おはようございます。
2,013年も押し迫り流石に今朝の電車はガラ空きでした。むしろ帰省の新幹線や羽田空港が混雑しているんでしょうね。
東京商品取引所(TOCOM)は本日が大納会、明けて新年は6日(月)が大発会となります。その間の海外市場は年内30・31日、新年の2・3日分の4営業日分があります。海外市場の年末・年始はまだ多くの市場参加者は休みが多いようで、余程のサプライズ材料がなければ本格稼働は6日以降となります。
経済ではアベノミクスに始まり、アベノミクスで終える一年となりました。金融緩和策・規制緩和策・成長戦略の3本の矢への期待から円安・株高が進み、賃金の上昇も一部に見られるようになっていますが、デフレ経済脱却が既定路線にはまだ乗っていないじょうきょうで、来年の消費増税の影響から回復の腰折れも懸念されます。財政再建の問題も景気刺激のための多額の財政出動から、再建の道筋の見えない状況が課題となっています。また、安倍首相の靖国参拝が国際的政治問題として浮上、中韓を含めた緊張が政治や経済への悪影響を及ぼさないのか懸念される状況です。
米国では米国経済を支えてきた量的緩和(QE)の縮小に着手する道筋をつけて、FRB議長はバーナンキからイエレンにバトンタッチします。緩和縮小の報にも景気指標の好調から株価の堅調が維持されていることから、金融当局と市場との対話はいまのところ成功裏に進行しています。QEというカンフル剤を止めても、来年以降も経済の回復基調が続くのか注目されます。
欧州では金融危機の最悪期は脱したようで、経済ではユーロの大国ドイツ主導での成長が見込まれ、南欧危機もイタリアやスペインの国債利回りが4%前半に低下して一先ず安定しています。それでもギリシャの危機はまだ道半ばで、ユーロ圏やIMFの追加支援が必要とされて波乱要因となっています。また、年明けからは域内金融機関のストレステストが実施される予定で、危機の終息に迎えるのか大きな試金石となるものと思います。
中国経済は指導部の元、今年も7%台後半の成長が無難に達成できそうな雲行きですが、習主席の指導部が経済成長か改革かどちらに軸足を置くのか不透明で、金融政策もインフレ鎮静化を進める利上げと思えば、市場への資金供給をする金融安定路線かはっきりしない状況で、シャドーバンキング問題に見られるように、地方政府の債務が膨れ上がる事態が市場に影を落としています。
今年一年間当サイトをご愛顧いただきありがとうございました。良い年をお迎えください!
2,013年も押し迫り流石に今朝の電車はガラ空きでした。むしろ帰省の新幹線や羽田空港が混雑しているんでしょうね。
東京商品取引所(TOCOM)は本日が大納会、明けて新年は6日(月)が大発会となります。その間の海外市場は年内30・31日、新年の2・3日分の4営業日分があります。海外市場の年末・年始はまだ多くの市場参加者は休みが多いようで、余程のサプライズ材料がなければ本格稼働は6日以降となります。
経済ではアベノミクスに始まり、アベノミクスで終える一年となりました。金融緩和策・規制緩和策・成長戦略の3本の矢への期待から円安・株高が進み、賃金の上昇も一部に見られるようになっていますが、デフレ経済脱却が既定路線にはまだ乗っていないじょうきょうで、来年の消費増税の影響から回復の腰折れも懸念されます。財政再建の問題も景気刺激のための多額の財政出動から、再建の道筋の見えない状況が課題となっています。また、安倍首相の靖国参拝が国際的政治問題として浮上、中韓を含めた緊張が政治や経済への悪影響を及ぼさないのか懸念される状況です。
米国では米国経済を支えてきた量的緩和(QE)の縮小に着手する道筋をつけて、FRB議長はバーナンキからイエレンにバトンタッチします。緩和縮小の報にも景気指標の好調から株価の堅調が維持されていることから、金融当局と市場との対話はいまのところ成功裏に進行しています。QEというカンフル剤を止めても、来年以降も経済の回復基調が続くのか注目されます。
欧州では金融危機の最悪期は脱したようで、経済ではユーロの大国ドイツ主導での成長が見込まれ、南欧危機もイタリアやスペインの国債利回りが4%前半に低下して一先ず安定しています。それでもギリシャの危機はまだ道半ばで、ユーロ圏やIMFの追加支援が必要とされて波乱要因となっています。また、年明けからは域内金融機関のストレステストが実施される予定で、危機の終息に迎えるのか大きな試金石となるものと思います。
中国経済は指導部の元、今年も7%台後半の成長が無難に達成できそうな雲行きですが、習主席の指導部が経済成長か改革かどちらに軸足を置くのか不透明で、金融政策もインフレ鎮静化を進める利上げと思えば、市場への資金供給をする金融安定路線かはっきりしない状況で、シャドーバンキング問題に見られるように、地方政府の債務が膨れ上がる事態が市場に影を落としています。
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