なものになっています。南ア政府の感染症の専門家は症例から軽度から中程度で、現状では重症化リスクは限定的との見立てのようです。まだ、症例のサンプルも少なく現状では更に調査を進めないと実態がつかめない不透明な状況です。
日本政府が外国人の入国を全面禁止すると厳しい措置をとったのは特例ながら、世界各国でアフリカ南部からの入国禁止措置が取られ、行動制限がなされていることは事実で少なからぬ経済への影響は懸念されます。一方で米国ではバイデン大統領が「ロックダウンは考えていない」と発言し、withコロナが主流の流れも変わらないようです。
今週末の12月には米2022年予算と米債務上限の問題が控えていて、本日はイエレン財務長官とパウエルFRB議長の席をともにする講演が予定されています。来年度予算と債務の上限引き上げには議会の承認が必要で、イエレン氏からの議会に対する再要請がなされる見通しながら不透明な情勢、また、2週間後のFOMCに対するパウエル議長の発言がなされるのか、今回のオミクロン株の金融政策への影響なども注目されます。財政の問題にも金融政策の問題にも重要視される講演と見られることから、市場関係者の注目度は高いイベントです。
【石油市況】
先週末に10ドルを超える暴落に見舞われた原油相場は、週明けに徐々に落ち着きを取り戻し下落に対するリバウンド的な戻りに69.95ドル(+1.80)に反発して引けています。NY時間には一時69.95ドルまで戻るも70ドルの大台乗せには至らず、その後は上値重く推移して引けています。12月2日はOPECプラスの閣僚会議が予定され、参加国の閣僚発言からはいまのところ生産調整の可能性は低いと見られていますが、オミクロン株の世界的な広がりがあれば経済へのダメージは計り知れず相場展開はポジティブなものには向かえない環境のようです。
【貴金属市況】
週末のオミクロン・ショックでは米国債や日本円とともに上昇する場面が見られ、一時は大台を回復して1816.6ドル近辺まで戻す場面も見られました。先週は早期の利上げ観測から一時1777.4ドルの安値を示現し、16日の高値1879.5ドルから100ドル幅調整する場面も見られました。調整場面から取組高が62万枚から6.6万枚減少し、ある程度のポジション調整がなされて買い方投機筋の投げ退く動きが見られました。一方で、今月は最大金ETF・SPDRが前月比で12トン余り増加し、5か月ぶりにようやく減少に歯止めが価格状況です。投げが一巡する手前でオミクロン株ショックがあり、取組高も中途半端に減少に歯止めがかけられました。本日は安全資産への買いと、高値掴みの整理売りが交錯し3日ぶりに小反落して1785.2ドル(−2.9)で引けています。本日の円換算は6510円前後になります。
【金融・為替】
先週末にパニックに陥った世界の金融市場ですが、週明けは徐々に落ち着きを取り戻す展開となりました。特に感謝祭明けの米国市場は元々短縮取引で市場参加者も限られるなかで、その動揺は他市場以上のものだったと推測されます。週明けのダウ平均は3万5135ドル(+236)に反発し、ナスダック総合指数も1万5782(+291)に、S&P500市場も4655(+60)に揃って反発して引けています。為替市場もドル指数が週末の96.0から96.2ポイント台後半まで反発し、米10年債利回りも1.480%から1.512%に上昇しています。ドル円は113.0円から113.65銭前後に、ユーロも1.136ドルから1.127ドルにそれぞれ反発しています。
とは言え、オミクロンショックの下落や上昇に対するあくまでもリバウンド的な動きにとどまり、オミクロン株を過小評価する動きは限定的なものになっています。南ア政府の感染症の専門家は症例から軽度から中程度で、現状では重症化リスクは限定的との見立てのようです。まだ、症例のサンプルも少なく現状では更に調査を進めないと実態がつかめない不透明な状況です。
日本政府が外国人の入国を全面禁止すると厳しい措置をとったのは特例ながら、世界各国でアフリカ南部からの入国禁止措置が取られ、行動制限がなされていることは事実で少なからぬ経済への影響は懸念されます。一方で米国ではバイデン大統領が「ロックダウンは考えていない」と発言し、withコロナが主流の流れも変わらないようです。
今週末の12月には米2022年予算と米債務上限の問題が控えていて、本日はイエレン財務長官とパウエルFRB議長の席をともにする講演が予定されています。来年度予算と債務の上限引き上げには議会の承認が必要で、イエレン氏からの議会に対する再要請がなされる見通しながら不透明な情勢、また、2週間後のFOMCに対するパウエル議長の発言がなされるのか、今回のオミクロン株の金融政策への影響なども注目されます。財政の問題にも金融政策の問題にも重要視される講演と見られることから、市場関係者の注目度は高いイベントです。
【石油市況】
先週末に10ドルを超える暴落に見舞われた原油相場は、週明けに徐々に落ち着きを取り戻し下落に対するリバウンド的な戻りに69.95ドル(+1.80)に反発して引けています。NY時間には一時69.95ドルまで戻るも70ドルの大台乗せには至らず、その後は上値重く推移して引けています。12月2日はOPECプラスの閣僚会議が予定され、参加国の閣僚発言からはいまのところ生産調整の可能性は低いと見られていますが、オミクロン株の世界的な広がりがあれば経済へのダメージは計り知れず相場展開はポジティブなものには向かえない環境のようです。
【貴金属市況】
週末のオミクロン・ショックでは米国債や日本円とともに上昇する場面が見られ、一時は大台を回復して1816.6ドル近辺まで戻す場面も見られました。先週は早期の利上げ観測から一時1777.4ドルの安値を示現し、16日の高値1879.5ドルから100ドル幅調整する場面も見られました。調整場面から取組高が62万枚から6.6万枚減少し、ある程度のポジション調整がなされて買い方投機筋の投げ退く動きが見られました。一方で、今月は最大金ETF・SPDRが前月比で12トン余り増加し、5か月ぶりにようやく減少に歯止めが価格状況です。投げが一巡する手前でオミクロン株ショックがあり、取組高も中途半端に減少に歯止めがかけられました。本日は安全資産への買いと、高値掴みの整理売りが交錯し3日ぶりに小反落して1785.2ドル(−2.9)で引けています。本日の円換算は6510円前後になります。