おはようございます
【金融・為替】
今週のメインイベントでもあるFRBパウエル新議長の米下院での証言は「更なる段階的な利上げが最善だ」との発言に見られるように、引き締め策の継続方針を表明したことになります。雇用改善から今年は物価が上向くと指摘し、最近の株価下落などの金融市場の動揺は景気見通しに大きな影響はないとし、市場対話への期待が膨らんでいた市場には肩透かしとなったようです。FRBの基本シナリオは今年3回の利上げですが、今後インフレ懸念が高まれば4回の利上げの可能性も考えられますが、物価が停滞すれば逆に利上げ減速となることもあります。一先ず3月の利上げは既定路線ですが、その後の景気指標などによっては加速も減速もありというところでしょうか。
議長の発言内容はこれまでのFRBの金融政策を踏襲するもので、それほどのサプライスではないものの市場の反応はネガティブなものとなりました。今週は上昇が一服の長期金利は発言を受けて2.908%と再び2.%9台に上昇し、ドル指数も90ポイント台に乗せて90.3ポイントまで上昇、ドル円107円35銭近辺に、対ユーロも1.223ドル近辺とドルが反発する展開となり、ダウ平均も長期債利回りの上昇を嫌気した売り物から反落して2万5410ドル(−299)で引けました。景気回復+低金利という適温相場も、金利上昇から片肺飛行という低温相場に移行する過渡期なのかもしれません。
【石油市況】
原油は63.01ドル(−0.90)と反落に転じていて、議長発言からドル高・株安の反応をみせたことから買い方の手じまい進行といったところでしょうか。OPECの減産をポジティブに捉え、シェールの増産をネガティブに捉える強弱の攻防が今後も続きそうです。
【貴金属市況】
金はアジアから欧米にかけて1330ドル前半でもち合う展開も、パウエル証言から利上げ加速観測の台頭からドル高の流れに移ったことから売り物を呼び込む展開となり、上値を切り下げながら1318.6ドル(−14.2)と今月9日以来の安値に反落して引けています。本日の円換算は4540円前後になります。
【穀物市況】
穀物市場は引き続きアルゼンチンの乾燥予報を受けて大豆が反発に転じ、コーンは続伸しています。
【金融・為替】
今週のメインイベントでもあるFRBパウエル新議長の米下院での証言は「更なる段階的な利上げが最善だ」との発言に見られるように、引き締め策の継続方針を表明したことになります。雇用改善から今年は物価が上向くと指摘し、最近の株価下落などの金融市場の動揺は景気見通しに大きな影響はないとし、市場対話への期待が膨らんでいた市場には肩透かしとなったようです。FRBの基本シナリオは今年3回の利上げですが、今後インフレ懸念が高まれば4回の利上げの可能性も考えられますが、物価が停滞すれば逆に利上げ減速となることもあります。一先ず3月の利上げは既定路線ですが、その後の景気指標などによっては加速も減速もありというところでしょうか。
議長の発言内容はこれまでのFRBの金融政策を踏襲するもので、それほどのサプライスではないものの市場の反応はネガティブなものとなりました。今週は上昇が一服の長期金利は発言を受けて2.908%と再び2.%9台に上昇し、ドル指数も90ポイント台に乗せて90.3ポイントまで上昇、ドル円107円35銭近辺に、対ユーロも1.223ドル近辺とドルが反発する展開となり、ダウ平均も長期債利回りの上昇を嫌気した売り物から反落して2万5410ドル(−299)で引けました。景気回復+低金利という適温相場も、金利上昇から片肺飛行という低温相場に移行する過渡期なのかもしれません。
【石油市況】
原油は63.01ドル(−0.90)と反落に転じていて、議長発言からドル高・株安の反応をみせたことから買い方の手じまい進行といったところでしょうか。OPECの減産をポジティブに捉え、シェールの増産をネガティブに捉える強弱の攻防が今後も続きそうです。
【貴金属市況】
金はアジアから欧米にかけて1330ドル前半でもち合う展開も、パウエル証言から利上げ加速観測の台頭からドル高の流れに移ったことから売り物を呼び込む展開となり、上値を切り下げながら1318.6ドル(−14.2)と今月9日以来の安値に反落して引けています。本日の円換算は4540円前後になります。
【穀物市況】
穀物市場は引き続きアルゼンチンの乾燥予報を受けて大豆が反発に転じ、コーンは続伸しています。