おはようございます。
9月も早いもので最終営業日を迎えることとなりました。それにしてもこの9月相場は変動幅・変動率ともおそらく歴史上に残る月となる事は必至!当方達も投資家の人たちもそれだけに「勤続疲労の蓄積」が相当にたまっているものと思われます。一般的に「高速取引(アルゴリズム)」や「米金融改革法案(ドットフランク法)」をボラの高まりの犯人とする見方もあり、筆者もかねてから米投資銀行の自己ディーリング撤退等のニュースは取引の円滑化の妨げとなることを危惧していました。但し相場乱高下の主因はやはり投資家心理の混乱にあることは否定しがたい事実のようで、その背景はやはり「欧州の債務不安」の拡大にあるようです。10月相場が穏やかになることを望むのですが、攪乱要因である欧州は問題を抱えたままの状況からすると投資家心理を落ち着かせるには不十分なことから、10月も身構えた慎重さを求められることになりそうです。
【金融・為替】
ドル円は76円80銭とやや円安水準、ユーロは1.614$と独議会での金融安定基金(EFSF)機能拡充の可決から上昇、ダウは欧州最大の経済大国ドイツのEFSF拡充の流れや、第2四半期のGDP改定値が予想以上となったことを好感する動きとなっています。10年債の利回りは1.986%と2%に久しぶりに接近するリスク回避後退の動きを示しています。独の可決はユーロ17ヵ国のうちの11番目となりますが、残り6ヶ国のうちオランダやスロバキアといったEFSFに否定的な国々が残されていて予断は許されない緊張が継続しています。また、昨日からギリシャにECB・IMF・EUのトロイカの代表団が入り、債務削減に向けたギリシャを精査することになっています。公務員削減3万人に対して首都アテネは連日のデモが行われており、国民の同意を得るには今後も問題山積状態で、トロイカの判断は再建不能のギリシャ財政に対しての他国への波及阻止を重く見ることから、支援承認に動かざるを得ない窮地の状態に立たされています。昨日は同時に伊国債入札が行われて長期債の利回りが5.86%に跳ね上がり、ECBは市場から買い上げるものとは違い入札という市場の判断は手厳しいものとなっており、火種はギリシャからの拡大の懸念を孕む様相となっています。
【石油市況】
原油は82.14ドル(+0.93)に反発、ブレントも103.95ドル(+0.14)に戻す展開となっておいます。欧州の緊張が幾分和らぐ状況からリスク回避ムードはやや後退して原油市場にもカバーを誘っているようです。
【貴金属市況】
金は上下に比較的穏やかな一日となったようで、コメックスの本セッション中の動きは上下に30ドル以内となりました。取組は更に1万2,000枚の減少から45万3,000枚となり、今年1月以来の低水準となっています。年初は銘柄の組み換えから、前年の金価格上昇から金のシェアを減らす動きに急落したことが思い起こされます。急減したポジションの積み直しが10月に行われるのか、注目に値するものとなりそうです。ここまでの金の動きは残念ながら原油や穀物同様に一商品としてのもので、換金という名の元に売り込まれていることが現状で「安全資産」或いは「代替通貨」または「インフレヘッジ」としての金の存在感の回帰が待たれる状況となっています。
【穀物市況】
穀物相場も大豆・コーン・小麦3銘柄共に反発していますが、収穫時期の荷物の重みに反発も限定的な反応となっています。
9月も早いもので最終営業日を迎えることとなりました。それにしてもこの9月相場は変動幅・変動率ともおそらく歴史上に残る月となる事は必至!当方達も投資家の人たちもそれだけに「勤続疲労の蓄積」が相当にたまっているものと思われます。一般的に「高速取引(アルゴリズム)」や「米金融改革法案(ドットフランク法)」をボラの高まりの犯人とする見方もあり、筆者もかねてから米投資銀行の自己ディーリング撤退等のニュースは取引の円滑化の妨げとなることを危惧していました。但し相場乱高下の主因はやはり投資家心理の混乱にあることは否定しがたい事実のようで、その背景はやはり「欧州の債務不安」の拡大にあるようです。10月相場が穏やかになることを望むのですが、攪乱要因である欧州は問題を抱えたままの状況からすると投資家心理を落ち着かせるには不十分なことから、10月も身構えた慎重さを求められることになりそうです。
【金融・為替】
ドル円は76円80銭とやや円安水準、ユーロは1.614$と独議会での金融安定基金(EFSF)機能拡充の可決から上昇、ダウは欧州最大の経済大国ドイツのEFSF拡充の流れや、第2四半期のGDP改定値が予想以上となったことを好感する動きとなっています。10年債の利回りは1.986%と2%に久しぶりに接近するリスク回避後退の動きを示しています。独の可決はユーロ17ヵ国のうちの11番目となりますが、残り6ヶ国のうちオランダやスロバキアといったEFSFに否定的な国々が残されていて予断は許されない緊張が継続しています。また、昨日からギリシャにECB・IMF・EUのトロイカの代表団が入り、債務削減に向けたギリシャを精査することになっています。公務員削減3万人に対して首都アテネは連日のデモが行われており、国民の同意を得るには今後も問題山積状態で、トロイカの判断は再建不能のギリシャ財政に対しての他国への波及阻止を重く見ることから、支援承認に動かざるを得ない窮地の状態に立たされています。昨日は同時に伊国債入札が行われて長期債の利回りが5.86%に跳ね上がり、ECBは市場から買い上げるものとは違い入札という市場の判断は手厳しいものとなっており、火種はギリシャからの拡大の懸念を孕む様相となっています。
【石油市況】
原油は82.14ドル(+0.93)に反発、ブレントも103.95ドル(+0.14)に戻す展開となっておいます。欧州の緊張が幾分和らぐ状況からリスク回避ムードはやや後退して原油市場にもカバーを誘っているようです。
【貴金属市況】
金は上下に比較的穏やかな一日となったようで、コメックスの本セッション中の動きは上下に30ドル以内となりました。取組は更に1万2,000枚の減少から45万3,000枚となり、今年1月以来の低水準となっています。年初は銘柄の組み換えから、前年の金価格上昇から金のシェアを減らす動きに急落したことが思い起こされます。急減したポジションの積み直しが10月に行われるのか、注目に値するものとなりそうです。ここまでの金の動きは残念ながら原油や穀物同様に一商品としてのもので、換金という名の元に売り込まれていることが現状で「安全資産」或いは「代替通貨」または「インフレヘッジ」としての金の存在感の回帰が待たれる状況となっています。
【穀物市況】
穀物相場も大豆・コーン・小麦3銘柄共に反発していますが、収穫時期の荷物の重みに反発も限定的な反応となっています。