本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2006年12月

徒然なるがままに・・・

おはようございます。

今日は大晦日、明日は元旦と当たり前のことですね。十数年ぶりに東京で元旦を迎えることになります。娘も大きくなって(高1)、年々私のふるさと(金沢)には、帰りたがらなくなって、今年は東京で新年を迎えることになりました。80歳を過ぎた両親は健在ながら、そうは言っても多少気がかりです(最も長男夫婦が同居しているので、心配はしていないのですが)。春になって暖かくなったら出かけようと考えています。子供というのは現金なもので、お年玉は郵送で送ってくれないかな?なんて、都合のいいことを言っております。人それぞれでしょうが、いろんな正月の過ごし方があるのでしょうね。

我が家は東京の東のはずれにあり、帝釈天の直ぐそばに位置しております。初詣は交互通行になりますから、家の前の通りは参拝の往路に早変わりです。三が日は喧騒が響いて、その上参拝者のごみの山と化します。葛飾区は江戸川区の競艇のような、公営ギャンブルはないので、帝釈天(トラさん)が唯一の観光収入ですから、致し方ないのですが住民はちょっと我慢というところでしょうか。トラさんが亡くなってからは、「トラさん記念館」や駅前に「トラさんの銅像」(個人的に少額ながら私も寄付)が完成したり、以前からの「矢切の渡し」に加えて、観光資源が増えており、はとバスのコースとなったり、土日は結構賑やかになったように思います。

昨年邦画で大ヒットした「3丁目の夕日」は、昭和30年代の時代背景だったのですが、帝釈天の参道にはその名残も残っており、タイムスリップしたようなところもあり、懐かしい風情を漂わせています。有名な老舗の料亭もあり、川魚料理も堪能していただけます。一度足を運んでいただいても損はしないと思いますよ。

意に反して、なんだか葛飾観光協会のPRみたいになってしまいましたが、なんと言っても、相場に悩まされなくてもいい時期なので、徒然なるがままに書いてみました。皆さん良い年をお迎えください。

一年間ありがとうございました

今日も一日お疲れ様でした。今年一年間当ブログをご愛顧くださりありがとうございました。つたない内容ではございましたが、感謝いたします。来年も「本日のトピック〜最前線情報〜」を宜しくお願いします。

金は上値抵抗線の2,437円を最後で抜き去り、7月以来5ヵ月ぶりの高値となっています。2007年に期待を抱かせる引け味となっており、来年が待ち遠しい次第です。

コーン・大豆とも確り推移しており、新値を更に更新しております。砂糖やコーヒーを含めた農産物が今年以上に注目される年となりそうですね。

石油関連はOPECの減産が重なりながらも、反応薄となっています。世界的な暖冬が、暖房油の上値を抑えているためにパッとしません。しかし、いつまでも暖冬とは限りませんし、寒さが戻れば再度買われることになりそうです。60ドルを固めるための時間稼ぎと思われます。

弊社も無事に大納会を終えて、来年はライブドア資本とは100%縁を切ることになり、社名も近々変更となります。個人的にも心機一転頑張る所存です。来年も宜しくお願いします。

朝一番情報

米石油協会(API)とEIAから発表された12月22日までの週間在庫統計は以
下の通り。ロイター通信発表の事前予想では、原油が180万バレルの減少、留出油が
40万バレルの増加、ガソリンが70万バレルの増加だった。
    
API統計                        前週比
原油        3億1934万1000バレル  213万2000バレル減少
ガソリン      2億0122万9000バレル  140万8000バレル増加
留出油       1億3779万7000バレル  258万5000バレル増加
ヒーティングオイル   6053万9000バレル   37万5000バレル増加
   
EIA統計                        前週比
原油        3億2100万バレル      810万バレル減少
ガソリン      2億0390万バレル      300万バレル増加
留出油       1億3360万バレル       50万バレル増加
ヒーティングオイル   5680万バレル       80万バレル減少

若林氏の見方

今日も一日お疲れ様でした。

今週は私どものブログ閲覧件数も通常より減っており、年末事情から相場を離れておられる方が結構多いことを、伺い知ることが出来ます。そうは言っても本日も各銘柄はそれなりに動いており、商いも伴っております。

コーン・大豆は新高値を更新しており、人気の高さと、来年の相場を先取りしているようにも見えます。先限中心にシカゴ採算を上回ることは、気に掛かりますが付いた値段が相場ですから致し方ないのでしょうね。

貴金属は昨日の下げ分をほぼ取り返しており、押した分だけ逆に強く見えることになります。穀物同様に来年の貴金属は、ドル相場の流れと共に注目されます。

ゴムは本日も大幅続伸しておりますが、本日は手口に多少の変化が出ております。売り方ファンドの機関店M社が昨日に続いて踏んでおり、ピーク時の3000枚のショートが残り1000枚となっております。また、O社からは海外シッパー勢の大量の売り物も見られており、売り方の整理商いも山場を迎えつつあるようです。

今週は「レポート」は休ませていただきますが、会員の方には既にメール送信済みですが、為替のアナリストとして日米で著名な若林英四氏(代表的な著書は「黄金の相場学2005〜2010」)の為替の見通しが、かなり変化しており、氏の見通しを記者のインタビューに答える形の物を、まとめてみましたので、為替・株式に興味のある方は請求ください。明日は大納会につき、12時までにお申し込みいただいた方については、早速送信いたしますが、その後お申し込みについては、明年4日の大発会となりますので、御承知ください。

「レポート」はこちら

朝一番情報

おはようございます。

円ドル相場は現在118円60銭台で推移しており、昨日の3時半とほぼ変わらずとなっています。11月の米住宅着工件数は104万7千戸と発表されており、事前予想を上回ったことから米国景気の悲観論が緩和されているようです。ダウは102ドル高の1万2510ドルと、史上最高値を更新しています。

原油は60.34ドル(−0.76)と続落しており、暖冬予報からのヒーティング・オイルの下落が、原油の上値を重いものにしているようです。イランやナイジェリアの地政学的リスクの材料には、今のところ反応が鈍く天候を重要視した動きに終始しているようです。週間在庫統計は連休の都合から明日発表となっていますが、予想は原油60万バレル減少・ガソリン50万バレル増加・留出油20万バレル増加となっています。

貴金属は金・銀が確り、白系が弱含んでおります。金はイランを中心とした中東のリスクを材料として買われておりますが、ドル高や原油安が重石となっているようで、前日の高値を抜くには到っていないようです。白金はTOCOMの上値の重さを、嫌気したものとなっています。換算は金8円高・銀3円高・白金10円安・パラ5円高となっています。

穀物は大豆・コーン共に若干安となっており、南米の好天を嫌気した売り物から押されている状況となっています。大豆・コーン共にファンドは2000枚の売り越し、ネットポジションはそれぞれ5万6千枚・31万1千枚のロングとなっています。

貴金属と為替

今日も一日お疲れ様でした。

貴金属は後場から為替が円高気味に振れて、119円を割り込み午前中から60銭前後の円高・ドル安にとなったために、前場の流れを引き継ぎ弱含みとなって引けております。円高となった要因として、一部の報道機関から「1月の日銀政策決定委員会において、0.25%の引き上げが議題に上る」とされており、これが円を買い戻す要因となっているようです。ドルはユーロに対しても弱含んでおり、現物価格は午前中からやや強含んでおりますが、原油安が足かせとなっており、買われ方も勢いのないものとなっています。

各国の通貨の強弱は、その国の持つ経済・貿易・財政の力で決まるという見方が一般的となっています。88年初頭の円ドルは120円前後でしたが、90年のバブル全盛期には160円となり、景気後退期の95年は1ドル80円にまで円高が進んでおりました。これをどのように説明すのかは非常に難しいのですが、バブル時に海外の不動産や、株式を買い求めるために出稼ぎに行った資金が、バブルの崩壊と共に日本に逆戻りしたため、との解釈がありますが、原因はどうあれ景気後退期に円が市場最高値をつけたことは事実です。

従って為替の見方は理屈どおりには行かなくて、分析も私ども風情にはとても難解なものですから、手に負えない側面があります。但し今年の変動要因は基本的に、金利差相場となっていることも事実であり、金利上昇がピークと思われるドルに対しては、買い余地が乏しいこともあり、更に利上げ余地を残しているユーロが優位に立つのも当然のこととなります。円についてはゼロ金利を解除したばかりで、金利差では円を買う根拠には欠けており、再利上げが先送りムードの円は買うに値しないことになります。

2007年はドル安が進行するであろうと考えている当方としては、ドルの不信任が進行すると見ており、ユーロの強さが際立つ状態を想定しております。円ドルについてはユーロ・ドルほどのパフォーマンスには到らないと考えておりますが、ドル安が進行しても意外に大幅な円高にならない可能性もあると考えております。なぜならば円はアジア通貨を代表する銘柄ですが、中国元の切り上げ圧力の強まる2007年は、平行して円も売りにくいものと思えるからです。ドル相場の行方は特に貴金属に影響が大きいために、私の思惑通りドル安が進行するのか、来年への期待と不安が入り混じることになります。

前場雑感

東北以北の方々は未だ大変でしょうが、東京は昨日の大雨がうそのように晴れ渡っています。最高気温は20度まで上がるようで暖かです。空気も雨が流してくれたのか、いつもよりおいしい感じがします。

今日の前場が終えた時点で、立会いも丁度2日分を残すのみとなっています。コーンはサヤ修整に入っており、買われすぎの期先限月が売られて、売られすぎの期近限月が戻しております。シカゴ入電の4セント高では、先物を買うことも出来ず、当然の調整と思われます。逆に期近限月は戻しても、俵の重みがあるために自ずと限界があるものと思われます。

貴金属はNY市場が原油安から、高値から離れて引けており、これを嫌気した売り物に押され気味で引けております。原油が地政学的リスク(イラン・ナイジェリア)よりも、暖冬を嫌う動きの材料に反応しており、足元の需給悪を優先した動きとなっています。金は2,437円の上値関門を抜けることが一先ずお預けとなり、利食いの売り物に押されているということでしょうか。他の貴金属も同様な反応となっており、今日のみの展開では上値の重さが、一日続きそうなムードとなっています。

朝一番情報

おはようございます。

米国市場はクリスマス明けとなり、円ドル相場は119円10銭台で推移しており、昨日の3時半からは20銭前後の円安・ドル高となっております。ダウは64.41ドル高の1万2407ドルとなっています。クリスマス明けから市場参加者が限られ中、薄商いのなかポジション調整からのドルの買い戻しが入り、ドルは他通貨にたいしても強含んでいます。本日は米経済指標の発表はなく、今夜は11月の住宅着工件数が発表となります。(事前予想は100万戸の減少)

原油は1.31ドル安(61.10ドル)となっており、イランやナイジェリアのといった地政学的リスクの高まりから、63ドル台へと上昇する場面もありましたが、米北東部での気温の高まりを嫌気する売り物が優先されて、大きく売られる結果となったようです。国連安保理でのイラク制裁決議案を採択したことから、イランのバジリ石油相は「必要ならば、武器として石油輸出を利用する」と発言しておりますが、反応は限定的となっているようです。

貴金属は概ね確りとなっています。地政学的リスクの高まりから、一時大きく買われましたが、原油安やドル高が圧迫要因となり、高値から離れて引けております。昨日の段階で本日のNY高をある程度先取りしており、採算は金が若干高・白金10円前後安・銀3円安となっています。

大引け雑感

今日も一日お疲れ様でした。

残り営業日は2日と半日になりましたが、相場に休みはなく締めを華々しくしようとしているようにも見受けられます。本日は外出予定に付き、簡単にまとめていきます。

コーンは期近と先物は別だと言わんばかりに、先物の新高値更新にも関わらず、期近限月は急落となっています。期近は商社勢の売り物が大量にたまっており、唯一の買い方も昨日より手仕舞いに動いており、受け手不在の内部要因から売られており、期先は大衆の買い人気からシカゴ先物を上抜く、割高まで買っております。シカゴ換算からの目線で見れば、明日の東穀は期近制限高・期先制限安でも不思議のないところですが、ここは東穀相場でありそうもいかないようです。

ゴム連日の大商いから本日は6万枚を越える枚数に達しており、3ヵ月ぶりの大商いとなっています。2時半頃に制限高まで買われ、若干反落して引けております。本日の手口には悲嬉交々の交錯があったようです。まだ正式な手口はでておりませんが、ひょっとしたら、ひょっとするのではないかと考えております。謎めいた言い回しで恐縮ですが、明日の相場をみれば答えが出るものと思います。

コーンにメタル

貴金属は円安の進行(一時119円台)と、NY夜間およびスポット価格の上昇から、金が今月上旬以来の2,400円台に乗せています。白金も空埋め完了(4250円)から、更に上値を窺がう展開となっています。CFTCではクリスマス休暇を控えて、ファンドの手仕舞いがあったようですが、明けてから再度買い直しに来ているのか、ドル高の中を夜間やスポットが買い進められているようです。

続いてコーンですが、先物は上値抵抗線を抜いて寄り付いていますから、いきなりの爆弾寄りとなっております。昨日の当サイトでも書いておりますように、「24,970円を抜けてよれば、流れについていく動き」としましたが、実際にはシカゴ換算を考慮すれば明らかな買い過ぎであり、見ているだけとなりましたが、「相場は利外の利」を地で行くような相場付きとなっており、寄り後は更に大幅続伸となっています。

本日はシカゴ夜間取引が休場となっているために、商社もヘッジ市場クローズのために、様子を見るしかないのも事実です。市場はクリスマス明けのシカゴ市場の、一段高を買い切っており、波乱含みの展開となっています。少し熱すぎるように思いますが?少し冷静にならければ付いて行けませんね。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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