本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2016年07月

追加緩和も円高のシナリオに押される

あはようございます

日銀は既報のとおり上場投資信託(ETF)を現行の3.3兆円から6兆円に増額しました。政府との連携を測った追加緩和ですが、市場の期待には及ばず円買いの動きに押される展開となりました。更に米国では第2四半期のGDPが事前予想の+2.5%を大きく下回り+1.2%にとどまり、米利上げ観測が先送りとなり今度は米国の事情からドル安が進行しました。ドル円は一時101円台に入る場面が見られ、終わり値ベースでも102円05銭と大幅な円高・ドル安となり、実質上日本政府・日銀の思惑は水泡に化したという状況ながら、主要国の低金利政策が長期化するものと推測され今後も流動性のある投資資金が暴れる環境を担保されたとも受け取れます。

ダウは1万8432ドル(+16)に小幅に反発も、利上げ先送り観測やドル安支援も高値警戒や米国経済の失速観測も上値を重いものにさせているようです。商品はドル安を受けて金が1350ドル近辺に急伸、原油や他商品も全般に小反発しています。

良い週末をお過ごしください

日銀追加緩和織り込み荒れる展開も

おはようございます

平年比7日遅れながらもようやく関東も梅雨明け、夏本番を迎えて夏休みの予定を立てている方も多いと思います。我々の市場は世間とは違いあくまでも暦通りに取引所開かれ、市場から目が離せない毎日が続きます。

【金融・為替】
ロイター通信による報道で、政府や財務省から日銀は追加緩和の圧力を受けてすでに声明草案まで準備できていると伝えられています。真実はどうであれ首相の経済対策発表後の金融会合で、追加緩和をスルーする選択肢はすでに日銀には残されていない状況で、マイナス金利の拡大・国債やETFの購入拡大等の発表が考えられますが、問題は発表後の市場の反応で政策の中身が期待以上か以下で為替や株価の乱高下が考えられます。一部には期待先行の円安・株安に発表後に織り込み済みから円高・株安を指摘する声も多くあるようです。

ドル円は日銀の追加緩和期待に一時105円50銭まで円安方向に進み、現在は105円30銭前後で推移しています。ユーロは1.107ドル前後に小幅に続落し、ユーロ円は116.6円前後でもち合い、ドル指数は96.6ポイントに小幅続落しています。ダウは1万8456ドル(−15)と小幅ながら3日続落し、10年債利回りは1.511%に低下しています。本日の日銀の政策金利発表はお昼前後の発表で、市況への影響は少なからず投資家が身構える一日となりそうです。

【石油市況】
原油は41.14ドル(−0.78)に続落し、ブレント相場も43.70ドル(−0.77)に続落しています。前日のEIAの原油在庫が予想に反して10週間ぶりに増加に転じたことを悲観する売り物や、WTI受け渡し場所の在庫見通しも増加観測が指摘されていることから改めて供給過剰を嫌気するものとなっています。

【貴金属市況】
金は前日に予想されたことながらFOMCでの利上げ見送りを好感する買い物に続伸し、本日も日銀の追加緩和見通しやドル相場の軟調推移もあり一時1344.3ドルまで値を伸ばしその後上昇幅を削るも続伸し1332.3ドル(+5.6)で引けています。このところNY金は取組高を大きく減らし、買い過剰の投機筋のポジション縮小が好感されているものと推測され、再びドル相場との逆相関性が強まる値動きとなっています。本日の円換算は4490円前後になります。

【穀物市況】
前日に反発に転じた大豆とコーンが再び反落し、小麦相場は続落しています。産地は気温は高めに推移していますが、充分な降雨が見られることから豊作観測が徐々に高まり天候プレミアムが低下しています。

据え置き織り込むもドルは軟化

おはようございます

【FOMC】
FOMCは予想通り政策金利(0.25%〜0.50%)を据え置きました。声明文では景気見通しへの短期的リスクは弱まってきたとし、経済活動は緩やかに拡大していると指摘しています。さらに引き続き海外経済と金融市場を注視するとし、欧州の不良債権問題や新興国経済などの不安要素を見極めることになり、年内利上げに向けた模索が続くことになりそうです。メンバー10人中9人が見送りに賛成しカンサスシティ連銀のジョージ総裁が追加利上げを主張しました。

【金融・為替】
FOMCによる政策金利の据え置きはすでに市場に織り込んでいるものと推測されていましたが、これを受けてドルは改めて軟調に推移してドル指数は96.7ポイントと一週間ぶりの安値となっています。ドル円は日本政府の経済対策や50年債発行の検討から東京時間に一時106円50銭まで円安が進行も、米政策金利据え置きの報に105円40銭前後で推移しています。ユーロも1.106ドルに急反発し、対円は116.6円に反発(円は反落)しています。ダウは1万8472ドル(−1)と原油安もあり低調な値動きに終始、10年債利回りは1.515%に低下しています。シカゴの金融先物では年内利上げの可能性は5割を超えて、ドル堅調かと思いきや逆に軟調?改めて相場見通しの難しさを痛感させられる今日この頃です。

【石油市況】
原油は41.92ドル(−1.00)と4月20日以来の安値に大幅に続落し、ブレント相場も43.47ドル(−1.40)に続落しています。原油在庫が予想外に増加したことから、足元の供給過剰を改めて嫌気する反応を見せています。

【貴金属市況】
金はこのところ1310〜1330ドルのレンジに収れんされていましたが、6月の米耐久財受注が事前予想を下回ったことをきっかけにレンジ上限近辺に上昇し1326.7ドル(+5.9)に続伸して引けています。更に引け後のFOMCにも反応を示しレンジ上限を駆け上がり現在1340ドル近辺に大幅に上昇しています。前日のNY金の取組高が57.6万枚とピーク時より9万枚もの取組減となっていて、買い過剰の調整も上昇を後押ししたものと推測されます。本日の円換算は久しぶりの4500円乗せとなります。

【穀物市況】
穀物市況は小麦が続落も大豆が来週の熱波予測に反応を示し急反発したことから、コーンも反発に転じています。

FOMCと日銀会合待ち

おはようございます

【金融・為替】
政府の経済対策の真水部分の投入は2次補正予算では2兆円程度にとどまる予測から、市場の期待に届かず昨日はドル円が106円台から一気に104円台前半に下落(円は上昇)しました。膨らませて膨らませて20兆円規模とも言われていますが、真水部分が予想を下回り悲観するものとなりました。今朝の日経紙では日銀内で複数の緩和策を正副総裁らが検討に入ったとなっていて、政府と日銀の連携により経済対策の相乗効果を測る模様です。英EU離脱報道後の100円割れから政府の経済対策+日銀の追加緩和期待に107円台中盤まで進行した円相場ですが、今週は日銀金融決定会合に注目が集まり期待と悲観が交錯する状況となっています。

ドル円は欧州時間で一時104円を割り込む場面が見られましたが、日銀の追加緩和期待もあり現在104円70銭前後で推移しています。ユーロはドル安の動きからアジア時間に1.1ドル台に反発もその後反落して現在1.098ドル前後で推移、対円は115.0円に反落(円は反発)しています。ダウは1万8473ドル(−19)に小幅に続落し、10年債利回りは1.563%に低下しています。昨日から始まったFOMCは日本時間明日28日午前3時に政策金利が発表されます。

【石油市況】
原油はWTIが42.92ドル(−0.21)に続落し、対してブレントは44.27ドル(+0.15)に小反発する値動きとなっています。米原油在庫は減少見通しもガソリン在庫の増加観測から上値の重い展開となっています。

【貴金属市況】
金は昨日のアジア時間で一時1313.6ドルと前日の安値に迫り円建ても4400円を割り込む場面が見られましたが、ドルが軟化に転じたことから反発に転じてそのままNY時間はもみ合いとなり1320.8ドル(+1.3)に小反発して引けています。FOMCによる年後半の利上げの可能性に関する点が目下の金市場の注目点です。このところの高値調整から1300ドルに接近も大台は現在維持されています。FOMCの内容によっては割れを試す場面も考えられますが、調整後は再び上昇基調に転換するものと筆者個人は見通しております。本日の円換算は4420円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況は小麦が大幅に続落し、連れてコーンも続落、大豆は前日の急落に対する修正に戻しています。天候相場の只中ですが、概ね平年作以上のものが期待される状況です。

ポケモンGO コモディティGOBACK

おはようございます

【金融・為替】
今週は週末にかけての日米の金融機関のイベントを控えて小康と思われた金融市場ですが、ドル円は105円85銭前後に円は反発して推移しています。原油相場の続落もあり株価が反落したことからリスクオンがやや後退して円を買い戻す動きとなったものと見られ、FOMCや日銀会合への思惑が交錯しFOMCでは利上げに含み?日銀は追加緩和するも材料出尽くしにより株安・円高?といったネガティブな見方も一部にあるようです。今朝の日経紙でも外人投資家はヘリコプターマネーを期待していて、それ以外の緩和策では日本株売り・円買いのネガティブトレードを予想する向きもあり、実際に荒れる週末の動きとなることを否定できない情勢です。ユーロは1.099ドルに反発し、対円でも116.3円に反発しています。本日は7月の独景況指数が英EU離脱後初の指標と注目されましたが、事前予想をやや上回ったことから悲観見通しはやや後退しています。ダウは1万8493ドル(−77)に反落し、債券は下落し10年債利回りは1.571%に上昇しています。

【石油市況】
原油は43.13ドル(−1.06)に続落し3か月ぶりの安値に沈み、ブレント相場も44.72ドル(−0.97)に続落しています。ドライブシーズン真っ盛りの米ガソリン在庫が高水準を維持し、改めて供給過剰を嫌気する投機売りに下落を余儀なくされています。

【貴金属市況】
金はドル高の流れやブリグジットの不透明感が後退していることから、引き続き投機筋の買い過剰の調整から続落し1319.5ドル(−3.9)で引けています。21日の安値1310.7ドルはサポートされたものの、ブリグジットを囃した投機買いが振るわれ取組高もピークから6万枚減少して59.7万枚となり、その流れが続くことから節目の1300ドルを意識する水準となっています。短期売買の先物市場の投機買いが縮小に向かう状況ながら、ETFなどの現物投資は比較的現状を維持する動きが続き、ブリクジットは目先は織り込んだものの来年からの離脱交渉の影響が不透明なことや、日欧の追加の緩和策見通しや、米金融政策の長期的緩和見通しから金投資の資金流出は限定的なものとなっています。本日の円換算は4460円前後になります。


【穀物市況】
穀物市況は小麦相場が下げ渋る展開も、コーンは小幅に続落し大豆は大幅続落しています。作柄の好調が続いていることや、産地は高温気味な気温ながら広く降雨をもたらしていることから天候プレミアムを吐き出す展開が続いています。

日米の金融政策に注目

おはようございます

中国成都で開かれたG20は英国のEU離脱によって世界経済に広がる不確実性に対して、各国は政策を総動員することで混乱を回避することを再確認しました。

離脱騒動当初は金融市場が混乱して急速に世界的な株安とドル高(円高)に触れましたが、材料として一通り織り込んだ金融市場はこのところ落ち着きを取り戻し、米国株は史上最高値を連日更新し、雇用指標等も改善したなかで今週はFOMCを迎えます。離脱騒動から間もないために今回の利上げ据え置きはすでに織り込みハト派的な内容が期待されていますが、景気指標改善と株高のなかで迎える今回のFOMCではメンバーの年内利上げ見通しへの変化が市場関係者の注目点となっています。

FOMCは日本時間28日(木)午前3時発表されますが、続いて日銀金融政策会合が開かれ29日(金)のお昼前後に発表される見通しです。先週は英BBCが黒田総裁のインタビュー記事を載せてヘリコプターマネーの否定が報道されていますが、英EU離脱ショック後に自民党の参院選大勝からの景気対策と、日銀の追加緩和策の期待に株高と円安を呼び込んでいます。マイナス金利の拡大は金融界からの総スカンから緩和策の選択肢は限定的ながら、見送りとなれば円高・株安が待ちかまえていることは必至で、来月早々にも政府の景気対策とのセットでの追加緩和の期待が嫌がおうにも膨らんでいます。また、追加の緩和の中身が失望とならないことにも黒田日銀は気遣いする必要もあり難しい対応に迫られています。

今週は日米の金融政策の対応が市場の注目となります。

来週の金融イベント待ち

おはようございます

週末の海外市場では特に重要な指標はありませんでしたが、ドル相場が総じて反発に転じドル指数は97.3ポイントと3月上旬以来の高値を次元しています。ドル円は106円10銭近辺に円が反落し、ユーロも1.097ドルに反落し、ユーロ円は116.5円に円が続伸しています。今週はECBが政策金利を見送り来週のFOMCも現状維持の予想ですが、メンバーが年内利上げを何度見込むかの指標となるドットチャートが注目されます。また、週末月末の29日の日銀金融政策会合については追加の緩和策を既にある程度織り込んでの円安、日銀の出方によっては為替相場の波乱が予想されます。

ダウは反発に転じ1万8570ドル(+53)に反発し企業業績や米景気の好調維持を維持を期待する動きでしtが、来週のFOMCを控えて積極売買は控えられている模様です。商品市場は原油相場が44.19ドル(−0.56)に続落し、供給過剰を背景に上値を徐々に切り下げる展開となっています。金もこのところのドル高を受けて上値重く1323.4ドル(−7.8)に反落し、前日の反発分を消す動きとなっています。穀物市況や非鉄相場も全般にドル高の影響に下落や横ばい推移と冴えない値動きとなっています。

よい週末をお過ごしください!

ヘリコプターマネー否定に円安の修正に

おはようございます

【金融・為替】
ECB理事会では予想通りに政策金利を据え置きました。ドラギ総裁の会見では必要なときに行動する用意と意思・能力がるとし、英EU離脱は成長を下押しする恐れがあると警戒したものの、離脱交渉の行方が不透明で精査は時期尚早と発言しています。9月の追加緩和の可能性を示唆し、今後債券購入の条件緩和や17年3月までの量的緩和の延長も考えられます。一方で英BBCは先月収録した黒田総裁のインタビューを放映し、このなかで総裁はヘリコプターマネー(日銀の国債買い付けで財政資金を政府に供給するもの)について否定したことから、円を売り動きが反転して一時105円40銭台に円は買い戻されました。参院選後に政府の経済対策と同時に一部にヘリコプターマネー導入の期待の広がりから円安の進行と株価の押し上げにつながりましたが、総裁の否定発言をひとまず悲観する反応を示しています。

ドル円は現在106円10銭前後で推移して昨日の東京から1円余りの円高・ドル安で推移、ユーロは1.102ドルに小幅に上昇し、対円では116.6円に反落しています。主要通貨での円の独歩安が本日はやや修正され、ドル指数も106.9に小幅に反落しています。ダウはこのところの急上昇に対する利益確定売りに押され、1万8517ドル(−77)に反落し、原油安もエネルギー関連株の押し下げ要因と見られます。10年債利回りは上昇一服1.565%に低下しています。来週は26・27日にFOMC,週末29日の日銀金融決定会合が注目されます。

【石油市況】
原油は44.75ドル(−1.00)に反落し、ブレント相場も46.20ドル(−0.97)に反落しています。原油在庫の減少から前日に反発したものの、ドライブシーズンにも関わらずガソリン在庫が高水運を保っていることを嫌気する値動きとなっています。

【貴金属市況】
金はこのところのドル高基調や株高のリスクオンに押されて調整色を強めていましたが、本日はドル高が一服すると同時に株価上昇も止まり金は反発に転じて1331.0ドル(+11.7)で引けています。安値は1310ドル台と大台を維持したことや、日欧の金融当局への金融緩和期待や、来週のFOMCでの利上げ見送り観測を改めて意識される反発となっています。本日の円換算は4510円前後になります。

【穀物市況】
前日の急落から大豆と小麦は反発に転じていますが、コーンは続落して連日の一代安値を更新しています。FCストーンのコーンの生産・在庫見通しともに農務省を上回る数字も嫌気されたものと推測されます。

ドル円107円台に突入、日銀追加緩和準備大丈夫かい?

おはようございます

筆者は通常午前6時前に出社してNHKラジオ第1を視聴しながらのブログ原稿書きに臨む習慣ですが、6時半から始まるラジオ体操の音楽が聞こえるとTBS森本毅郎スタンバイにスイッチするのですが、体操は今日から全国行脚のようで、そうか!夏休みが始まったか!?とようらく納得した次第、子供たちには気の毒ですが関東の梅雨明けはまだ、大人にとっても同様に早く開けて欲しいものですね。

【金融・為替】
NY市場のドル円は一時107円台に乗せる場面が見られ、勢いは今朝のシドニー市場にもつながり開始直後に107円40銭を超える円安水準となり現在107円20銭前後で推移する大幅なドル高・円安水準となっています。特段の材料は見られませんが、NY株価の連日の高値更新によるリスクオン、米債券利回りの上昇に見られる利上げ先送り観測の後退、来週の日銀の金融会合での追加緩和期待の高まり等が背景と見られます。ドル指数は3月10日以来の97ポイント台に続伸しています。

ユーロは1.101ドルとほぼ保ち合い終始、対円は118.0円に続伸しています。ポンド円も一時の130円割れから140円に急反発(円は急反落)しています。8日の雇用統計で一時100円割れもわずかに2週間足らずで7円余りの円安はサプライズです。ダウは1万8595ドル(+36)に小幅ながら高値を更新し、債券は続落して10年債利回りは1.580%に上昇しています。

【石油市況】
原油は44.94ドル(+0.29)に小反発し、ブレント相場も47.17ドル(+0.51)に反発しています。EIAの原油在庫減少が反発要因ですが、ドル高が継続していることから反発力も限定的なものとなっています。

【貴金属市況】
金相場も株高のリスクオンが続いていることや、このところのドル相場の堅調推移から反落し1319.3ドル(−13.0)で引けています。本日の安値は一時1313ドル台で6月28日以来の水準で、今月上旬の高値1377.5ドルから50ドル前後の修正安となっています。強気勢にとっては投機筋の買い過剰の調整が進むことは好感されるもので、一段のドル高があれば1300ドル割れを試す場面があっても不思議でない情勢です。本日の円換算は4510円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況は前日の急落からの反動で時間外取引では戻す場面もありましたが、熱波観測の後退に戻りが売られて大幅続落となっています。

IMFの世界経済見通しが下方修正

おはようございます

【金融・為替】
19日の海外市場はドル円が一時106円53銭までドル高が進み最近の高値示現も、さらにドル買い・円売りを進めるだけの勢いもなく現在は106円10銭前後と昨日の東京とほぼ変わらず、ユーロは1.101ドルに小幅に続落し、対円も116.9円に続落しています。明日のECB理事会では政策金利据え置きの可能性が高い見通しで、ECBの債券購入条件の緩和等の変更についての議論に注目が集まっています。ダウは1万8559ドル(+25)と史上最高値を更新も原油安等あって、ボラの低い一日となったもようです。10年債利回りは1.558%に低下しています。本日発表された米住宅着工建設は予想を上回りこのところの米景気指標は総じて堅調で、CMEの利上げ見通しは9月20%、年内46%に上昇しています。英メイ新首相は外交デビューで、本日は独メルケル、明日は仏オランド両首脳との会談が予定さrています。EU離脱を巡る駆け引きの始まりで新首相の外交能力が試されることになります。

【石油市況】
原油は44.65ドル(−0.59)に続落し、ブレント相場も46.66ドル(−0.30)に続落しました。需給ファンダメンタルの過剰感や、ドル高の動きに押されて冴えない一日となりました。

【貴金属市況】
金は1330ドルを挟む小幅な保ち合いながらも1332.3ドル(+3.0)に続伸して引けています。このところの地政学上のリスクの拡散傾向や、引き続き米利上げ観測の後退を手掛かりに強気な値動きですが、取組高が直近ピークから約5万枚減少して投機買い過剰がやや緩和されたことも買い物を呼び込む一因となっているものと推測されます。本日の円換算は4510円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況は大豆の急落に連れて小麦やコーンも連れる急落となっています。天候相場も佳境を迎える中、これまでのところ平年作以上のものが見込まれて投機買いが萎縮し天候プレミアムを吐き出す動きとなっています。

相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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