本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2019年09月

明日から国慶節の連休

おはようございます

今週は明日から10月入りとなり、中国では7日まで国慶節の連休入りとなります。米中の閣僚協議に関しては来週10日を目途に調整中とのことで、すでに中国は大豆や豚肉の購入を開始して関税も除外されると報じられていて、部分(暫定)合意に向けた協議の結果が注目されます。一方で先週末には米政権が中国株への投資の制限を検討中とし市場のリスク回避につながりましたが、中国側の反発は必至と見られ、米国でも株価指数などで中国株も運用する機関投資家やヘッジファンドを含めて関心事項となっています。


今週は先月3年半ぶりに大きく後退した製造業景況指数が1日に発表予定で、好不調の分岐点とされる50ポイントを上回る内容となるの注目されます。そして週末4日は雇用統計が発表される予定で、前月は雇用増が13万人と予想を下回り、今回は14万人を上回ることができるのかどうか今月末のFOMCにも関わるだけに注目されます。

今週もよろしくお願いします!

米政権が新たな対中制裁検討!

おはようございます

「トランプ政権は米投資家の中国証券への制限を検討している」との報道が複数のメディアから伝えられ、100ドル超続伸して推移していたダウ平均は一気に下落に転じ2万6802ドル(−70)に反落して引けています。報道によると政権が検討しているのは、米国市場に上場している中国銘柄の上場廃止、株価指数に含まれている中国株の排除などが上げれていますが、現状は制限の議論の初期段階とされています。新規上場や対中投資で稼ぐ金融機関や米投資家に悪影響が及ぶことが必然で、政権側は今後慎重に検討する模様です。この報道から中国電子取引大手アリババ集団の株価が7%、百度が3%下落しています。貿易協議に対する期待の膨らむ環境に水を差すことは明らかで、米中の対立が再び深刻化の度合いを増すことが懸念されます。

為替市場はドル円が107円70銭近辺で取引終了、ユーロは1.094ドル、ドル指数は99.3ポイント台まで続伸も、上記の報に99.1と小幅続伸に留まりました。米10年債利回りは1.687%に小幅に低下しています。市場は前半はリスク選考のドル買いから、後半はリスク回避のドル売りの流れに変化しました。

商品市場では原油が55.91ドル(−0.50)に続落し、米中の新たな問題を嫌気する展開となりました。更に渦中のサウジとイエメンが部分的停戦に合意と伝えられ、中東の緊張はややトーンダウンしている模様です。金は序盤にドル高と株高から買い方の整理売りが勝り一時1493.3ドルまで(円建て夜間5160円)下落も、その後の中国株への制裁検討からドル高一服、株価下落のリスク回避の動きから持ち直し1506.4ドル(−8.8)に下げ幅を詰めて引けています。週明けの円換算5185円前後となります。

良い週末をお過ごしください!

トランプの弾劾調査に内部告発が嫌気

おはようございます

【金融・為替】
ダウ平均は2万6891ドル(−79)に反落して引ています。今週は住宅指標が予想外に好転したことや、中国側が大豆や豚肉の輸入に関して関税免除に動くなどの好材料もありますが、トランプ大統領が来年の再選のためにウクライナ大統領に圧力をかけた疑惑から、民主党が弾劾の調査に動いたことが嫌気される動きとなっています。情報提供がホワイトハウスからの内部告発であることも嫌気される要因です。為替はドル円が107円80銭にドル高・円安方向に動き、ユーロも1.091ドルに反落し、ドル指数は99.2ポイントに続伸しました。米10年債利回りは1.699%に低下しています。

【石油市況】
原油は56.41ドル(−0.08)に小幅に続落し、トランプ大統領に対する弾劾の動きや、それを巡るホワイトハウス高官の電話記録の隠匿問題を嫌気する動き、一方で米国防総省はサウジの防空体制の強化に動きなどの中東の緊張の高まりは下値を支えるものとなっています。

【貴金属市況】
金は1515.2ドル(+2.9)と前日の急落から幾分反発する動きとなりました。前日のNY市場急落から2万5千枚近い取組減となったことから、週前半の上昇に乗じた買い方がふるいにかけられたように見られ、買い過剰分が幾分スッキリしたようです。本日はトランプ氏の弾劾の動きや、ホワイトハウスの内部告発が買い材料視されたものの、ドルの強い地合いが続き戻り足を弱くさせているようです。本日の円換算は5200円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は総じて小幅に続落して引けています。

前日に中国批判もこの日は合意に期待発言

おはようございます

【金融・為替】
前日のトランプ大統領に対する弾劾の動きが注目を集めましたが、来秋の大統領選の民主党の有力候補バイデン(元副大統領)の息子がウクライナのガス会社から不正な報酬を受け取っていた件で、バイデン氏がウクライナ側に口止めしていたと思われ、それに対してトランプ大統領が軍事支援を口実にウクライナ大統領と交渉したとするものです。弾劾の手続きは下院で半数以上、上院で2/3以上の参戦票が必要となり少なくとも上院での可決は困難と見られています。

さて、市況のほうですが、ダウ平均は2万6970ドル(+154)に大幅続伸して引けています。前日の国連総会で中国を非難したトランプ大統領はこの日「予想以上に合意が早いかもしれない!」と発言し、180度態度を翻す発言をしたこと、更に住宅指標の予想外の改善が株価上昇に寄与した模様です。それにしても2転3転する大統領の発言は珍しくもないものの、相変わらず市場混乱の大きな原因となっています。為替はリスク選好のドル買いが優勢となりドル指数は今月上旬以来の99.0ポイントに乗せる急伸、ドル円は107円75銭前後に反発(円は反落)し、ユーロも1.094ドルと終値ベースとして2年4か月ぶりの安値に沈みました。米10年債利回りは1.738%に上昇して、ドル買いをアシストした模様です。

【石油市況】
原油は56.49ドル(−0.80)に続落し、2週連続で米原油在庫が増加したことが嫌気要因と見られています。一方で株高のリスク選好の動きも原油価格上昇には結びつかない状況で、サウジの製油所の修復期待からの供給回復の影響もあるようです。

【貴金属市況】
金はアジア時間から欧州時間にかけては1530ドル台での保ち合いが続きましたが、NY時間に入り住宅指標の改善や、トランプ大統領の米中協議の楽観的見通しにドル高や株高が進行とともに金は下落に転じ1512.3ドル(−27.3)に急落して引けています。本日の円換算は5200円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場はこのところ米中協議への期待に買われていましたが、本日は益出しの売りものに押されて小反落して引けています。

トランプ大統領の国連演説を悲観

おはようございます

【金融・為替】
アジア時間では中国政府が米国産大豆の購入拡大のために関税措置を取り除くと伝えられ、市場はリスク選好の動きとなり上海や東京の株式市場が堅調な展開となるも、米国時間には9月の消費者信頼感指数が事前予想の134.0や前月の135.0を下回り125.1ポイントと発表され、更に国連総会ではトランプ大統領の演説で中国の貿易慣行や為替操作を非難する発言に続き、今度は民主党下院議長のペロシ氏がトランプ大統領のウクライナへの圧力疑惑に対して、弾劾に関する正式調査を開始すると発表してリスク回避姿勢の流れとなりました。

ダウ平均は中国のの産物購入拡大期待に上昇して寄り付くも、その後の景気指標の後退や、国連総会での中国に対する発言、更にトランプ大統領への弾劾の報道もあり2万6807ドル(−142)に反落して引けることになりました。為替市場は景気指標悪化にドル売りが強まる展開となり、ドル円は107円10銭前後に円高・ドル安に振れて、ユーロも1.101ドルに反発して、ドル指数は98.3ポイントに反落しています。また、米10年債利回りも1.649%に低下しています。

【石油市況】
原油は57.29ドル(−1.35)に急反落し引け、トランプ大統領の国連での演説内容で中国を非難したことから米中の緊張再燃懸念、更に世界経済の後退観測に需要減退を意識させる展開となりました。

【貴金属市況】
金はアジア時間では中国の譲歩から軟化する場面も見られましたが、米国時間に発表された景気指標の鈍化や、トランプ大統領の国連での発言から買い戻される展開となり1540.2ドル(+8.7)に3日続伸して引けています。本日の円換算は5260円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は大豆・コーンともに続伸も、米中関係への先行きの不透明感に押されて上昇幅を削って引けています。

米中協議の停滞観測に加えて日米貿易協定の署名見送りに

おはようございます

【金融・為替】
週明けの海外市場ですが、ダウ平均は2万6949ドル(+14)に3日ぶりに反発に転じています。為替はドル円が107円50銭近辺で推移、ユーロは1.099ドルに反落し、ドル指数は98.6ポイントに反発に転じています。米10年債利回りは1.730%に小幅上昇しています。

連休中の報道では米中協議の中国の交渉団が農地視察を中止して、帰国の途に就いたことで今後の交渉への悪影響が危惧されています。報道は中国側のキャンセルではなく米国側の事務上の問題とも伝えられていますが、いずれにしても来月中旬の劉副首相の訪米によりライトハイザー&ムニューシンとの協議が実現されるのか注目されます。10月10日のワシントンでの協議の日程調整となります。国連総会のために訪米中の安倍首相とトランプ大統領との日米貿易協定への署名に関して、米国側の日本車への関税凍結に至らず署名は見送りとなる模様です。英国では議会閉鎖の正当性を巡り最高裁が近く判断を言い渡すようで、却下されるとジョンソン首相の10月末強硬離脱方針が一層揺らぐようです。FOMC後の関係者の発言としてセントルイス連銀のブラード総裁は、著しい原則となれば2%の物価目標到達が困難となることから、追加の利下げを検討すべきと発言しています。

【石油市況】
原油は58.42ドル(+0.58)に反発して引けています。先週報じられたようにサウジは輸出原油の確保のために、イラクの原油輸入を検討していると伝えられたように、サウジの石油施設の修復には月内の解決は難しく、今後数か月を要すると関係者の話が伝えられ供給に関する不透明感から反発に転じています。

【貴金属市況】
金は米中の貿易協議の不透明感から大幅続伸して1531.5ドル(+16.4)で引けています。引き続き買い気が強く投機筋の買い意欲は旺盛な状況で、ETFへの資金流入も投機買いを間接的に支援している模様です。5250円前後になります。一時よりも米中の歩み寄りが見られることや、FOMCでの年内利下げの可能性低下、英国のEU離脱の再延長の可能性など金を取り巻く環境が後退している状況ながら、金への人気は下火の状況にならず、本日の円換算は4550円前後にになります。

【穀物市況】
穀物市場は大豆・コーンともに堅調推移となっています。収穫時期の降雨予報に反応を示しています。

トランプ大統領は米中協議の完全合意を求める

おはようございます

今月2度目の3連休となりますが台風の進行が気がかりです。一方でラグビーワールドカップの開幕と、日本の初戦初の勝利でも盛り上がっています。

さて、米中の次官級協議の2日目が終えた段階ですが、中国の交渉団が予定していた来週のモンタナ州の農家訪問が中止された模様で、交渉の進展が見られていないとの報道がされています。中国が米国産の農産物を買い始めたようですが、トランプ大統領は求めている水準ではないと不満も漏らしているようです。交渉団は中国への帰国の途に着くようで、10月上旬に向けた閣僚協議への道筋がついたのか?それとも交渉停滞か?

米国政府は先のサウジへの石油施設攻撃にイランが関与しているとの状況から、追加の制裁を予告していましたが、イランの中央銀行と政府系ファンド(SWF)への制裁を発表しました。ムニューシン財務長官によるとSWFはイラン革命防衛隊の資金源となっているとのことで、その資金源を断つ意味合いがあるようです。

FRBのクラリダ副議長はCNBCテレビのインタビューに応じ「今後の金融政策を決定する上で、現在進行中のリスクを考慮に入れる」と発言し、FOMC後のパウエル議長の発言を踏襲するもので、今後の景気指標の良し悪しを考慮するとして、利下げ回数の予想値がゼロとなったドット・チャートの結果も、金融政策は今後の指標しだいと市場への配慮を滲ませるものとなりました。

為替市場ではドル円が107円55銭近辺で取引終了してやや円高に触れています。ユーロも1.109ドルに反発して、ドル指数は98.4ポイント前後で引けています。米10年債利回りは1.725%に低下しています。ダウ平均が2万6935ドル(−159)に続落していて、トランプ大統領の中国との部分合意ではなく完全な合意を求めているとの発言に対して、協議への合意期待後退が嫌気された模様です。

商品市場は原油が58.90ドル(−0.10)に小反落し、米政権がイランとの対する軍事行動を回避するとの報から軟化しています。金は逆に中国との暫定合意もあり得るとしたトランプ大統領が前言を覆し、完全な合意を求める発言して、米中協議の長期化観測に反応をしめし1515.1ドル(+8.9)に反発し、FOMCでの追加利下げの後退から下落した分を取り戻す展開となっています。(円換算5230円前後)

米中協議やイラン情勢が混沌としていますが、東京市場は連休のために週明けの入電を待っての再開となります。良い週末をお過ごしください!

イベント一過に市場は平穏に

おはようございます

【金融・為替】
FOMC後の日銀金融政策会合では政策金利を据え置き、マイナス金利の深堀という切り札を温存することとなりました。世界経済の減速見通しが強い環境は変わらないものの、通貨円が108円近辺で推移していることから政策変更を先送りする余裕があったようです。さて、FOMCという大きなイベントが終了してドッド・チャートからは2020年に向けて追加利下げの可能性は低下したものの、パウエル議長の会見では利下げに含みを持たせたことから、次回10月のFOMCでの利下げ確率は45%程度残り市場の利下げ期待は健在のようです。米中の次官級の協議がワシントンで始まっているようですが、クドロー米国家経済会議(NEC)は雰囲気は和らいでいるとして協議の進展期待が強い模様です。

為替は108円丁度を行ったり来たりで小幅なドル安・円高に、ユーロも1.104ドルに反発し、ドル買いが目先一巡してドル指数も98.3ポイントに反落しています。米10年債利回りは1.788%に小幅に低下、NY連銀は3日連続で市場に資金供給して短期金利の安定を図っていて、平常に近い水準まで低下している模様です。ダウ平均は2万7094ドル(−52)に3日ぶりに小反落して引けています。

【石油市況】
原油は58.19ドル(+0.15)に小反発して引け、サウジと米国によるイランへの牽制により緊張の高まりが潜在的に続く模様です、双方ともに軍事衝突は避けたいことが本音のようですが、今後の情勢を見守ることになりそうです。

【貴金属市況】
金はFOMCの結果がタカ派的と受け止めらて反落に転じ、一時1500ドルの大台を割り込む場面も見られましたが、米国時間にはドルの反落をきっかけに安値から反発して1506.2ドル(−9.6)と下げ幅を詰めて引けています。来月の追加緩和の可能性が今後の景気指標の良し悪しによっては残り、また、米中の事務レベル協議の行方も注目されます。本日の円換算は5190円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場はコーン・大豆ともに小幅に堅調な動きとなりました。

追加の利下げもややタカ派

おはようございます

【FOMC】
FOMCは予想通りに政策金利を0.25%引き下げて1.75%〜2.00%としました。7月に続き2回連続の利下げとなりましたが、投票メンバー10人のうちボストン・カンサスシティ両総裁の2人が利下げに反対しました。また、参加17人中の年内の政策金利見通し(ドット・チャート)は1.75〜2.00%に据え置きとなり、追加利下げへの期待が幾分萎むものとなりました。その後のパウエル議長の会見では「利下げは米景気を支え、リスクの保険となる」と説明し、「景気が悪化すれば、追加の利下げの適切になりうる」とし「現時点ではそうしたこと(連続利下げ)を考えていない」と述べています。一方で貿易摩擦については「議会の政府の仕事であり、FRBの仕事でない」としつつも「設備投資や輸出に影響を与えている」との懸念も示しました。今週は銀行間金利が急上昇してNY連銀が資金供給を実施した件では、市場にはFRBの資産縮小が要因と上げられていますが、資金供給に関しては量的緩和(QE)の再開の可能性にも言及しました。

【金融・為替】
FOMCを受けてドルを買う動きが強まり、ドル円は108円40銭近辺に円安・ドル高が進み、ユーロも1.103ドルに軟化して、ドル指数は98.5ポイントに反発しました。10年債利回りは一時1.745%に沈みもFOMCを受けて1.798%に上昇しました。ダウ平均は一時200ドル超の下落が見られたものの、議長会見から追加緩和の可能性の言及に反発に転じ2万7147ドル(+36)に続伸して引けています。

【石油市況】
原油は前日に続き高値修正の売り物に続落して58.11ドル(−1.23)で引け、サウジアラビアの減産分が月内に取り返す可能性を悲観する動きとなり、EIAの週原油在庫の増加も重しとなった模様です。但し、トランプ大統領はイランに対する追加制裁に言及していることから、今後の中東情勢の推移が注目されます。

【貴金属市況】
金はFOMCへの追加緩和への期待に1515.8ドル(+2.4)に3日続伸して引けています。引け後に利下げは予想通りに行われたものの、ドット・チャートが年内の追加利下げがないと分かると悲観売りに押されて1500ドル近辺まで下落して推移しています。円建ては夜間取引で一時5240円台まで買われるも引けは5194円で引け、本日の換算値も同水準となります。

【穀物市況】
穀物市場は大豆が続落もコーンは反発するまちまちな展開となりました。

サウジは月内に生産回復見通し

おはようございます

【金融・為替】
サウジの石油相は昨夜記者会見をし、空爆による減産分について9月末には1100万バレルに回復するとし、顧客の契約分の石油を届けられると発言して供給への危機は一先ず免れたようです。原油価格急騰に見舞われた市場は徐々に落ち着きを取り戻す展開となり、ダウ平均は2万7110ドル(+33)に反発して引けています。為替はドル円が108円10銭前後で小動き、ユーロは逆にじりじりと水準を切り上げて1.107ドルに反発して、ドル指数は98.2ポイントに反落して引けています。米10年債利回りは1.804%に続低下しています。本日はFOMC2日目の協議で、政策が明らかになるのは日本時間明日午前3時、続いてパウエル議長の定例の記者会見が3時半から始まります。現状の予想としては政策金利を0.25%引き下げをすでに織り込んでいるものと推測され、その後の議長会見が注目されています。

【石油市況】
原油はサウジの生産回復が9月中に可能との石油相の発言もあり、急騰後の反落となり59.34ドル(−3.56)で引けています。需給ひっ迫の可能性が後退して一先ず市況は落ち着きを取り戻すものの、空爆の背景から米国、サウジとイラン側の緊張の高まりは解けていません。

【貴金属市況】
原油に連れて反発に転じた金は1500ドルから1515ドルのレンジ内の動きとなりましたが、ドルの対ユーロでの下落から買いが勝る展開となり1513.4ドル(+1.9)に続伸しています。本日の円換算は5205円前後になります。FOMCの利下げに関してはほぼ織り込まれる市場環境と見られますが、議長会見やFRB内のメンバーの意見内容などが注目されます。

【穀物市況】
連騰の穀物ですが収穫期の重みに大豆・コーンともに反落しています。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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