本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2008年12月

大晦日ですね

67f19086.jpgこんにちは


柴又の英雄「寅さん」像です。駅前のロータリーにデビューして10年近くになりますかね。実は寅さん像作成の募金には少し協力したひとりです。

帝釈天は今夜からの参拝客に備えて準備の仕上げです。一足先に来年の相場祈願をしてまいりました。

とにかく大変な一年が過ぎ去ろうとしています。誰もが過去に経験したことない一年間でした。2009年が復旧につながる建設的な年となるように祈らずにはいられません。ついでと言ってはなんですが当ブログ閲覧者の方々にも来年が良い年であることを祈願してまいりました。皆さん良い年をお迎えください。来年も(^-^)/

良くも悪しくも大納会です

皆さん一年間お疲れ様でした。

幸か不幸かは疑う余地もないのですが、100年に一度の恐慌の年に出会ってしまったようです。相場展開もヒマラヤ山脈から日本海溝まで、天と地ほどの値動きを経験させられ、今後生きているうちに二度と出会うことのない貴重な体験となりました。

当サイトは「需給は全てに最優先される」という、相場の格言を礎として信念を持って運営してまいりましたが、恐慌相場には刃が立たない思いを痛感させられた年でもありました。

しかし、これだけの暴騰・暴落も一先ず落ち着きをと取り戻し、地に足のついた状況に戻りつつあるようにも思われ、来年は必ずや相場を味方につけてみせる勇気を奮い立たたせる次第であります。

今年の相場は全て終了、迎える2009年に思いをはせながら大納会となりました。来年も当サイトを宜しくお願いします。良いお年をお迎えください。

朝一番情報

おはようございます。

【金融・為替】
ドル円相場は90円60銭台と昨日から20銭前後の円安・ドル高で推移、ユーロ・ドルは1.395ドルにドルが反発動きとなっています。株価は31ドル安の8,483ドルと一時100ドル強売られたものの結局小動きとなっています。本日の景気指標の発表はとくになし。

【石油市況】
原油は40.02ドル(+2.31)に急反発、中東の緊張が継続される状況に40ドルの大台回復、また、中国が国家備蓄を増加する方針を明らかにしたことが買われる要因となっています。

【貴金属市況】
貴金属は続伸症状、中東情勢の緊迫を受けて上昇、一時892ドルの12月に入り最高値を出すものの、その後はドルが対ユーロで反発したことから利食い売りも出だし、高値からはなれて引けています。他の貴金属も金に追随する動きとなっています。

【穀物市況】
穀物はテクニカルの買いが一巡し、大幅な反落を余儀なくされています。農家の現物売りから現物価格が低下傾向となったことも下落要因とされています。コーンは再び4ドル割れ、大豆は9ドル後半から前半に反落する展開となっています。

*本日は大納会です。立会いは午前中だけです。ご注意ください。

後場は症候状態

後場は前場の勢いがやや萎えているような展開、夜間が前場より軟化したことや、株価の不冴えも行き足を鈍らせている模様です。なにしろこの出来高ですから、動意に欠けるのも致し方なしというところでしょうか。

今夜は米国の景気指標は予定されていないようで、一旦中東の緊張を織り込むと動意に欠ける点は国内市場同様とも考えられます。海外市場でもメインプレーヤー不在から、年内は薄商いが想定されます。

ドル建ての金は本日10/10以来の高値をつけており、スポットは一時889ドルに上昇しています。ユーロ・ドルが10/28の1,232ドルから現在は1.40台に反発して、ユーロに対するドルの強弱が金価格に大きく影響を及ぼしていることが分かります。現在の金市場は「ドルの代替需要」という側面が強く、ドルの対ユーロ相場の硬軟が今後も最大の変動要因となるものと思われます。

また、ここにきてインド・パキスタン情勢に加えて、イスラエル・パレスチナ問題が浮上し、買いの口実を作っていますが現状の価格はETF等の投資需要が堅調ながら、アジア・中東の実需は様子見となっており、900ドル前後まで買い上げるには力不足という感じです。

白金は金に追随する動き、このところ何度か金に対してディスカウントする水準まで売り込まれたものの、自立反騰も含めて100円前後の上ザヤを買いあげています。白金同様に自動車関連ではゴムも大きく反騰、100円割れから130円台に引き上げられています。しかしながら、需要減退は現実的な重石に変わりなく、戻りも限定的と思われここからの上値は戻り売り方針で見ております。

前場雑感

株価は日本もそれ以外のアジア株、NYダウ時間外取引も症候状態、一方商品市場は原油の2ドル高を筆頭に貴金属・穀物市況とほぼ全面高様相、中東情勢による有事の原油・金買いが他の商品にも波及する展開となっているようです。一方の株価は同じ材料をむしろ悪材料と捕らえているようで、イン・パの緊張問題もマイナス要因しての反応となっています。

米政権がレイムダック症状に陥り、当事者の一方であるイスラエルへの抑止力低下観測が紛争を長引かせるとの思惑から、中東が舞台なだけに原油供給不安を助長し、有事の金買いも演出し、穀物市況は原油・金といった主力商品の反応を好感しての買い参入ムードを盛り上げているようです。

全般に人気で買われているものの、「有事の買い」が長期化する展開は稀であって、継続性には疑問を挟まざるを得ない状況、個人的には追随買い人気には付いていけない状況と考えています。実需が高値に追随する余地が、現状の景気後退の折では追随することが困難と思われ、買い人気の一巡後は調整も視野に入れることを考慮すべきかと思います。

あと二日残すのみ

おはようございます。

今朝電車に乗るときに駅の張り紙を見ると、「30日より休日ダイヤを採用しますので注意!」考えてみればお役所は26日が仕事納めで、昨日あたりは帰省ラッシュのニュースが・・・。しかし、「成田行き」は通常より混雑、津田沼→千葉間はがらがら、仕事は休み、帰省に海外旅行といった趣きですね。

さて、ドル円相場は90円65銭、ユーロ・ドルは1.407ドルとほぼ週末の引け値と変わらずというところです。金のスポットは868ドル近辺、イスラエル・パレスチナの緊張を受けて小確り模様、原油も夜間はそれなりに反応しそうなムードです。

地政学的リスクが買い材料となっているようです。政権末期を迎えたブッシュ政権の影響力の後退が、双方の戦闘を押さえ込むことを困難にさせているようで、簡単には収集できようです。ただし「有事の金・原油買い」は線香花火に終わるケースが多く、もろ手を挙げての強気には疑問の余地ありです。

ところで昨日の「有馬記念」、一番人気とビリ人気のワンツーフィニッシュ、今年の相場展開「暴騰のち暴落」を象徴する結果となったとの解釈も?しかも女性の横綱相撲となりました。これはなにを暗示しているのだろうか?

今年も残り僅かとなりました

こんばんは。

クリスマスムードが去ったと思えば、街中では門松や正月飾りが登場、年内も残りあと僅かとなりました。新聞やテレビでは政治・経済・スポーツ・芸能の10大事件が取り上げられる恒例の時期となりました。

9月のリーマンショック以来、音を立てるように世界経済が急減速、比較的危機と無縁と思われた日本にも想定外の影響が及んでいます。特に雇用問題は世界の急務、日本でもトヨタの業績悪化が代表されるように、師走に失業者が増加する深刻な雇用危機に陥っています。

政治はアメリカではオバマ次期大統領への期待感が広がっていて、支持率は80%を超える人気ぶりです。一方の日本の麻生首相の支持率のオバマの裏返し、経済・雇用危機のなかで官僚主導の政治に逆戻り、小泉政権時代の改革も頓挫しかねない、官邸の無力さが際立っていくようです。官僚の天下り野放しに戻り、政治は停滞色を強く感じさせられます。

このところ世界的な景気後退局面では、戦争やテロが頻発するという論調があります。1929年の世界大恐慌の後に第1次世界大戦、第2次世界大戦と拡大していったことを思い起こさせます。サブプライム後に起きたそう紛争、テロが「ロシアのグリジア戦争」「インド、ムンバイでのテロ事件」今週は「イスラエル・パレスチナ紛争が再発」と、政治が国民の目線を国内から海外に移すとも言われています。

先週はクリスマス休暇のために、CFTCの投機玉の発表は先送りとなっています。残り1営業日と半日、残り僅かとなりました。この世界では「金融バブルの崩」が最大のニュースですし、超インフレ → 超デフレ という正反対の現象が起きたこともその結果もたらされたものです。

国内商品業界でも主務省主導の商取法の改正が、取引員経営を圧迫して取組高の激減をもたらし、同時に預かり証拠金ベースが2,000億円を割り込む事態に陥り、その上の金融危機から来年は生き残りをかけた淘汰の時代となりそうです。わたし個人とて同様で決して他人事ではなく、2009年という年は試練の年と覚悟している次第です。

さて、泣いても笑ってもあと二日です。今年一年を振り返りながら反省しきりだけでなく、来る年を味方に付けられるように努力の出し惜しみのないように努めたいものです。

週末の海外市場

おはようございます。

【金融・為替】
ドル円相場は90円70銭と昨日から30銭程度の円安・ドル高で推移、ユーロ・ドルは1.405ドルと小動き、ダウは47ドル高の8,515ドル小幅続伸、本日の景気指標はありません。

【石油市況】
原油は急反発しており37.71ドル(+2.36)に、UAEが来年1月の供給削減を通知したことから、減産の順守が確認されたことが背景で、加えてこのところの短期間での下げに対するショートカバーが反発要因とみられます。

【貴金属市況】
金は急伸870ドル台に戻しています。特に改めての反発要因はないものの、原油が株価の上昇が後押ししたものと思われます。出来高は休場明けから2万3,000枚と閑散商いの中での上昇となっています。

【穀物市況】
穀物は大幅続伸、中国の輸入増加傾向と南米の旱魃気味な天候を材料視しての上昇、テクニカルでもコーンは10日線が50日線を抜いたことが買い物を誘った動きとなっています。

場中より

若干の円安を背景に株も商品も小幅上昇ながら、投資家不在の薄商いとなっています。海外はクリスマス明けから夜間が再開も動意に欠ける展開、シカゴ穀物は休場となっています。

金はユーロが1.4ドル台に浮上、スポットはやや堅調推移という具合、白金はファンドの買いも入り堅調に推移、しかしながら金を大きく引き離す上昇力には乏しいものと考えています。

原油はこのところの急落から、夜間ではショートカバーに1ドル近い反発症状となっています。1月限納会後のサヤすべりの動きがぼちぼち一巡気味で、多少の反発警戒を抱かせる展開です。

穀物は夜間取引が休場ながら、このところの堅調推移が継続しています。国内市場も換算値より割安に売り込まれた分の修正高へ向かう動きとなっています。

ノン大豆は来年一月よりザラ場に移行することから、証拠金の割安な一般大豆に人気移行する展開、穀取のザラ場は粗糖・コーヒーと人気離散を極め、ノンのザラ場移行前から離散傾向が拡大する動きとなっています。

休場明け

おはようございます。

クリスマス明けで入電は全て休場となります。きれいすっきりなにもないこともいいものです。以前にも書いていますが、私の通勤電車は「成田空港行き」です。今朝は家族連れの姿もチラホラ目に付き、冬休みと同時に海外に脱出して、お正月を海外で過ごす優雅な旅の始まり、始まりです。

景気後退とは言うものの、考えてみればこのところの「円高」は海外では米国でも欧州でも韓国でも、「円の使い出」があることでしょうね。個人的に人様を羨む気持ちを除くと、「円高享受」の旅は最も有効に「円」を使う意味で理に適っているわけです。

今朝の日経朝刊一面「日本のGDPは19位に、先進国で最低」とありますが、上位3位に破綻同様の「アイスランド」が座っていて、なんだか不思議な感覚を覚える次第、今年後半の円高で来年は日本が上位に食い込むんだとか?国の通貨の上下動が大きく影響するというもの、上位は殆どが欧州の小国が占めています。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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