おはようございます
【金融・為替】
ダウ平均は前日の急落の影響もあり一時500ドル前後の大幅続落に見舞われる場面も見られ、引けにかけては下げ幅を詰めるも−308ドル安の3万1093ドルに続落して引けています。一方で前日に大きく下落したナスダックは+72の1万31292ポイントに反発、売られすぎの反動に加えてこの日の長期金利が低下したが支え、S&P500市場は16安の3812ポイントに続落して引けています。木曜日の急落の翌日の金曜日は週末や月末ということもあり、ヘッジファンドなどの利益確定の売りに全般に押されて2月相場を終えました。
為替市場はドル円は106円55銭前後にドル高・円安方向で取引終了、但し、ユーロは1.206ドルに急反落し、ドル指数は前日の90.2から90.9ポイントに更に続伸しました。米10年債利回りは前日に一時1.610%まで上昇するも、本日は落ち着きを取り戻し1.424%まで低下しています。30年債も2.3%台から2.1%台に低下しています。
【原油市況】
株安も他の商品安も意に介さず上昇を続ける原油相場ですが、ダウ平均は2日連続して下落に流石に調整安に振れて61.50ドル(−2.03)に3日ぶりに急反落に転じて引けています。他商品に続落する銘柄が多く、益出しに動くヘッジファンドの動きも影響している模様です。
【貴金属市況】
金は前日のNY市場の下落や金利上昇とドル高の流れからアジア市場でも下落が続くも、ドル建て金の価格は1760ドル近辺にとどまる展開でした。但し、米国時間入り後にユーロの下落が続きドルを買う動きが強まると下げ幅を広げて一時昨年6月以来の1714.9ドルまで下落し、引けにかけては買い戻す動きも見られたものの1828.8ドル(−46.6)に大幅に続落しました。円建ても一時昨年11月末以来の安値5904まで下落し、引け後の動きも加味し週明けの円換算は5950円前後になります。出来高も金曜の5万枚に加えてこの日の夜間取引だけでも4万枚近い大商いとなり、ポジションの整理が進行しているものと思われ、NY引け後のCFTCでも投機筋の撤退が再認識されそうです。今月は最大金ETFであるスパイダーゴールド(SPDR)から60トンもの資金が流出、先物市場の投機買いの後退はそれ以上と思われ、金から他市場への資金流出の動きが現状の相場下落につながったものと思われます。金利上昇やドル高の動きも下げを加速させたものと思われ、今後は下落相場の落ち着きどころを探す局面と見られます。3月には中旬までには(失業給付金の上乗せ分の期限)追加の経済策が可決される見通しで、その後は更に巨額のインフラ投資法案も控え、通貨ドルの信認が問われることになります。金の出番は必然のように考える筆者ですが、正直今週の下げは想定以上でした。
良い週末をお過ごしください!
【金融・為替】
ダウ平均は前日の急落の影響もあり一時500ドル前後の大幅続落に見舞われる場面も見られ、引けにかけては下げ幅を詰めるも−308ドル安の3万1093ドルに続落して引けています。一方で前日に大きく下落したナスダックは+72の1万31292ポイントに反発、売られすぎの反動に加えてこの日の長期金利が低下したが支え、S&P500市場は16安の3812ポイントに続落して引けています。木曜日の急落の翌日の金曜日は週末や月末ということもあり、ヘッジファンドなどの利益確定の売りに全般に押されて2月相場を終えました。
為替市場はドル円は106円55銭前後にドル高・円安方向で取引終了、但し、ユーロは1.206ドルに急反落し、ドル指数は前日の90.2から90.9ポイントに更に続伸しました。米10年債利回りは前日に一時1.610%まで上昇するも、本日は落ち着きを取り戻し1.424%まで低下しています。30年債も2.3%台から2.1%台に低下しています。
【原油市況】
株安も他の商品安も意に介さず上昇を続ける原油相場ですが、ダウ平均は2日連続して下落に流石に調整安に振れて61.50ドル(−2.03)に3日ぶりに急反落に転じて引けています。他商品に続落する銘柄が多く、益出しに動くヘッジファンドの動きも影響している模様です。
【貴金属市況】
金は前日のNY市場の下落や金利上昇とドル高の流れからアジア市場でも下落が続くも、ドル建て金の価格は1760ドル近辺にとどまる展開でした。但し、米国時間入り後にユーロの下落が続きドルを買う動きが強まると下げ幅を広げて一時昨年6月以来の1714.9ドルまで下落し、引けにかけては買い戻す動きも見られたものの1828.8ドル(−46.6)に大幅に続落しました。円建ても一時昨年11月末以来の安値5904まで下落し、引け後の動きも加味し週明けの円換算は5950円前後になります。出来高も金曜の5万枚に加えてこの日の夜間取引だけでも4万枚近い大商いとなり、ポジションの整理が進行しているものと思われ、NY引け後のCFTCでも投機筋の撤退が再認識されそうです。今月は最大金ETFであるスパイダーゴールド(SPDR)から60トンもの資金が流出、先物市場の投機買いの後退はそれ以上と思われ、金から他市場への資金流出の動きが現状の相場下落につながったものと思われます。金利上昇やドル高の動きも下げを加速させたものと思われ、今後は下落相場の落ち着きどころを探す局面と見られます。3月には中旬までには(失業給付金の上乗せ分の期限)追加の経済策が可決される見通しで、その後は更に巨額のインフラ投資法案も控え、通貨ドルの信認が問われることになります。金の出番は必然のように考える筆者ですが、正直今週の下げは想定以上でした。
良い週末をお過ごしください!