おはようございます
3月も最終営業日となりました。今月は序盤のウクライナの緊張からリスクオフの動きが広がり株式市場が下落、対して地政学的リスクの高まりに金や原油価格が堅調に推移し、ドル円も一時101円台に円高方向に進みました。
ウクライナ情勢を一通り織り込むと、転機となったのは19日のFOMC後の記者会見でイエレン議長が利上げに関して半年後(債券購入終了後の更に半年後)に言及したことから、ドルは買い戻され、金は下落に転じ、株価は米経済の堅調推移期待に反発する動きとなっています。唯一ロシアへの警戒を解けない原油市況が一時的に下落も、その後は100ドル台に返り咲いています。
金価格はウクライナの緊張から今月17日に1392ドルの高値を次元し、有事を一通り買い切るとその後は反落に転じて、更にFOMCによる早期の利上げ観測から有事を背景に積み上げられたファンドのロングを手仕舞う動きに続落し、先週は節目の1,300ドルの大台を割り込み、更に200日移動平均線に当たる1296ドル近辺も割り込んでいます。
今後は価格上昇から様子見を決め込んでいたアジアの実需買いがどの程度戻ってくるのか注目されます。テクニカルでは下値の次のターゲットは100日線が控える1280ドル割れですが、ある程度NY先物市場のロングも振るわれているものと推測され、上値1,300ドル、下値1280ドル前後の攻防が続くものと思われます。
今週も宜しくお願いします
3月も最終営業日となりました。今月は序盤のウクライナの緊張からリスクオフの動きが広がり株式市場が下落、対して地政学的リスクの高まりに金や原油価格が堅調に推移し、ドル円も一時101円台に円高方向に進みました。
ウクライナ情勢を一通り織り込むと、転機となったのは19日のFOMC後の記者会見でイエレン議長が利上げに関して半年後(債券購入終了後の更に半年後)に言及したことから、ドルは買い戻され、金は下落に転じ、株価は米経済の堅調推移期待に反発する動きとなっています。唯一ロシアへの警戒を解けない原油市況が一時的に下落も、その後は100ドル台に返り咲いています。
金価格はウクライナの緊張から今月17日に1392ドルの高値を次元し、有事を一通り買い切るとその後は反落に転じて、更にFOMCによる早期の利上げ観測から有事を背景に積み上げられたファンドのロングを手仕舞う動きに続落し、先週は節目の1,300ドルの大台を割り込み、更に200日移動平均線に当たる1296ドル近辺も割り込んでいます。
今後は価格上昇から様子見を決め込んでいたアジアの実需買いがどの程度戻ってくるのか注目されます。テクニカルでは下値の次のターゲットは100日線が控える1280ドル割れですが、ある程度NY先物市場のロングも振るわれているものと推測され、上値1,300ドル、下値1280ドル前後の攻防が続くものと思われます。
今週も宜しくお願いします