今日も一日お疲れ様でした。
注目の為替は朝8時台後半に83円20銭に軟化後、年度末の円買い需要等から82円台後半に入り保ち合いとなっています。83円20銭台は11日の地震当日の円の安値であって、ひとまずは円安の流れが跳ね返される展開となっています。日経平均は円安の動きを好感して9700円台の中間地点まで戻しています。震災後に一時8,000円割れに崩れた動きも、協調介入による日本への支援策をきっかけに反発に転じて大台に接近する水準となっています。
但し、IAEA(国際原子力委員会)の調査では福島原発から40キロ離れた地点で、放射能数値が国際基準の倍に到達するという発表もあり、現在の避難距離を大きく超える距離にまで放射能が一部広がりをみせたことで、政府を初め緊張体制の解けない重要事態となっています。為替や株価は一先ず原発事故を織り込み、協調介入の円売りや、日本株買い推奨という国際協力から立ち直りつつあるようですが、原発事故の拡散不安はむしろ拡大傾向に向かう部分も観測されており予断を許さない状況となっています。
石原知事の自粛指導もあり上野公園等の東京の桜の見どころは「宴会禁止」の立て札が出されているようで、震災地の人々の苦労や苦悩を共有しようとする動きが全国に拡大しています。一方で米ニューヨーク・タイムス紙では「自粛という行為の行き過ぎは、日本経済の立ち直りにはマイナスに作用する」との辛口のコメントも出ています。どちらも見方によっては正論であると思いますが、首都圏でも計画停電の影響で業務縮小の動きが見られることや、自粛により飲食店に閑古鳥が泣いていることも耳にします。震災地だけでなく首都圏の消費活動が停滞することは、日本経済の立ち直りの足を引っ張ることは間違いないようです。
政府は震災からの復旧・復活に向けた素案を明らかにしたようで、10兆円規模の補正予算を組むようです。財源としては「復活税創設」を盛り込み、所得税・消費税に加えて、減税を見送った法人税の引き上げの検討も含まれているようです。震災の被害額は原発を除いても25兆円規模という資産もあるようですが、財政事情の厳しいことは国民も十分に承知していることから、思い切って「赤字国債」を発行されることは国民の理解を得られるものと思います。100年に一度という災難を国民全員で乗り切るには、個人的には増税という選択肢は極力避けて、消費・購買行動が萎縮しない手段を講じるべきと思います。
注目の為替は朝8時台後半に83円20銭に軟化後、年度末の円買い需要等から82円台後半に入り保ち合いとなっています。83円20銭台は11日の地震当日の円の安値であって、ひとまずは円安の流れが跳ね返される展開となっています。日経平均は円安の動きを好感して9700円台の中間地点まで戻しています。震災後に一時8,000円割れに崩れた動きも、協調介入による日本への支援策をきっかけに反発に転じて大台に接近する水準となっています。
但し、IAEA(国際原子力委員会)の調査では福島原発から40キロ離れた地点で、放射能数値が国際基準の倍に到達するという発表もあり、現在の避難距離を大きく超える距離にまで放射能が一部広がりをみせたことで、政府を初め緊張体制の解けない重要事態となっています。為替や株価は一先ず原発事故を織り込み、協調介入の円売りや、日本株買い推奨という国際協力から立ち直りつつあるようですが、原発事故の拡散不安はむしろ拡大傾向に向かう部分も観測されており予断を許さない状況となっています。
石原知事の自粛指導もあり上野公園等の東京の桜の見どころは「宴会禁止」の立て札が出されているようで、震災地の人々の苦労や苦悩を共有しようとする動きが全国に拡大しています。一方で米ニューヨーク・タイムス紙では「自粛という行為の行き過ぎは、日本経済の立ち直りにはマイナスに作用する」との辛口のコメントも出ています。どちらも見方によっては正論であると思いますが、首都圏でも計画停電の影響で業務縮小の動きが見られることや、自粛により飲食店に閑古鳥が泣いていることも耳にします。震災地だけでなく首都圏の消費活動が停滞することは、日本経済の立ち直りの足を引っ張ることは間違いないようです。
政府は震災からの復旧・復活に向けた素案を明らかにしたようで、10兆円規模の補正予算を組むようです。財源としては「復活税創設」を盛り込み、所得税・消費税に加えて、減税を見送った法人税の引き上げの検討も含まれているようです。震災の被害額は原発を除いても25兆円規模という資産もあるようですが、財政事情の厳しいことは国民も十分に承知していることから、思い切って「赤字国債」を発行されることは国民の理解を得られるものと思います。100年に一度という災難を国民全員で乗り切るには、個人的には増税という選択肢は極力避けて、消費・購買行動が萎縮しない手段を講じるべきと思います。