本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2014年04月

金融市場は日米のイベント待ち

おはようございます

【金融・為替】
株価堅調の影響もありドル円は102円65銭前後で推移していて、東京の週明けから40銭程度の円安・ドル高方向の動き、ユーロも1.381ドルに続落していてユーロ圏景況感指数や、独PMIが予想を下回ったことから追加緩和期待が広がり軟調に推移、ユーロ円は141.7円前後で推移しています。ダウは86ドル高の1万6536ドルに続伸していて、10年債利回りは2.687%に小幅に低下しています。本日は日銀政策会合で政策金利はお昼前後に、黒田総裁会見は午後3時半から始まる見通し、日銀の物価見通しが2%に向かって順調に進行していることに対するニュアンス(政策維持&追加緩和匂わせるものか?)が注目されています。米国時間では米第一四半期GDP(予想+1.2%)に続き、FOMCの声明文が日本時間午前3時15分(債権購入の規模の継続縮小&米景気見通し{縮小から利上げ時期を巡る思惑})に有ります。

【石油市況】
原由は101.28ドル(+0.44)に続伸していて、ブレント相場も108.92ドル(+0.86)に続伸しています。ウクライナの緊張は続くものの、株価が連日上昇するリスクオンの動きも原油市況堅調要因と思われます。

【貴金属市況】
金は1296.3ドル(−2.7)に続落していて節目の1,300ドルを再び割り込んだことや、200日移動平均線を下回ったことを嫌気する動きですが、前日に続き出来高が盛り上がりに欠けることから冴えない展開となっています。ウクライナの緊張は継続していますが金市場にとっては少々食傷気味というところでしょうか。実際の軍事衝突でもなければ大きな上値が期待出来ない状況で、ETFや実需買いに陰りが見られることも上昇トレンドに乗り切れない原因と考えられます。今夜はFOMCによる利上げ時期の思惑が金価格に影響するものと推測されます。本日の円換算は4280円前後と円建て金価格も保ち合い継続の不冴えな展開が予想されます。

【穀物市況】
穀物市況は天候不順や作付けの遅れを材料視して、大豆・コーンとも続伸しています。

金は1300ドルの節目を割り込む

おはようございます

大型連休の「昭和の日」の休日ですが、いつも思うのですが飛び石の休日を月曜とか金曜になんとかくっつけて欲しいものです。個人的にどうにも生活のリズムが狂うことは勿論ですが、つなげることの経済的価値の損失は決して少なくないものと思います。みんながハッピーと思うのですがいかがなものでしょうか?

さて、昨日も書いたように今週は29・30両日のFOMC、30日に米第一四半期のGDP,更に日銀の経済展望レポートの発表、そして週末には恒例の米雇用統計といった重要イベントを控えています。

海外市場は大型の企業M&Aの発表を好感して株価が反発しダウは+87ドルの1万6448ドルに、ドル円はNY市場のリスクオフ後退から102円50銭近辺の円安・ドル高で推移、ユーロは1.295ドルにやや軟化し、ユーロ円142.0円に円が軟化しています。

ウクライナ情勢から欧米は追加の制裁を発表していますが、原油や金価格の反応は有事に対して薄いものとなっています。WTI100.84ドル(+0.24)に、ブレント価格は108.12ドル(−1.46)と反応はまちまちに、金価格はアジア時間こそ欧米の追加制裁の報に1305ドルを超える場面もありましたが、以前から指摘しているようにアジアの実需買いやETFの残高減少から下値を支える要因が現状は弱く、1299.0ドル(ー1.8)と大台を割り込む動きとなっています。

明日の入電もありますので、休日をゆっくり過ごそうではありませんか。

今週は米経済イベントやウクライナ情勢が金に影響

おはようございます

今年のGWは後半に休みが集中していますが、結構有給を利用して今週も休みの方が多いようです。筆者は土曜日は流山にある知り合いの竹林で竹の子掘りに、意外にも土は柔らかく豊作でした。近所へのおすそわけやマンションの管理人さんの分もあり、残りは美味しくたけのこご飯や若竹煮でいただきました。

さて、今週は明日の「昭和の日」の休日を挟む変則的な週ですが、30日は日銀による経済見通しや、物価上昇率の見通しが発表されます。2%のインフレ目標が達成可能との見方を強めるものと思われますが、万一未達成の可能性が高まれば追加緩和も辞さないとの見通しが強いようですが、多少なりとも為替相場に影響するものと考えられます。

今週は米国でも29・30日にFOMCが開かれる予定で、政策金利据え置きと債券購入の減額が予定されています。その他米第1四半期のGDPの発表が30日(事前予想は+1.1%)にあることや、ほかにも複数の重要指標の発表が控えています。

ウクライナではEU監視団の13人が新ロシア派に拘束され、西側とロシアの開放に向けた交渉から病気のひとりが開放されたものの他の団員は今だ拘束されたままです。ロシアも開放に向けて動いているようですが、親ロシア派のコントロール不能の影響もあるようです。最も東部に展開するロシア軍あっての親ロシア派の存在で、ウクライナ軍による強制排除の動きが強まれば緊張の高まりがエスカレートする可能性が避けられない情勢です。

今週も宜しくお願いします

ウクライナの緊張再びに金は反発

おはようございます

甘利さんの疲れた表情に見られるようにTPP交渉は行き詰まり、日米共同声明の発表が遅れる異例の事態となっています。オバマ大統領は本日午前中に離日する予定で残された時間はあとわずか、TPPを盛り込めない消化不良の国賓の離日となる可能性があり、アベノミクスの第3の矢の信憑性がまた薄れることになりそうな雲行きです。

【金融・為替】
ウクライナでは東部の親ロシア派の強制排除に向けた動きが再開され、ロシアはすぐさま東部に展開する4万人といわれる軍隊の軍事演習を開始して緊張が再び高まっています。親ロシア派に複数の死者が出たと報道されていて、ロシア系住民の保護を名目にプーチンが動く口実を与えるものとなって、ウクライナ軍は後退を余儀なくされるという展開です。「引くも地獄、攻めるも地獄」という、ウクライナには難しい選択を今後も迫られるものと推測されます。

ドル円は米耐久財受注が予想を大きく上回ったことや、ウクライナの緊張、更にはTPP協議の迷走から一時102円10銭を割り込む場面も見られ、現在は102円30銭近辺と前日とほぼ変らずで推移しています。ユーロは1.383ドルとこちらも反発し、ユーロ円は141.4円と横這い推移しています。ダウは前日比変らずの1万6501ドル(日経先物は小幅下落)に、10年債利回りは2.686%と小幅低下しています。

【石油市況】
原由は101.94ドル(+0.50)に反発に転じていて、3月の米耐久財受注の好転や、ウクライナの緊張を材料視しています。ブレント相場も110.33ドル(+1.22)に反発しています。

【貴金属市況】
金は欧州時間の終盤から米国時間開始(日本時間午後9時半)にかけて下落し、耐久財受注の好転から一時1268.4ドルとこのところの安値を更新、しかし、その後はウクライナの緊張を囃して急反発に転じて1299.0ドルと大台寸前に戻し、引けにかけてはややだれて1290.6ドル(+6.0)で引けています。売りも買いも狼狽そのもの、さしたる中身のない荒れた展開の一日となりました。円高も4188円に下落後4275円に反発、本日の円換算は4255円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況はコーンが小幅に反落、対して大豆が小幅反発する前日とは逆の展開、コーン・大豆・小麦等の裁定取引のポジション調整といった趣きです。

金は実需不調が目先の重石

おはようございます

すきやばし「じろう」は昨日の安倍・オバマ両首脳の会食場所ですが、ミシュラン3星店だけあって夜は3万円〜のようで、まぁそんなもんだろうなーというところですが、昼も同額からというものでした!東京の特有の庶民のたべもの「もんじゃ焼き」でも良かったのでは?(笑い)

【金融・為替】
今週の金融市場は小康凪ぎが続いていますが本日も引き続き静かな展開で、ドル円102円55銭近辺で推移していて昨日とほぼ変わらず、ユーロは1.381ドルに小幅に軟化、ユーロ円は141.7円前後で推移しています。ダウは12ドル安の1万6501ドルと小動きですが、引け後のアップル株が急伸していて予想以上の好決算を好感しています。10年債利回りは2.681%に低下しています。昨日発表された3月の中国のPMIは48.3と4ヶ月連続で50ポイントを下回り中国経済成長の鈍化傾向が継続していて、世界第2位の経済大国が振るわないことは世界経済へ悪影響を及ぼすことも考えられネガティブ要因となっています。

【石油市況】
原由は101.44ドル(−0.31)に小幅に続落していて、ブレント相場も109.11(−0.16)と同様に冴えない値動きとなっています。原油在庫の増加傾向が続いていることや、中国経済への懸念が弱含みの展開に影響しています。

【貴金属市況】
金相場も今週は冴えない値動きが続いています。NY金は1284.6ドル(+3.5)に小幅に反発していますが、今週の出来高は辛うじて10万枚を上回る程度で薄商いが続いています。ETFが今月に入り再び減少傾向に入ったことや、中国を初めとした実需買いも価格下落のわりには低調なことが嫌気されています。但しウクライナを巡る地政学リスクは依然として残されていて、ポジションを弱気に傾けることも難しい状況から相場事態が混沌としています。本日の円換算は4235円と円建て金相場も小康を保つ冴えない動きと見られます。

【穀物市況】
前日に反発に転じたコーンが本日も続伸していて、一転して作付遅れを囃す天候時期特有の反応を示しています。逆に大豆は続落していて、コーン売りVS大豆買い解消の巻き戻しも影響しているん模様です。

金相場は軟調推移継続

おはようございます

オバマ大統領が今日から二泊三日の予定で国賓としての来日です。米国からの国賓の来日はクリントン元大統領以来で、日米同盟の強化やTPPの前進をアピールものとなりそうです。

【金融・為替】
ドル円は102円60銭と昨日の東京3時半から10銭余りの小幅な円安水準、ユーロは1.380ドルと小幅にユーロが下落し、ユーロ円は141.6円とやや円安推移となっています。ダウは65ドル高の1万6514ドル(+65$)に続伸し、10年債利回りは2.718%に小幅上昇しています。金融市場は週明けの前日に続き静かな動きで住宅指標が事前予想を上回ったものの反応は限定的で、本日は中国のPMI待ちの様相となっています。

【石油市況】
WTI原由は102.13ドル(−2.24)は急反落していて、原油在庫の増加傾向が続いていることやウクライナ情勢を一通り織り込み混沌が続いていることが嫌気材料と見られます。一方のブレント相場は109.27ドル(−0.68)とWTIと比較すると下げ幅は限定的となっています。

【貴金属市況】
金はNY市場の序盤はドル安背景に1293.1ドルに戻る場面が見られましたが、その後は急反落に転じて先週の安値を下抜ける1275.8ドルに沈み、セッション引けにかけては小幅に戻して1281.1ドル(−7.4)で引けています。ウクライナの緊張は続いているものの、ETFやアジア買いが盛り上がりに欠けていることから買いの勢いはやや削がれる展開に売り物に押されている状況が続いています。テクニカルでは200日移動平均線の1,300ドル近辺が徐々に重くなっていることから、ファンドの手仕舞い売りが膨らんだ場合は一段の下値余地もあるものと推測されます。

【穀物市況】
穀物市場はコーンが急反発に転じていて、前日までの作付の順調から一転して一部の作付遅れを囃す買い物に反発しています。逆に前日までの連騰から大豆が反落していて、コーン売りVS大豆買いの解消する動きも見られるようです。

連休明けは全般に閑散小動きに

おはようございます

【金融・為替】
3連休明けの米国市場(欧州は本日より再開)は全般に静かな動きとなっています。昨日発表された日本の3月の貿易赤字が拡大されたことから為替はやや円安方向に進み102円60銭前後で推移、ユーロは1.379ドルに軟化し、対円は141.5円と小動きに終始しています。ダウは40ドル高の1万6449ドルに小幅に上昇し、10年債利回りは2.713%に小幅に上昇しています。

【石油市況】
株価の上下振幅幅が約50ドルと今年最低の値動きに見られるように、原油市況も静かな値動きで104.37ドル(+0.07)と小幅続伸となっています。ブレント相場は109.95ドル(+0.42)とこちらも小幅に確りとなっています。

【貴金属市況】
金はアジア時間から軟調に推移しNY市場の序盤に一時1281.8ドルに下落しましたが、先週の安値1277ドルを下抜ける展開に至らず反発し、セッション引けは1288.5(−5.4)で引けています。連休明けということから推定出来高10万枚程度と薄商いで、市場参加者も限定的な冴えない動きとなっています。但し本日もETFが3t減少し今月に入り21t減少していて、3月末ばかりか2月末の水準をも下回り投資用需要に陰りが見られます。アジアの実需買いも活発さを欠いているようで、目先はウクライナ情勢の緊張が下値を支えている構図のようです。本日の円換算は4260円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況は引き続きコーンの作付進行が順調なことを嫌気して下落、大豆相場もコーンに連れて下落しています。

連休明けの海外市場に注目

おはようございます

消費増税導入の4月も早くも下旬に入りました。もともと円安と原油高からガソリン価格が高止まりしていましたが、4月からはさらに消費増税と環境税のダブル増税になってセルフでも5,000円でようやく30リットル入る程度で、正直、高いなーという印象です。増税は生活の隅々にジワリと押し寄せてくるようで、個人レベルの対抗策はたかが知れているようです。それでも行きつけの飲食店では値上げ見送りのお店も多く、応援しなければ!という気持ちにさせてくれます。

さて、ウクライナ情勢は依然としてウクライナ軍と親ロシア派の緊張が続いていて、親ロシア派に新たに3人の死者が出て、ウクライナ政府は死者がでたことをロシアは東部に進行する口実とする可能性に言及してリます。

週明けのドル円は102円40銭と週末の東京市場とほぼ変らず、今週は総務省が25日に発表する東京都区部の消費者物価指数(CPI)が注目されます。日銀が目標とするインフレ率2.0%の参考指標とされていて、事前予想は2.8%を下回れば追加緩和期待の円安に、逆に上回れば追加緩和期待が萎み円高方向に振れることから注目度の高い指標になります。

中国関連では4月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が23日に発表される予定で、これまで好不調の分かれ目と見られる50ポイントを3ヶ月連続で下回り、中国景気の腰折れが懸念されています。米国では企業業績の発表がピークを迎える予定で、アップル・マイクロソフト・フェイスブックなどのIT関連や、P$Gやキャタピラーの決算が注目されています。

週明けの金スポット価格は現在1292ドル近辺にやや軟化、ウクライナ情勢の緊張は続くものの最悪の軍事衝突は現在のところ避けられていることや、最大金ETFのSPDRが今月に入り18t近く減少していて、3月に増加に転じた部分を吐き出しています。また、中国を初めとしたアジアの実需買いがいまひとつ盛り上がりに欠けることも買い気を削ぐものとなっています。

今週も宜しくお願いします

比較的静かな3連休の市場

おはようございます

【ウクライナを巡る4者協議(ブルームバーグ)】ウクライナとロシア、米国、欧州連合(EU)の外相は17日、ウクライナ情勢を協議するためジュネーブで会合を開 き、騒乱の沈静化に向けた対策に着手することで合意した。ロシアのプーチン大統領はこれより先、ウクライナに派兵しなくてすむことを望んでいると述べてい た。 4者協議に出席したのはロシアのラブロフ外相、ウクライナのデシツァ外相、ケリー米国務長官、EUのアシュトン外交安全保障上級代表。協議は当初の予定を 上回り、6時間以上に及んだ。ケリー長官はロシアは数日以内に合意内容の履行に取り掛かる必要があると述べた。 4者合同声明は「ウクライナ情勢に関するジュネーブ会合では、緊張緩和と全市民のための治安回復に向けた具体的な第一歩となる措置で合意した」とし、「すべての勢力が一切の暴力、脅迫、そして挑発行為をやめなくてはならない」と続けた。

【金融・為替】
米国市場は明日「グット・フライデー」のために休場となりますので、本日より3連休に入り明日の入電は休場になります。金融市場は連休を控えたポジション調整に終始したようで、全般に動意にかける展開となっています。ドル円は102円40銭近辺で推移していて昨日から20銭程度の円安・ドル高で推移、ユーロは1.381ドルと小動き、ユーロ円は141.5円とやや円安方向で推移しています。ダウは16ドル安の1万6408ドルに小幅に反落も、NASDAQやS&P500は続伸しています。ナスダックやS&P500は新規失業保険申請件数が予想を下回ったことや、ウクライナを巡る4者協議の合意を交換しましたが、ダウは構成銘柄のIBMの決算が予想を下回ったことから小幅反落の憂き目を見ているようです。

【石油市況】
原由は104.30ドル(+0.54)に続伸していて、複数の景気指標改善を好感する反応を示しています。ブレント相場は逆に109.53ドル(−0.07)に小幅に反落しています。ウクライナを巡る4者協議の合意に関してはロシアが合意内容を履行するのか?市場では疑心暗鬼となっています。

【貴金属市況】
金は昨日のアジアから欧米市場で1,300ドルを挟む保ち合いが続いていましたが、NY市場の取引終盤に失速して1293.9ドル(−9.6)に反落して引けています。今週はイエレン議長の低金利政策が長期化するとの見通しが反発要因となりましたが、ウクライナの緊張一服や、複数の米景気指標が好調を示したことが上値を重くさせたようです。本日の円換算は4270円前後と本日も小動き小康といった展開が予想されます。

【穀物市況】
穀物市況はコーンが作付進捗が順調に推移していることから続落、大豆相場も連日の上昇相場から一転して反落に転じています。

*本日は海外の時間外取引も休場、東京は静かな一日となりそうです。

イエレン議長のハト派発言にリスクオン

おはようございます

【金融・為替】
昨日の東京時間午前11時に中国の今年第1四半期のGDPが発表され年率換算で7.4%と6四半期ぶりの低成長となりましたが、事前予想の7.3%を上回ったことから日経平均にも好影響して420円高の1万4417円に大幅上昇し欧米市場にも波及、米鉱工業生産指数らの景気指標が予想を上回ったことや、米ヤフーの好決算等もリスクオンにつながりダウは162ドル高の1万6424ドルに大幅に続伸しています。

注目のイエレンFRB議長の講演は「雇用とインフレが目標達成しなければ、低金利政策は長期化する」と発言し、前回FOMC後の記者会見での債権購入後の半年程度後に利上げの可能性をほのめかしたことを事実上撤回したものと市場は受け止めています。

【石油市況】
原由はウクライナ情勢の緊張継続を手がかりに一時105ドルに接近しましたが、米エネルギー情報局(EIA)発表の原油在庫が急増したことから反落し、引けは103.76ドル(+0.01)と前日とほぼ変わらずの水準で引けています。ブレント相場は109.60ドル(+0.24)に小幅に反発しています。

【貴金属市況】
前日の東京時間の引け際に1,300ドルの節目を再び下回る軟調展開でしたが、欧米の取引でも1,300割れと乗せを繰り返す保ち合い、セッション引けは1303.5ドル(+3.2)と小幅に反発しています。1,300ドルは丁度200日移動平均線の水準で、目先はどちらに相場が離れるにか注目されます。今月に入り金ETFはやや減少傾向となっていることや、上海金価格が国際価格に対してマイナスプレミアム(割安)状態となっていることに見られるように、中国需要が盛り上がりに欠ける状況から支えを無くしている状況ながら、ウクライナ情勢による金融市場の混乱からリスクオフとなれば有事の金買い復活もあり、投機筋も大きくポジションを傾けにくい情勢となっています。本日の円換算は4285円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場はコーンが作付の進捗率が好調なことを嫌気して反落、対照的に大豆相場は続伸しています。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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