本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2019年11月

人権法に再び米中協議が不透明に

おはようございます

中国は今週成立した米国の香港人権法の成立に対して報復措置を警告していますが、法案が成立するのは時間の問題で十分な対抗措置を取る時間的な猶予があったものの、具体的な報復手段に現在のところ至っていません。貿易協議の合意が近づく状況において、トランプ政権同様に「人権よりも経済重視」といったところでしょうか、部分合意を不意にしたくないジレンマが行動を遅らせているものと推測されます。

さて、トランプ大統領署名後の金融市場では合意破談の警戒もあり、株価は利益確定売りに押されてダウ平均は100ドル超反落して推移しています。もっとも休日明けの週末の「ブラックフライデー(黒字の金曜日)」ということもあり、市場参加者は限定的で薄商い閑散な取引となっています。

株安に見られるようにリスク選好の動きは後退し、為替はドル売りが優勢の動きとなっています。ドル円は109円45戦前後で推移、ユーロも1.101ドル前後、ドル指数は98.2ポイントに小反落しています。米10年債利回りは1.774%に小幅に上昇しています。

商品市場では米中協議の先行き不透明な情勢に、原油と金が明暗を分ける反応を示しています。原油は2.5ドル余り大幅に続落して55ドル台前半で推移、金は逆に10ドル近い反発を示し1470ドル前後で推移(円換算5140円前後)しています。

明日から12月に入りますが重要イベントとしては、10日・11日にFOMC、12日は英国の総選挙、15日は中国への関税引き上げ期限となります。FOMCでは利下げの見送りがほぼ確実視される状況ながら、今後の米中協議に年末も翻弄される環境が続きそうです。

良い週末をお過ごしください!

米中双方にとって人権問題よりも「貿易合意」優先か!

おはようございます

本日は米国市場が「感謝祭」のため休場となっています。週末は「ブラックフライデー」と呼ばれる年末商戦の狼煙がある日となります。11月も本日が最終営業日となります。

昨日は日本時間の朝方のトランプ大統領が懸案の香港の民主化運動支援の法案に署名、「人権と経済」を秤にかけた大統領の抵抗もそれまででした。拒否権を発動しても再審議のうえで再び署名に応じざるを得ない状況から、なくなく応じたというのが実情かと思います。

中国は当然のように「極めて遺憾」と強い反応を示しましたが、具体的な波高措置の明言はありませんでした。トランプ大統領の来年の大統領選を優に進めるために貿易協定の部分合意が必要で、中国側も合によって貿易戦争を自国有利に導き経済の低調から抜け出したいところです。合意に向けた双方の共有される目的のためには、それぞれに目をつぶり合意優先というところでしょういか。

GDP改定値が上方修正されリスク選好継続に

おはようございます

【金融・為替】
この日発表された米耐久財受注が事前予想の−0.7%を大きく上回り+0.6%となり、このところ不調だった製造業の景況指数などに明るい兆しが生まれたと好感され、第3四半期のGDP改定値も予想の1.9%が2.1%となり本日もリスク選好の動きが続きました。ダウ平均は2万8165ドル(+42)と株価3指標ともに史上最高値を更新して引けています。新たな米中協議の材料はないものの、前日にトランプ大統領が「生みの苦しみ段階」と発言したことから合意期待は高まった状態が続いています。

為替はリスク選好のドル買い・円売りから109円55銭前後に一段円安の水準で推移、ユーロも1.100ドルに軟化し、ドル指数は98.3ポイントに続伸しました。米10年債利回りも1.770%に上昇しました。明日は「感謝祭」の休日であることから、金融市場全般にポジション調整中心の薄商いと伝わっています。

【石油市況】
EIA(米エネルギー情報局)の原油の週間在庫が増加したことを嫌気され58.11ドル(−0.30)に反落も、景気指標の改善傾向や米中部分合意期待が下値を支え、下げ幅事態は小幅にとどまっています。

【貴金属市況】
米中の通商交渉の部分合意期待に上値の重い今週の金相場ですが、本日はGDPの改定値が上方修正されたことや、耐久財受注が事前予想を上回りドル高が一段進行をしたことを嫌気され1460.8ドル(−6.6)に反落して引けています。本日の円換算は5110円前後で、ドル建て下落も円安で小動きが予想されます。

【穀物市況】
穀物市場はコーン・大豆ともに続落し、米中の部分合意が近づくも南米の天候や、中国買いが限定的なことから上値重い展開が続きます。

株価が高値更新の慢心続く!

おはようございます

【金融・為替】
ダウ平均は2万8121ドル(+55)に続伸して高値を更新するリスク選好の動きが続いています。米中の通商協議に関して中国劉副首相とムニューシン&ライトハイザー間で電話協議を行い、両国の歩み寄りにより合意への期待が一段と高まる状況となっている模様です。一方で株高の過熱感も指摘される状況です。

為替はドル円が109円05銭前後にドル高・円安のリスク選好型の展開となり、一方でユーロは1.102ドルに反発して、ドル指数は98.2ポイントに小反落しています。米10年債利回りは1.738%に低下しています。週後半は感謝祭の休日やブラックフライデーのお祭り騒ぎに年末商戦スタートとなります。

【石油市況】
原油は58.41ドル(+0.40)に続伸し、米中協議の合意期待や株高のリスク選好の動きが好感される展開となっています。

【貴金属市況】
金は株高のリスク選好の動きに上値重い展開で推移していましたが、NY時間午後にユーロが上昇に転じるとドル安背景に反発に転じて1467.4ドル(+3.6)で引けています。米中の貿易協議の部分合意の接近や、12月のFOMCで利下げ見送りはほぼ織り込む状況も、株高のリスク選好の流れに上昇を拒まれる展開も、現状の取り巻く環境下でも1400ドル中盤前後を維持していることに下値の堅さも意識されます。本日の円換算は5115円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は米中部分合意の期待に株価が史上最高値を更新して沸くも、先週の中国は主に南米産大豆の購入を進めていることを嫌気して下落しました。

中国、知的財産権で譲歩か?

おはようございます。寒暖の差が激しい日が続きますが、インフレも流行っています。体調管理に気を付けたいものです。

【金融・為替】
米中の部分合意を巡る新たな情報が株価を押し上げています。中国政府が米国が重視する知的財産権の保護を強化するとの報で、中国メディアが「知的財産権の侵害に対する罰則を強化する」と伝えれています。米国家安全保障担当のオブライエン氏も「年内合意はまだ可能!」と述べています。部分合意の期待とは裏腹に香港では地方選で民主派が大勝しました。民意を得た民主派の今後の活動や、香港政府や警察の動きが今後も注目され、米中協議への影響も危惧される状況です。

ダウ平均は2万8066ドル(+190)と1週間ぶりに大台に返り咲き、ナスダックも堅調、S&P500指数は史上最高値を更新しています。リスク選好の動きにドル相場も堅調で、対円は108円95銭前後に円安進行、ユーロも1.100ドルに下落し、ドル指数は98.3ポイントに続落しています。米10年債利回りは1.760%に小幅に低下しています。

【石油市況】
原油は58.01ドル(+0.24)に反発して引け、米中協議の部分合意への期待が再び高まっていることに反応を示しています。

【貴金属市況】
金はアジア時間では堅調に推移も、欧州から米国時間に米中合意の可能性が報じられたことや、ドル相場の堅調推移を嫌気する展開となり下落に転じ1463.8ドル(−6.7)に下落して引けています。本日の円換算は5085円前後になります。

【穀物市況】
穀物は大豆が下落し、コーンが上昇しました。米中合意期待の割に大豆は軟調な展開となえりました。

香港区議会選は民主派が過半数超え

おはようございます

注目された香港の区議会議員選挙では、民主派が親中派を破り過半数の議席を獲得しました。投票率は71.2%と1997年の英国からの返還後の最高を記録し、294万人の有権者が投票しました。デモの取り締まりに対する政府や、警察への反発に対しての民意が反映されたものとなりました。

先週、米上下両院で香港の民主化支持の法案が可決されていますが、トランプ大統領の署名まちの状況が続き、トランプ大統領は経済と民主化のどちらを優先するのか躊躇して、いまだ署名がなされずに法案の成立が危惧されている状況です。署名によりまとまりかけている貿易の部分合意の交渉が決裂することに配慮しているようで、難しい選択を迫れている状況です。

米国では今週木曜日が「サンクスギビングデー」の休日、翌金曜日は「ブラックフライデー(黒字の金曜日)」で年末商戦に突入となります。

今週もよろしくお願いします!

トランプは人権より経済優先!?

おはようございます

今週、香港の民主化運動を支持する法案が米上下両院で可決され、あとはトランプ大統領の署名待ちの状況となっていましたが、署名を前にトランプ大統領が躊躇していると伝えられています。人権問題と通商交渉を計りにかけているようですが、人権問題を軽視する大統領の人格が表れているようです。それだけに米中貿易協議の部分合意に強い意欲を示したとも受け止められます。貿易重視の姿勢を取れば議会の猛反発を招くのは必死の情勢で、人権VS貿易かの選択を迫られる状況に当然のように来年秋の大統領選優先の決断を下すのでしょうね!北京にはキッシンギャー元国務長官が訪問して習主席と会談し、習主席からは「誤解と読み違いを回避すべき」と発言し、対決を避けて対話による解決を求めるものと内容となりました。

さて、市況のほうですが、ダウ平均は2万7875ドル(+109)と4日ぶりに反発に転じて、再び米中の部分合意期待に下げ止まる展開となりました。為替はドル円は今週レンジ取引が続き108円65戦前後で終了、ユーロは1.102ドル前後に続落し景況感指数の低調を嫌気する下げとなり、ドル指数は98.2ポイントに続伸しました。米10年債利回りは1.769%と小幅な動きとなっています。

商品市場では原油が57.77ドル(−0.81)に反落し、週後半に2ドル強反発したことから利食い売りに押されたものと思われます。金は欧州時間は堅調に推移しましたが、米国時間は米中協議の合意期待に加えて対ユーロでのドル高に押されて前日と変わらず1463.6ドルで引けています。(円換算は5100円前後)

良い週末をお過ごしください!

年内合意難しくも12月の引き上げは見送りか

おはようございます

【金融・為替】
前日に香港の民主化運動を支援する法案が上院で可決されたことに続き下院でも可決されました。あとはトランプ大統領の署名待ちとなっていますが、大統領は署名の意向とされています。また、米中協議に関して年内の部分合意は難しいとの報道も、香港紙はそうなっても12月15日に予定されている第4弾の引き上げは今後の交渉のために見送られると見通しを書いています。さらに中国側は米交渉団を北京に招いているとも伝えられています。また、トランプ大統領のウクライナを巡る疑惑の追及が民主党中心に進められていて、今後の動向が注目されています。

ダウ平均は2万7765ドル(−54)に続落し、米中協議の不透明感から利益を確定する動きが続いています。ドル円は108円69銭前後でもち合い継続、ユーロは1.106ドルに反落し、ドル指数は97・9ポイントに反発しています。米10年債利回りも1.770%に上昇していることも、ドルの支援要因と見られています。

【石油市況】
原油は58.58ドル(+1.57)に大幅に続伸しています。米中協議の先行き不透明な状況は変わりませんが、12月のOPEC総会で来年3月までの減産の延長観測が投機買いを誘っている模様です。

【貴金属市況】
金はアジア時間から欧州時間では香港の民主化運動に対する米国支持もあり堅調に推移するも、米国時間に来月の追加関税の引き上げが見送られる報道があったことや、ドルの対ユーロでの反発が重石となり1463.6ドル(−10.6)に続落して引けています。本日の円換算は5100円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は大豆が米中の香港を巡る対立背景に続落し、コーンは輸出好調に反発しています。

部分合意に悲観見通し

おはようございます

【金融・為替】
米上院では香港の民主主義を支援する「香港人権・民主主義法案」が可決され、中国は内政干渉にあたるとして反発しています。米中協議に関してはロイター通信がホワイトハウス関係者の話として「部分合意は来年にずれ込むかもしれない」と報じ、WSJ誌は「米中貿易協議は行き詰まる」と報じています。

株式市場は香港問題や米中貿易の部分合意に関するネガティブな材料に一時250ドル前後続落する場面も見られました。後場に入るとFOMC議事録が発表されて、現在の低金利政策の継続するスタンスが再確認され反発に転じ2万7821ドル(−112)に下げ幅を詰めて引けています。為替は米10年債利回りがこの日も1.737%に低下したこともありドル買いは限定的なものとなり、ドル円が108円60銭前後、ユーロが1.107ドル前後、ドル指数も小幅な動きにとどまり97.8ポイント前後で推移しています。

【石油市況】
原油は週間在庫の増加にも関わらず57.01ドル(+1.66)に急反発して引けています。ロシア・プーチン大統領がOPECと協力して生産抑制に取り組む意思を表明したことや、米空母エイブラハム・リンカーンがホルムズ海峡に入ったとの報道から、米・イランの緊張再燃がいしされた模様です。

【貴金属市況】
金はアジアから欧州時間は香港問題から続伸する場面も見られましたが、米国時間には上げ幅を削る展開となり1474.2ドル(−0.1)と小幅反落して引けています。下値では米中協議の停滞や、香港を巡る人権問題で米上院で支援案が可決されたことが下支え要因となっています。本日の円換算は5125円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は大豆・コーンともに下落し、米中協議の合意が不透明な状況を嫌気された模様です。

関税の段階的な引き下げが交渉の焦点か

おはようございます

【金融・為替】
トランプ大統領は「中国は私が望むような取引をせざるを得なくなるだろう」と述べて、部分合意に向けて中国譲歩を促しています。交渉に関してブルームバーグ通信は「米政権内部で発動済みの追加関税をどの程度にするのか議論している」と伝えています。

ダウ平均は利益確定の売り物に反落し2万7933ドル(−102)で引けています。史上最高値更新も米中協議の行方の不透明な情勢が続き、高値警戒感もありさすがの利食い押しとなりました。為替市場は小幅な値動きとなり、ドル円が108円55銭前後で推移、ユーロは下落に持ち直すも1.07ドルとほぼ前日と変わらず、ドル指数は97.8ポイントとこちらも小動きに終始、ドルのこのところの軟調な動きは長期金利の低下も手伝い本日の米10年債利回りは1.784%に更に低下しています。

【石油市況】
原油は55.35ドル(−1.79)に大幅に続落し、およそ3週ぶりの安値で引けています。米中協議の前向きな報道が途絶えていることや、株価の反落から先行きの原油需要の減退観測が上値の重い下押し要因となっています。

【貴金属市況】
金は欧州時間にだれるもその後ユーロの反発により対ユーロでのドル安背景に持ち直したことや、長期債利回りの一段の低下を材料に反発に転じて14734.3ドル(+2.4)に小幅続伸して引けています。本日の円換算は5120円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は前日の下落に対するリバウンド的な戻りに、大豆・コーンともに小反発に転じています。新穀の出回りや南米の好天、米中協議の不透明感が上値の重い展開となっています。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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