「トランプ苦渋の決断・次期FRB有力候補ハセット氏指名断念」
おはようございます
【金融・為替】3連休前(19日の月曜日は「キング牧師誕生日」で休場)のNY株式市場は3市場揃って小反落して引けています。ダウ平均は4万9359ドル(−83)に、ナスダック指数は2万3515(−14)に、S&P500市場は6940(−4)で引けています。為替市場はドル買い優勢の展開にドル指数は前日の99.0から99.3ポイントに年初来高値で引け、通貨ユーロは逆に1.159ドルに年初来安値で引けています。一方で、ドル円は片山財務相による度重なる円安牽制の動きもあり158円05銭に円高・ドル安で引け、今週は介入への警戒が高まりドル買い・円売りポジションが一時的に振るわれる一週間となりました。債券相場が上昇したことで米10年債利回りは同4.17%から4.22%に上昇して引けています。
この日注目された動きは、次期FRB議長の最有力候補と目されたハセット氏の指名をトランプ大統領が断念したことです。今週明けにパウエル議長が昨年のFRB本部の改修工事に関して裁判所から召喚を求められたことを公表し、政府による中央銀行に対する圧力だと非難しました。これを受けて主要国の中銀もパウエル氏に同調する動きを見せたことや、上院共和党の一部議員からも大統領が指名する候補に対して反対の意見を表明しました。最終的にFRB議長になるには上院での承認手続きが必要となることこもあり、トランプ大統領のハセット氏排除の決め手となったものと推測されます。こうなると残る有力候補はウォーシュ元FRB理事となるので、同氏の指名となればある程度FRBの独立性は担保されることになります。一方で、ウォーシュ候補はFRBでのキャリアではどちらかと言えばタカ派で、昨年の3度に渡る利下げ局面でも外から反対する意見を投じたこともあり、トランプ氏の緩和政策を推進する人物とは相いれない側面が残ります。トランプ氏は別のハト派人物=イエスマンに乗り換える可能性もあり、今後の人選が注目されることになります。ハセット氏指名の除外に対して金融市場は株安・債券安(金利上昇)・ドル高の反応を示しています。
【石油市況】原油は59.44ドル(+0.25)に、ブレント相場も64.13ドル(+0.37)に反発して引けています。前日にトランプ大統領がイランに対する軍事攻撃を取りやめる方針を示したことで急落して引けていますが、本日はそのリバウンド的な戻り相場となっています。一先ず地政学リスクは後退する局面となりましたが、イスラエルやサウジを絡めた中東の緊張事態は今後も継続されるものと推測され、原油供給を巡る思惑が今後も交錯することになりそうです。
【貴金属市況】前日にイランへの軍事攻撃を米政権が見送ったことから、アジア時間でも軟調に推移する展開も節目の4600ドルがサポートされる保ち合いに推移しました。米国時間の昼頃にはトランプ大統領の次期FRB候補ハセット氏の指名断念が伝えられると、市場はドル高と長期金利の上昇の反応を示したことで金は一時4540ドル付近まで急落する場面も見られました。その後は売り物が一巡するとじりじりと戻り基調を回復するも4595.4ドル(−28.3)に続落して引けています。今週はイラン情勢の緊張と、パウエル議長の訴追問題に一時14日に4650.5ドルの史上最高値を更新する場面も見られましたが、週末にイランのデモを力で終息に向かわせる動きや、トランプのイエスマンであるハセット氏の議長指名断念に上下に100ドルぶれる展開となりました。来週はもう一人のトランプによる解任騒動のクック理事に対する最高裁の判断が出される見通しです。また、トランプ関税の是非を巡る判断も不確かながら近々下されるものと推測されます。1月に入っても最大金ETFのSPDR(スパイダー・ゴールド)は徐々に積み上げられ、本日は10トン強の増加となり今月の累計は15トン増(総量1070トン)を超えています。週明けの円換算は2万4200円前後になります。
良い週末をお過ごしください!
おはようございます
【金融・為替】3連休前(19日の月曜日は「キング牧師誕生日」で休場)のNY株式市場は3市場揃って小反落して引けています。ダウ平均は4万9359ドル(−83)に、ナスダック指数は2万3515(−14)に、S&P500市場は6940(−4)で引けています。為替市場はドル買い優勢の展開にドル指数は前日の99.0から99.3ポイントに年初来高値で引け、通貨ユーロは逆に1.159ドルに年初来安値で引けています。一方で、ドル円は片山財務相による度重なる円安牽制の動きもあり158円05銭に円高・ドル安で引け、今週は介入への警戒が高まりドル買い・円売りポジションが一時的に振るわれる一週間となりました。債券相場が上昇したことで米10年債利回りは同4.17%から4.22%に上昇して引けています。
この日注目された動きは、次期FRB議長の最有力候補と目されたハセット氏の指名をトランプ大統領が断念したことです。今週明けにパウエル議長が昨年のFRB本部の改修工事に関して裁判所から召喚を求められたことを公表し、政府による中央銀行に対する圧力だと非難しました。これを受けて主要国の中銀もパウエル氏に同調する動きを見せたことや、上院共和党の一部議員からも大統領が指名する候補に対して反対の意見を表明しました。最終的にFRB議長になるには上院での承認手続きが必要となることこもあり、トランプ大統領のハセット氏排除の決め手となったものと推測されます。こうなると残る有力候補はウォーシュ元FRB理事となるので、同氏の指名となればある程度FRBの独立性は担保されることになります。一方で、ウォーシュ候補はFRBでのキャリアではどちらかと言えばタカ派で、昨年の3度に渡る利下げ局面でも外から反対する意見を投じたこともあり、トランプ氏の緩和政策を推進する人物とは相いれない側面が残ります。トランプ氏は別のハト派人物=イエスマンに乗り換える可能性もあり、今後の人選が注目されることになります。ハセット氏指名の除外に対して金融市場は株安・債券安(金利上昇)・ドル高の反応を示しています。
【石油市況】原油は59.44ドル(+0.25)に、ブレント相場も64.13ドル(+0.37)に反発して引けています。前日にトランプ大統領がイランに対する軍事攻撃を取りやめる方針を示したことで急落して引けていますが、本日はそのリバウンド的な戻り相場となっています。一先ず地政学リスクは後退する局面となりましたが、イスラエルやサウジを絡めた中東の緊張事態は今後も継続されるものと推測され、原油供給を巡る思惑が今後も交錯することになりそうです。
【貴金属市況】前日にイランへの軍事攻撃を米政権が見送ったことから、アジア時間でも軟調に推移する展開も節目の4600ドルがサポートされる保ち合いに推移しました。米国時間の昼頃にはトランプ大統領の次期FRB候補ハセット氏の指名断念が伝えられると、市場はドル高と長期金利の上昇の反応を示したことで金は一時4540ドル付近まで急落する場面も見られました。その後は売り物が一巡するとじりじりと戻り基調を回復するも4595.4ドル(−28.3)に続落して引けています。今週はイラン情勢の緊張と、パウエル議長の訴追問題に一時14日に4650.5ドルの史上最高値を更新する場面も見られましたが、週末にイランのデモを力で終息に向かわせる動きや、トランプのイエスマンであるハセット氏の議長指名断念に上下に100ドルぶれる展開となりました。来週はもう一人のトランプによる解任騒動のクック理事に対する最高裁の判断が出される見通しです。また、トランプ関税の是非を巡る判断も不確かながら近々下されるものと推測されます。1月に入っても最大金ETFのSPDR(スパイダー・ゴールド)は徐々に積み上げられ、本日は10トン強の増加となり今月の累計は15トン増(総量1070トン)を超えています。週明けの円換算は2万4200円前後になります。
良い週末をお過ごしください!