本日のトピック（最前線情報） : 2019年04月

2019年04月

2019年04月27日06:22

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米GDP 予想外の好調も市場は冷静

おはようございます

10連休の初日、皆さんもいろいろ予定を組んでおられると思います。当方は法事も兼ねて金沢に帰省の予定です。「若葉の季節」です。浮世の相場の世界は気にかけたところで5月7日まで市場は再開しません！せっかくなので相場の世界を忘れて有意義に過ごしたいものです。

さて、米国市場の注目は第1四半期GDPの速報値でしたが、事前予想の2.3％に対して3.2%の大幅な伸びを示しました。発表直後にドルを買う動きが一時的に出たものの、その後は元の水準に戻し比較的合意の薄い反応となりました。上昇の主要因は在庫投資の積み増しが顕著なために、逆に次回以降の足かせになるとの見方もあるようです。

ドル円は111円60銭前後で取引終了、ユーロは1.114ドル前後に、ドル指数は98.0ポイントに小反落しました。米10年債利回りは2.500％と金利低下もドル買いの勢いを削ぐものとなりました。続落していたダウ平均は2万6543ドル（＋81）に反発し下げ止まっています。米国経済の好調とともに、引き続き高値警戒感も伴う展開が続いています。

商品市場では原油は63.30ドル（－1.91）に大幅に続落し、トランプ大統領によるOPECへの増産圧力の口先介入に反応を示しています。先週からのイラン産原油の禁輸に反応をして年初来高値を付けた原油市況ですが、禁輸の原因を作った大統領自ら市場に介入しての沈静化に躍起となっている模様です。但し、シェールの掘削リグ数は急減しているで下支え要因となった模様です。金は1288.8ドル（＋9.1）に続伸していて、米GDPが予想外の好調も在庫要因と見なす反応を示しFRBのハト派的金融政策に変化なしとの見方が背景にある上昇となっています。（円換算4610円前後）

それでは良い休日をお過ごしください！筆者は市況のチェックは怠りませんが、連休中盤は筆をおくつもりです。よろしくお願いします！

2019年04月26日07:14

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10連休前の4月最終営業日

おはようございます

【金融・為替】
ドル円は111円60銭前後と円を買い戻す動きが出ていますが、ユーロは引き続き下落基調で1.113ドルに続落してドル指数も98.1ポイントに続伸しています。スウェーデン中銀のハト派政策がサプライズとなったことや、ドイツ銀行とコメルツ銀行の統合交渉が決裂したことも、ユーロ圏経済の後退要因とともにユーロの下落要因となっています。米10年債利回りは2.534％に小幅に上昇しました。ダウ平均は本日も史上最高値前の足踏みが続き2万646Ⅱドル（－134）に続落しています。高値警戒感や本日は事務用品3Mの決算不調が下落の原因となった模様です。

明日から東京は10連休となり取引再開は5月7日となります。その間に米中貿易協議、米第1四半期のGDP、FOMC,中国のPMI,米雇用統計などの重要指標となるものが発表がありますが、東京市場の参加者としては大きく荒れて欲しくないところです。どうですかね！？

【石油市況】
イラン産原油の生産量の減産が意識される状況に変化ないものの、株価の続落やドル高の動きから利益確定の売り物に押されて65.21ドル（－0.68）に続落しています。

【貴金属市況】
金は米国時間の午前に一時ユーロが反発に転じたこともあり1284.8ドルまで続伸するも、その後は再びユーロが軟化してドル高に転じたことから1279.7ドル（＋0.3）と小幅続伸にとどまっています。本日の円換算は4575円前後になります。

【穀物市況】
連日の下落続きの穀物市場ですが、降雨観測から作付け遅れが意識されて反発に転じています。

2019年04月25日07:03

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ドル高＆ユーロ安地合いが続く

おはようございます

【金融・為替】
ドルの強い地合い（ユーロ弱地合い）が継続し1.115ドルとおよそ1年10か月ぶりのユーロ安水準に、ドル指数も98.0ポイントと同1年11か月ぶりの高値水準まで続伸し、ドル円も一時112円40銭近辺まで上昇し5か月ぶりの円安水準まで売られ、現在112円10銭前後で推移しています。ユーロ下落の要因はドイツの景気指標悪化が続いていることや、独10年債利回りがマイナス圏に沈んだことが背景のようで、今後のECBがハト派的な政策を取ると見方が強まっています。米10年債利回りは2.522％に低下、ダウ平均は企業業績の結果がまちまちなことや高値警戒もあり2万6597ドル（－59）に反落し、史上最高値を前に足ふみ状態となりました。

【石油市況】
原油は65.89ドル（－0.41）に反落し、EIAの原油の週間在庫が予想を上回ったことが嫌気材料となり利食いに押された格好のようです。イラン産原油の禁輸を巡る材料一巡といったところでしょうか。

【貴金属市況】
金はアジア時間で軟調に推移したものの、夕方の独景気指標が事前予想を下回ったことをきっかけに上昇に転じ、そのままNY時間でも堅調を維持して1279.4ドル（＋6.2）に反発して引けています。ドルの強い地合いを考慮するとサプライズの堅調地合いとなりました。本日の円換算は4585円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は総じて続落する冴えない展開となり、作付けが順調に推移していることや、エタノール在庫の増加を嫌気する動きとなりました。

2019年04月24日07:06

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企業業績好調を買い株価続伸のリスク選好に

おはようございます

【金融・為替】
ダウ平均は2万6656ドル（＋145）に続伸して史上最高値を再び射程に捉える水準となっています。この日発表されたコカ・コーラ、ツイッター、P&G,ロッキード・マーチンなどが好決算となり株価押し上げに貢献、また、イラン産原油の禁輸を巡り石油株も続伸するリスク選好型の市場環境となりました。為替はこちらもリスク選好のドル買い優勢となり、ドル円は111円90銭前後の保ち合いながら、対ユーロで一時1.2ドル割れまで上昇し現在1.122ドル前後で推移、ドルは対ポンドでも上昇してドル指数は97.5ポイントに続伸しました。10年債利回りは2.569％に小幅に低下しました。日欧の中銀は景気指標の後退もあり緩和政策が継続される見通しに対して、米国経済は堅調で先進国は唯一利上げの可能性を残す状況から中銀間の温度も為替に表れているようです。

【石油市況】
原油は66.24ドル（＋0.73）に続伸していて、イラン産原油の輸入猶予の8か国に対して米国が5月2日以降の減産周知を呼び掛けていることから、先行きの需給ひっ迫観測が台頭しているようです。OPECは現状日量120万バレルの減産の只中で、米国の要請に基づく増産はまだ先になるとの見方が占めているようです。

【貴金属市況】
金はドル高や株高のリスク選好の流れに押されて一時1267.9ドルと昨年12月以来の安値を示現し、その後はユーロが持ち直しドルの軟化から安値から離れるも1273.2ドル（－4.4）の反落を余儀なくされて引けています。市場心理は株式や原油などのリスク商品に向かい、安全資産の金には目が向かう状況に乏しいようです。先週は1290ドル近辺にある100日移動平均線を下に抜け、弱気ファンドの次のターゲットは200日線が控える1250ドル台前半（円換算4500円超）と見られます。本日の円換算は4565円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は大豆相場が中国の豚コレラの広がりに飼料用需要の後退懸念に続落、コーンも連れ安となっています。

2019年04月23日06:45

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イラン産禁輸に原油急伸も金の反発は限定的に

おはようございます

【金融・為替】
欧州市場は週明けもイースターマンデーの休日だったことも影響してか為替市場は静かに推移、ドル円が111円90銭前後で推移、ユーロは1.125ドル前後、ドル指数は97.3ポイントと週末から小反落し、米10年債利回りは2.591％に上昇しています。ダウ平均は2万6511ドル（－48）に反落し23日からの本格的な企業決算を前に様子見に終始、原油高によるエネルギー関連株の上昇が全体の下支え要因となっています。

【石油市況】
原油は米国政府が80日間の猶予を認めていたイラン産原油の輸入規制（日本や・インド・トルコなど8か国）が5月2日に期限を迎えるにあたり、規制緩和の輸入期限の延長を認めない姿勢を示したことから大幅続伸し65.55ドル（＋1.48）に続伸して引けています。イラン産原油は日量100万バレル前後を輸出に向けていますが、今後は規制の強化からイラン産の輸出の減少分が市場から消えることとなり先行きの需給ひっ迫感が台頭しています。米国務省ではサウジやオマーンの増産により需給ひっ迫に至らないとしていますが、両国の増産による協力に懐疑的な見方もあり上昇要因となっています。

【貴金属市況】
金はアジア時間で原油相場が急伸したことから一時1281.9ドルまで戻るも、NYの時間帯には上昇が一服して1277.6ドル（＋1.6）と小幅反発にとどまっています。4月に入り株高のリスク選好の動きが続き、安全資産としての金買いが後退し金ETFの減少傾向が続くことも戻りを重いものにしている模様です。本日の円換算は4580円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は大豆・コーンともに下落し、小麦市場でロシアン産小麦の豊作観測に小麦相場が下落にしたことに影響されたようです。

2019年04月22日07:22

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NYは連休明け、東京はGW入り前

おはようございます

午前7時から始まる海外の時間外取引待ちとなる東京市場ですが、連休中のサプライズは特になく週末と大きな変化はなくスタートしそうです。それよりも東京の10連休中の動きが気がかりで、FOMCや雇用統計の発表もあり平穏とはいかないでしょうね。米国市場は引き続き企業決算の発表が株式市場のメイン材料、そして米中協議や日欧との経済協議の交渉も重要視されそうです。

国内では消費増税見送りを幹事長代理が言及し、地方選での自民が苦戦を強いられる状況から「増税見送りで民意を問う」ものらいしいのですが、増税問題を政争の具に使うのはいかがなものか！？そもそも発言した萩生田氏は安倍首相の腹心であることから、増税見送りは首相の意思と見られるますが、軽減税率の議論が進み経済界に準備を進めさせ土壇場見送りでは混乱必死となります。8％に上げるときに一気に10％まで引き上げられたチャンスを逃したことが痛いですね！

今週もよろしくお願いします！

2019年04月19日06:57

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米小売好調にリスク選好の連休前

おはようございます

【金融・為替】
3連休を控えた米国市場では3月の小売売上高が発表され、前月比1.6％増と事前予想の0.9％増を大きく上回り1年半ぶりの伸びを示しました。ダウ平均はこれに加えて企業業績への期待も膨らみ反発に転じ、2万6559ドル（＋110）で引けました。米中協議も今月末にライトハイザーUSTR代表が訪中し、来月上旬には劉副首相が訪米する予定で、5月に大阪で開かれるG20サミットでの合意の可能性が取りざたされています・

為替はドル円は111円95銭前後と引き続き小幅な動きに留まるも、ユーロは1.123ドルに反落し、ドル指数は97.4ポイントに急上昇しています。ドイツのPMI（製造業購買担当者景況指標）が悲観的なものとなったことと対照的な米小売の好調、ドル買いユーロ売り要因となった模様です。米10年債利回りは2.562％に小幅に低下しています。

【石油市況】
原油は64.00ドル（＋0.24）に反発していて、米景気指標の好調が好感されたことや、米中協議への期待が再び膨らんでいるようです。

【貴金属市況】
NY金はドル相場の堅調を嫌気して一時1273.0ドルの年初来安値を更新も、その後は連日の下落に対する警戒や連休前のポジション調整に安値から離れ1276.0ドル（－0.8）で引けるも、小幅ながら続落を強いられています。本日の円換算は4585円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は続落基調が下げ止まりに転じ、米中協議期待に小反発しています。

2019年04月18日06:39

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NYは3連休前の小幅小康

おはようございます

【金融・為替】
ダウ平均は2万6449ドル（－3）と小幅な値動きとなり、IBMの決算が事前予想を下回ったことが全体の足を引っ張る展開となっていますが、金融やハイテクなどが下値を支えています。日本時間に発表された中国のGDPは予想の＋6.3％に対して＋6.4％に、3月の小売りも同＋8.3％が＋8.7％となり、いずれも事前予想を上回るもので一先ず世界経済減速の観測が後退しています。

為替はドル円が112円を挟む保ち合いが本日も継続され、ユーロは1.129ドルとこちらも小幅な動き、ドル指数は97.0ポイント前後で推移しています。米10年債利回りは2.595％とこの日も上昇を続け金融株の上昇要因、及びドル買い要因となっています。週末19日の米国市場は「グッド・フライデー」で休場、今夜の取引後に3連休入りとなります。

【石油市況】
原油は63.76ドル（－0.29）に反落、米国内のガソリン需要は旺盛ながら原油在庫の取り崩しが進んでいなことからの反落となっています。6月の減産期限を迎えるOPECのその後の政策が注目材料となります。

【貴金属市況】
金はドル高一服から下げが一服するも、1276.8ドル（－0.4）と4日続落する冴えない展開となりました。株式市場が高値で推移するリスク選好が続いていることや、本日は中国の景気指標が改善傾向を示したことも嫌気要因、また、最近の長期金利上昇も金の上昇を拒む原因と見られます。NY金はテクニカル面で前日に100日移動平均を下回り、弱く売りに傾く投資家心理の後退も冴えない展開を余儀なくさせているようです。因みに20日移動平均線は1250ドル台前半にあり、現状の為替相場であれば4500円台の前半の可能性も指摘されそうです。本日の円換算は4585円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は大豆・コーンともに揃って続落する動きとなり、米中協議への期待の高まりをよそに輸出の伸びの鈍化傾向を嫌気する展開となりました。

2019年04月17日07:28

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弱気売りにNY金は年初来の安値

おはようございます

【金融・為替】
ダウ平均は＋67ドルの2万6452ドルに反発し、米長期債利回りが2.594％に上昇して金融株が上昇の牽引となり引き続き最高値を射程としています。為替市場ではドル円が前日に続き1112円を挟む小幅保ち合いに終始も、ユーロは1.128ドルに続落し、ドル指数は97.0ポイントに反発しています。

ワシントンで開かれている日米貿易協議は茂木大臣とライトハイザー代表との物品に対する交渉、為替条項に関しては麻生VSムニューシン両氏の交渉となる模様です。

【石油市況】
原油は64.05ドル（＋0.65）に反発しています。7月以降のOPECプラスの減産を巡る不透明感が残るものの、米国ではドライブシーズン入りの需要期であることや、リビア・ベネズエラ・イランの減産による需給均衡が意識された展開となりました。

【貴金属市況】
NY金は取引序盤からドル高の動きを受けて投機筋の手じまい売りや弱気の新規売りをあぶる展開となり、大幅続落に転じて1277.4ドル（－14.1）で引けています。世界的に株価が堅調なことからリスク選好の動きが続いていることや、金ETF市場からの資金流出を嫌う側面もあるようです。一方で世界経済を巡り貿易摩擦からの景気後退観測や、地政学上のリスクの顕在化、更にロシアや中国の中銀の金保有残高の増加傾向もあり潜在的な強材料も健在、そして主要国の金融政策の緩和傾向は金利を生まない金に有利とされる状況にも変化はありません。本日の円換算は4590円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は総じて軟調な展開となり、米中協議への期待値がやや萎む展開となりました。

2019年04月16日06:52

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企業決算に揺れる米株式市場

おはようございます

【金融・為替】
週末のNY株式市場は企業決算の前哨戦でJP・モルガン・チェースの好決算が上昇を牽引し、史上最高値を射程に収める水準まで引き上げましたが、本日は同じ金融のゴールドマン・サックスの減収減益から上昇を阻むものとなり2万6,387ドル（－27）に小反落し、高値を狙うにも仕切り直しとなりました。

為替はドル円が112円を挟む保ち合いに終始して現在112円丁度の水準、ユーロは1.130ドルに小幅に反落し、ドル指数は96.9ポイントに小反発しています。米10年債利回りは2.555％に小幅に低下しました。このところFRB批判を繰り返すトランプ大統領は空席のFRB理事職に2人を送り込む動きをはじめ、今後FBIなどが人物調査に乗り出す予定、両候補ともに大統領の意思を受けて超ハト派ということになります。

【石油市況】
原油は63.40ドル（－0.49）に反落しています。6月で期限が切れるOPECの減産の延長が懐疑的なものとなっていて、ロシア財務相が減産継続による間接的な利益が米シェール業界に寄与することのジレンマに関する発言をしています。

【貴金属市況】
金は1291.3ドル（－3.8）に反落し、週末から見るとドル買い優勢の一日となったことが下落要因と見られます。一時は1279.5ドルと年初来安値近辺まで下落も、その後は株安の動きからリスク選好後退から戻す展開となったものの、上値も1300ドルが傘となり上値の重い展開となりました。本日の円換算は4630円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は大豆・コーンともに堅調な値動きとなり、作付け時期の低温や降雪の残る耕作地がモダン視されています。

相場に対する考え方

相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。

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